※FY21(2021年12月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)をご紹介します。

基本情報

会社名メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)
ティッカーFB
創業2004年
上場2012年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数71,970
セクター情報技術
S&P格付
監査法人EY
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

割愛(総売上の98%が広告収入)

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

無配。自社株買い実績はあり。

連続増配年数

無配

過去10年の配当成長

無配

過去の株主リターン(年率、配当込み)

上場以来(2013~2021):+32.6%

バリュエーション指標(2022/2/6時点)

予想PER:16.5倍 最新情報はこちら

配当利回り:無配 最新情報はこちら

コメント

メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)は世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)を運営する企業です。現CEOマーク・ザッカーバーグ氏が、ハーバード大学在学中に同級生と共同で作成した学内交流サイトが起源です。

2012年5月にNY証券取引所に上場。

2021年12月末時点のMAU(月間アクティブユーザー数)は29.1億人、DAU(1日当たりのアクティブユーザー数)は19.3億人でした。

DAUは前年比では増加していますが、前四半期比では創業来初の減少となりました。

売上高の98%が広告収入です。収入の7割を米国、カナダ、欧州で稼いでいます。残りの3割がアジア等です。ユーザー数ではアジア諸国が多いですが、まだまだ広告単価が安いのか収益性は低いです。

メタバースに経営資源を集中させる方針で社名も変更しましたが、成果が出るにはまだ長い月日が必要というのが大方の見方です。

財務データを確認しましょう。

FY21(2021年12月期)の売上高は1,179億ドルで前年比+37%。ユーザー数の伸び以上に売上は伸びています。ユーザー数は9%、一人当たり単価は22%上昇しました。

FY21の純利益は394億ドルで前年比+35%。メタバース関連を含む「リアリティラボ」事業は赤字ですが、既存の広告ビジネスは相変わらずキャッシュマシーンです。

粗利率81%、営業利益率39%と一般的には超高収益と言えますが、数年前の同社と比べると悪化しています。新規投資に加えて、コンテンツ監視など人的コストの増加が利益を圧迫しています。

負債純資産を見ると自己資本(純資産)が厚いことがわかります。手元現金も豊富で負債も少なく財務は極めて安全です。裏を返せば、もっと資金を株主に還元して純資産を削る余地があるとも言えますが、メタバースへの投資を考えると配当を出すのはまだ先になると思われます。

まだ無配ですが、自社株買いはFY17から継続して実施しています。FY21の買い戻し額は445億ドル。純利益とほぼ同額の買い戻しを行いました。

決算発表後25%近い大暴落を演じたメタ。予想PERは16倍台と収益力を考えるとさすがに売られ過ぎに見えるものの、ウォール街には慎重論が多いようです。