※2022年12月期決算データ反映、コメント刷新
S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。
今回はグーグル親会社のアルファベット(GOOGL)をご紹介します。
基本情報
会社名 | アルファベット |
ティッカー | GOOGL |
創業 | 1998年 |
上場 | 2004年 |
決算 | 12月 |
本社所在地 | カリフォルニア州 |
従業員数 | 150,028 |
セクター | 情報技術 |
S&P格付 | AA |
監査法人 | EY |
ダウ30 | × |
S&P100 | 〇 |
S&P500 | 〇 |
ナスダック100 | 〇 |
ラッセル1000 | 〇 |
地域別情報
地域別売上構成比
地域別売上高推移
セグメント情報
セグメント別売上構成比
セグメント別売上高推移
業績
キャッシュフロー
バランスシート
資産
負債純資産
株主還元
無配。自社株買い実績はあり。
連続増配年数
無配
過去10年の配当成長
無配
過去の株主リターン(年率、配当込み)
過去10年(2013~2022):+17.4%
設立以来(2005~2022):+17.5%
バリュエーション指標(2023/2/3時点)
予想PER:18.2倍 最新情報はこちら
配当利回り:無配 最新情報はこちら
コメント
アルファベットは2015年に設立されたグーグルの持株親会社です。スタンフォード大学に在籍していたラリー・ペイジ氏とセルゲイ・プリン氏が「世界の情報を整理する」というミッションを掲げ、1998年に設立しました。
グローバルでビジネスを展開していますが、規制のため中国での売上高はありません。売上の半分弱が米国、3割強が欧州です。
2019年に共同創業者のラリー・ペイジCEOとサーゲイ・ブリン社長が退任し、スンダー・ピチャイ氏がアルファベットのCEOに就任しました。
CEO交代の影響なのか、FY19より今まで非公開だったYouTubeやクラウド事業の収入を公開しました。主な開示セグメントは以下の4つ
・グーグル広告
・YouTube広告
・グーグルネットワーク
・クラウド
「グーグル広告」はググって検索した際にページ上部などに表示される広告です。グーグル全体の61%を占めます。
「YouTube広告」は動画ストリーミングのプラットフォームYouTubeで得た広告収入です。動画と音で視聴者に遡及できるYouTube広告の効果は非常に高いと、毎日YouTubeを観ていて感じます。
「グーグルネットワーク」は私がこのブログで貼っているアドセンス広告を含みます。
「クラウド」はGoogle Cloud Platform(GCP)の収益です。アマゾン、マイクロソフトの背中を追いかけています。
2021年に1対20の株式分割を発表しました。
FY22の売上高は2,823億ドルで前年比+10%。リーマンショックがあった09年並みの低い成長率に終わりました。景気後退もありますが、コロナ禍で急成長した前年の成長が大きかった反動もあるでしょう。
セグメント別の売上成長率は以下の通り。
グーグル広告+9%
YouTube広告+1%
その他広告+3%
グーグルクラウド+37%
純利益は599億ドルで減益となりました。
配当はまだありませんが、自社株買いの規模は年々増えています。22年度は592億ドルと純利益とほぼ同額の買い戻しを実施しました。
お疲れ様です。いつも楽しく拝見させていただいてます。
GOOGは先の決算はすごかったですね。
時価総額もAMZNに肉薄していますし。
私的にGOOGの多くのサービスを利用しているので株主になりたいのですが1つ買っとくかーで買えないお値段なんで分割は嬉しいですね。
欲を言えば微々たるものでいいので配当が欲しいですね。
お疲れ様です。
フェイスブック(メタ)と明暗が分かれましたね。
確かに配当払って欲しいですが、今は自社株買いの規模がかつてとは比べ物にならない規模になってますね。
これほど株主還元をしつつ、成長を継続できるのは凄いと思います。
QQQを通してわずかですが投資していきたいです。