長期金利が上向き出してから、株式相場も荒れ気味ですね。特にグロース株の値動きは激しいです。

私が普段ウォッチしている銘柄では、テスラ(TSLA)、ペイパル(PYPL)、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、台湾セミコンダクター(TSM)とかは平気で1日5%以上動きます。テスラにいたっては二桁%の値動きもざらです。まあ、テスラはバリュエーションが金利に左右される面が大きいので仕方ないですけどね。

持論ですが、インフレ率も長期金利もそんな急激には上がらないと予想します。

直感です。確信はないですよ、もちろん。歴史に学べるようで学べない感じがする。大統領もFRB議長も財務長官も、誰も今後5年10年の金利や景気を確信を持って予想している人はいないでしょう。

マーケットも金利が上がるのが下がるのか判断しかねています。

これからも債券利回りが上昇して、株式、特にグロース株が叩き売られる展開は度々あると思います。でも、結局は債券は買われて利回りは低下し、株価は上がっていくのではないでしょうか。

「こ、こんどこそインフレか、金利は突き抜けるか!」

「ふ~、、今回もはったりかー、ホッ。」

というやり取りを何度も何度も繰り返しながら、気が付いたらS&P500、ナスダックともに最高値を更新し続ける。そんな怖いけど楽しい?マーケットになるのではと思います。2020年代は。特に前半。

金利が上下する度にジェットコースターのようにグワングワン揺れながら、高度を上げていく。ジグザグジグザグ坂道を登っていく。

ガチホする覚悟が試される時です。特にグロース株投資家はしっかりシートベルトを締めておかないと、振り落とされるかもしれません。

リスク許容度は人それぞれ。不安があるなら無理してグロース株は保有せずに、インデックスでやり過ごすのも賢い選択肢だと思います。インデックスもそれなりに荒れるでしょうが、テスラのような株価が遠い将来の利益に依存する成長株に比べれば安心して持てるはずです。

私は金利は低位で推移すると予想している派です。米10年債利回りは2%、3%台には乗るかもしれないけど、ゆっくりと上がっていくと思います。なんやかんやで1%台で収まるかも、、とこれは楽観的過ぎるかな。

だからグロース株は伸びる。ガチホする価値はある。安易に今からバリュー株に乗り換えるのは得策ではないと思います。すでに結構上がってるし。バフェットはシェブロン、ベライゾンを買っていたけどもね。

どうでしょう。未来はわからない。これから10年もしかしたらバリュー株の時代が来るかもしれない。

色んな見解があるでしょうが、私は結局は2020年代もグロース株がアウトパフォームすると予想します。バリュー株の時代が到来するのはもう10年後かなと。

ただし、2020年代は2010年代と異なる点がありそうです。リスクが高まることです。ボラティリティが高まると言い換えても良いです。不安定な金利という雨雲が常に株式相場を覆っています。折り畳み傘を持ち歩かないと。

ファイナンス用語でカッコつけて言わせてもらうと、グロース株のリターンは引き続き期待できるけど、リスク調整後リターンは悪くなるだろうなって思います。

リターンに注目しがちですけど、リスクを抑えることも大切です。これから10年冬眠できるならボラティリティなんて気にしなくていいんですけど、それは無理なわけで。それどころか、毎日欠かさず株価を見てしまうでしょ。わかりますよ、私もそうなのでw。

ガチホできればグロース株投資家は10年後笑っていると思います。笑って2030年を迎えたいので、アップル(AAPL)やテキサス・インスツルメンツ(TXN)、スターバックス(SBUX)などはガチホする心づもりです。もう一つ半導体銘柄を買おうか迷ってます、最近。

でも、自分の予想が正しいという確信はないので、バリュー株というか景気安定株もポートフォリオに入れておきます。ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)やプロクター&ギャンブル(PG)などは、どんな経済環境でも安心して保有できる銘柄です。