ウェルズファーゴを損切り。過去最大の売却損失。
ウェルズファーゴ(WFC)を売却しました。1銘柄の損失としては過去最大の53万円。手取りで50万円稼ぐのがどれだけ大変か。これでもド真剣に判断した結果なのです。私は負けたんです、試合に。
仕事でミスして上司に怒られると気持ちは落ち込みますが、給料は減りません。賞与査定が悪くなる恐れはありますが、せいぜい10万円変わるかどうかです。典型的な日本の大企業勤務で、しかも平社員なので評価給なんてごくわずかです。
それに引き換え、株式投資の世界は厳しい。投資判断という「仕事」をミスると莫大な金を奪われます。誰からも怒られないけど、仕事で上司に指導されるよりも遥かに気持ちは落ち込みます。
なんであの時〇〇を買ったのか。なぜあそこで売らなかったのか。たられば妄想が脳内を何度も駆け巡ります。しかし、現実は変わらない。
こうやってブログでネタにしてますけど、私は至って真剣です。損してもいいなんて微塵も思ってないです。これまでは損失を給料からの入金でカバーできましたが、運用資産が3千万円に届きそうな今となってはその裏技はもう使えません。
株で儲けないと金融資産は増えない。そういうフェーズに来ました。これまでの失敗もあって投資の考え方はだいぶ変わりました。米株を始めた4年前の自分と比べれば、投資スキルは上達したと信じています(たぶん)。
ここから挽回してみせます。40代で億に到達したい。
譲渡損失を繰越控除するため確定申告が必要になりそうです。虚しいし、悔しい!(涙
さて、前置きが長くなりました。税金の話をします。
WFCの譲渡損失が約50万円出たわけですが、これは配当所得と相殺できます。特定口座なので確定申告も不要。
なんですが、今日楽天証券にログインして、とあることに気が付きました。
それは、すでに2020年の累計譲渡損失が年間配当(予想)を超えているという事実です。これはヤバい。考えてなかった。
コロナ暴落後にポートフォリオを見直しまして、その際にIBMを売って結構な損が出ました。30万円ちょいだったかな。他にもHDVの一部売却やファイザー売却などちょくちょくあり、すでに今年の売却損失は100万円を超えていたことがわかりました。
2020年の配当は100万円には届かないと思います。WFC減配したし、低配当なマイクロソフトを買ったし。
8月20日現在の累積配当(2020年)は5,500ドルほど。年間で8,000ドルを超えるかどうかってところでしょうか。日本円で90万円ほど。
売却損失(譲渡損失)が100万円超で配当所得が90万円ということは、相殺し切れず残ってしまう譲渡損失が少なくとも10万円は出るということ。実際は20万円近くになると思います。
はー、なんかアホらし。高配当株を買ってたくさん配当を貰うはいいけど、その配当以上のキャピタルロスを実現させるなんて。悔しい。というか虚しい。
手続き的にも面倒でテンション下がります。配当や売却益と相殺し切れない譲渡損失は、確定申告をしないと翌年以降に繰り越すことができません。確定申告をすれば最大3年繰越控除が可能です。
特定口座であっても、繰越控除は確定申告が必要。これは面倒だー。外国税額控除以外の確定申告やったことないから、要領いまいちわからんし。
繰越控除できる譲渡損失が仮に20万円としたら、税率20%かけたら4万円です。4万はでかい。少額だからいいやと捨てることはできない金額です。だから確定申告やらないなとなあ。はー、せっかく特定口座なのに台無し。
税務戦略は大切
税引後リターンを最大化する上では、なるべく税金を払わないこと。同じリターンならインカムよりキャピタルの方がいい。還付される税金があるならきちんと申告しましょう。非課税口座も利用したほうがいいです。長期投資では税務戦略も大切です。
この世で確かなもの(避けられないもの)、それは死と税金だけだ。
ベンジャミン・フランクリン
確かに税から完全に逃れることは不可能だけど、納めなくていい税まで払うのはなるべく避けたいですね。
私も譲渡損失を繰り越しています。確定申告が面倒であれば、含み益がある銘柄をいったん売却すれば良いのではないでしょうか?
おっしゃる通りですね。
ちょうど今日それを考えていました。
ちょっと作戦を練ります。確定申告は面倒です。
毎回投資ブログを楽しませてもらっているのにこう言うのもなんですが、
Hiroさんには投資の才能が無いと思いますよ、客観的に見て…
もう全てETFにするか、銀行預金にすべきではないでしょうか…
あの時ああしていれば、とかこうしていれば良かったというのはマインドワンダリングと言って
前頭前野の機能が低下し、冷静な判断力が出来なくなる状態にあります。
余計な事をと思われるかもしれませんが、老婆心という事でご理解ください。
はい、ご意見ありがとうございます。
Hiroさん
ゆきっちといいます。
いつもブログを読ませていただいています。
毎日しっかりとした記事を投稿されていて、すばらしいです。
私もここ2年ほどブログを書いていますが、
内容もペラペラで毎日更新も出来ていません。
本当にHiroさんはすごい。
年間予定配当総額よりも確定損失が上回ってしまったという事ですが、
手間をかけて確定申告するよりも、手持ちの銘柄で評価益があるものを
利確して相殺してしまった方が良いかもしれませんよ。
もちろん、もともと来年確定申告をする予定でしたら、
それはそれで手間はかかりませんが。。
私もたまにポートフォリオの見直しをしますが、予定外の利益・損失確定
があると、年間損益の管理が大変ですよね。
それでは、これからも更新を楽しみにしています。
以上です。
ゆきっちさん
いつもご覧下さりありがとうございます。
なぜかこの記事を書いているときは利確して通算すればいいという基本的なことに思いが至らなかったです。
おっしゃる通り、いくらか利益を確定させた方がいいかもしれません。
となると、かなり利益が乗ったアップルを一部売却するのが有力案となります。
しかし、どこまで上がり続けそうな?アップルを手放すのはやや不安もあります。
なんかPER40倍にまで上がりそうな勢いです。
いくらアップルと言えども、さすがにそれは行き過ぎな気もするので、税金のための一部売却はリバランスの良いきっかけになるかもしれません。
ちょっとしばらく悩みます!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
いつも楽しく拝見しております。日本株の場合は先物使ってポートフォリオを維持したまま益出し・損出し自在ですが(現物売りと先物買いを寄成で注文し、先物を翌日に現引きする)、米国株だとそれができる証券会社の口座は限られているのかもしれません。私は毎年確定申告していて確かにそれなりに面倒ですが、そこまでハードルは高くないですよ。特定口座に入れておいても、M&A絡みで勝手に一般口座に振り替えられたりとかもありますし。事務手間避けるためにポートフォリオ弄るというのも本末転倒という考え方もあります。良いブログネタになると前向きにとらえるのもありなのではないでしょうか。
いつもお世話様です。
外国税額控除の確定申告も最初はよくわからなかったですが、慣れてしまえば簡単ですね。
ただやっぱり未知のことは最初だけはコストが高いですね。色々調べたりと。
ブログネタという発想はありませんが、良い経験にはなるかなとは思います。
その方向性もありですが、今のところ益出しして何とか損失を使い切りたい気持ちの方が強いです。
こんばんは。
今夜は売買は切り上げて、Hiroさんのブログにお邪魔させていただきました。
いつも興味深い記事ありがとうございます。
売却損失ですか、アップル手放すの嫌ですよね。
もし売却された場合は、またタイミングを見て買い戻すのですよね?
トレーダーのcisさんは、株式投資を始められたころ、1000万を104万に減らしたそうです。cisさんでもそんな失敗もしたんだな、とちょっと気が楽になりましたけど・・・あと、ミスしても、そこから学んでいけば良いだけですしね。ドンマイです、これからです。
今後もブログ楽しみにしております。
私はもともとポートフォリオに占める1銘柄の割合を5%と決めて運用しています。
以前は10%にしていましたが、XOMやMOと痛い目にあって5%に変更しました。
アップルも当初は5%未満でしたが、株価上昇のせい(おかげ)で今は10%を超えちゃいました。
いくらか利確しても5%超の保有割合になるので、当面は追加で買わないと思います。
将来的には買い増す時も来ると思いますが。
cisさんの本読んだことあります。
レベルが違うなと思いました。ああいう人は幼少期から考えていることが違います。
長期投資はミスしてそれを修正するのに下手したら年単位かかるのがしんどいです。。
勉強勉強と言って何年経つことやら。
今後もよろしくお願いいたします。
あれ?米国株の現地配当課税の還付って特定口座でも確定申告しないと
取り戻せないんじゃなかったでしたっけ?
そこそこ所得税は払ってて年間配当80万円ならほぼ全額還付されると思いますが
今までしてないのかな?
外国税額控除は確定申告必要ですね。それはちゃんとやってます。
過去記事で配当金は浮輪のようなものと表現していた記憶があるがその浮輪は穴があいている沈んでいる。
キャピタルに乗り換えられては?
そういう面もありますね。