今年、経験と思いバーガーキングとファーストキッチン(ウェンディーズ)に初めて行ってみました。感想としては普通ですね。そりゃ安いチェーンだから普通で当然ですが。

個人的にはハンバーガーチェーンではマックがもっとも安くて美味いと思います。コスパ最強。ハンバーガーもポテトもマックが一番美味しいと感じます。それでいて、値段は最安です。マックの次と言われたらモスバーガーかな。モスはマックより少し高いけど美味しいと思います。

ファーストキッチンでハンバーガーとポテト、飲み物のセットを注文したら1000円弱しました。マックはバリューセットで700円もしませんよね。

マクドナルド(MCD)は米国株投資家からの評価も高い優良銘柄です。フランチャイズ収入によって非常に高い利益率を実現していますが、競争力の源泉はそういうマネタイズモデルどうこうではなく、シンプルに安くて美味いってことだと思います。それに尽きるな。あれだけのクオリティのハンバーガーをあんなに安く、しかも世界中で提供できるなんて本当に凄い仕組みだと思います。

MCDの過去5年平均の営業利益率は33%、営業キャッシュフローマージンは27%。半端ないです。外食産業ってレッドオーシャンで儲からないイメージがあって、米国株投資を始めるまで米マクドナルドの収益性がこんなに高いとは露とも知りませんでした。初めてMCDのPLを見た時の驚きは今でも忘れられません。自分のエクセルデータがおかしいのか何度もチェックしましたよ。

外食ビジネスってブランド力どうこうではありませんね。「今日はマックじゃなくてモスに行こう」って感じで、消費者は簡単に他社に切り替えることができます。一部のITプラットフォーマーのようにネットワーク効果もないし、スイッチングコストも低いです。お客さんを満足させられる味と価格で勝負するしかありません。

マックは店舗は綺麗になったし、味も美味しいし値段も安い。この店舗オペレーションを世界中でフランチャイズ展開するなんて、到底他社が真似できるものではありません。完全なるワイドモート企業だと思います。過去10年のMCDの株式リターン(配当込み)は累積で321%と、S&P500指数を超えています。積極的な株主還元により純資産はマイナスでROEは測定不能です。

2020年予想EPS8.48ドルに基づくPERは23.3倍と安くはありませんが、MCDは長期保有にぴったりな優良銘柄です。私は個別株としてMCDは保有していませんが、VIG(バンガード連続増配株式ETF)を通してMCDに投資しています。ま、VIGに占めるMCDの割合はたったの2.6%ですけどね。。

ここ半年ほどMCDの株価は低迷気味ですが、それでもPERはS&P500指数のそれより高いです。同社の製品力と収益力の高さを考えれば仕方ないです。高いバリュエーションは妥当だと思います。

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MCD銘柄分析