※FY20(2020年12月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はアマゾン・ドット・コム(AMZN)をご紹介します。

基本情報

会社名 アマゾン・ドット・コム
ティッカー AMZN
創業 1994年
上場 1997年
決算 12月
本社所在地 ワシントン州
従業員数 1,298,000
セクター 一般消費財
S&P格付 AA-
監査法人  EY
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

セグメント利益率推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

無配。自社株買い実績もなし。

連続増配年数

無配

過去10年の配当成長

無配

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2011~2020):+33.6%
過去20年(2001~2020):+30.6%

バリュエーション指標(2021/2/7時点)

予想PER:50.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:無配 最新情報はこちら

コメント

アマゾン・ドット・コム(AMZN)は、言わずと知れた世界最大の電子商取引企業です。従業員数128万人の巨大企業。

アマゾンに今までお世話になったことがない人は、ほとんどいないでしょう。私はネット通販はほとんど使わないものの、最近はプライムビデオのお世話になっています。

売上高の7割が米国です。国土が広い米国は日本よりもネット通販の需要が高そうです。ドイツ、英国、日本と続きます。

以下は開示している最も細かい事業区分です。
・オンラインストア
・実店舗
・サードパーティーセラーサービス
・サブスクリプションサービス
・AWS

「オンラインストア」はデジタルコンテンツを含むネット通販収入です。kindleでの書籍販売収入もこのカテゴリーに含まれます。

「実店舗」は2017年8月に買収した高級スーパーのホールフーズ・マーケットが主です。

「サードパーティセラーサービス」とはマーケットプレイスに出品してくれる事業主に対するサービス提供です。具体的には、物流拠点であるフルフィルメントセンターで商品の保管、注文処理、出荷処理、カスタマーサービスを代行しています。

「サブスクリプション・サービス」はアマゾンプライムメンバーの会費収入が含まれます。AWS以外のあらゆるサブスクリプション収入が含まれます。

「AWS」はAmazon Web Servicesの略で、クラウドコンピューティングを提供しています。世界のクラウド市場でAWSは業界トップの地位にあります。

2021年2月、創業者兼CEOのジェフベゾス氏が会長に退き、後任にアンディ・ジャシー氏が就任すると発表。ジャシー氏は1997年にハーバード大を卒業後アマゾンに入社。AWS事業を一から構築した人物です。

財務データを確認しましょう。

もの凄いスピードで成長しています。売上高はこの10年で10倍超に成長。徐々に利益も残るようになっています。特にAWSが粗利改善に貢献しています。AWSの利益率は驚くほど高いです。

FY20(2020年12月期)の売上高は3860億ドルで前年比+38%。

事業別の伸長率は以下の通り。
北米:+38%
インターナショナル:+40%
AWS:+30%

コロナ禍でオンラインショッピングへの移行が加速した恩恵を受けています。一方で、AWSの成長率は競合のAzure(マイクロソフト)、グーグルクラウドに劣っています。

FY20の純利益は213億ドルで前年比+84%。営業利益も+58%と順調。営業利益の6割以上をAWSが稼ぎ出しています。AWS部門の営業利益は135億ドルで前年比+47%。

営業CFは660億ドルで前年比+72%。営業CFマージンは17%と過去最高を記録。一方でフリーCFは+20%に留まっており、将来への投資に資金を投じていることがわかります。

バランスシートを見てみましょう。事業拡大に伴って総資産も増加基調。2020年末時点の総資産額は3212億ドルで前年比+43%。倉庫やデータセンター等の有形固定資産がもっとも大きな項目です。

株主還元は配当、自社株買いともに実績なしです。