恥をしのんで、2020年度の主な売却損失を晒します。
ウェルズファーゴ:▲54万円
IBM:▲40万円
ファイザー:▲10万円
HDV:▲13万円
利確は一つもありません。全て損切りです。2020年度の累計譲渡損失は1,212,816円。楽天証券の売買履歴で確認しました。
120万円もの損失。これは勉強代だと思って自分を慰めています。そうやって自分を正当化しないと辛過ぎてやっていけないです。
だいたいさ、思うんだけど、身銭を切って失敗せずに、始めから確固たる投資哲学、理論を持ってポートフォリオを組んでガチホして、しっかり結果を残せる人ってどういうマインドしてるんですか。そういう人稀にいますよね。尊敬しますわ。
120万円という詐欺の投資セミナー代どころではないお金を払って、ポートフォリオを組み替えてきました。投資観は米株を始めた4年前とは様変わりしました。
配当利回りはほどほどにして、長期的な配当成長(利益成長)を重視する。業績が伸びている企業をシンプルに買い持ちする。バリュエーションは大事だけど、優良株の株価が突然落ちてくるなんて思わず「ほどほどの価格」で買う。このあたりが大切なのかなと思います。
譲渡損失が配当と相殺し切れないから、一部利益確定を検討中。益出しは爆益のアップルかあるいは・・
さて、最近税金関係で悩んでいます。上記の通り、コロナ禍もあって銘柄入替(損切り)を頻繁に行ったため、譲渡損失が120万円にも上っています。これは2020年の予想配当(おそらく90万円前後)を超えています。
120万(譲渡損失)-90万(配当所得)とすると30万円の損が損益通算し切れずに残ってしまう見込みです。こういった今年度の利益と相殺できない損失は翌年以降に繰り越すができます。ただし、確定申告が必要です。
「はー、確定申告か面倒だな・・」と思っていたのですが、含み益がある銘柄を一部利益確定しちゃえばいいじゃん、という至極基本的な税金対策に考えが至ってませんでした。読者さんにもコメントでそんなアドバイスを頂きました。
税金対策以外では、以下の目的で一部売却したい思いが以前からありました。
・爆上げしているアップル(AAPL)のリバランス
・特定口座の銘柄をNISA口座へ振替(まだ2020年のNISA使い切れてない)
これも大変お恥ずかしい内容ですが、保有銘柄の含み損益を晒します(2020年8月22日現在)。
エネルギー株の爆損を見る前に(SLBとかw)、アップルの爆益見て下さいー。買値96万円で時価300万円です! アップル様様。
おかげさまでAAPLの構成比は11%と目安の5%を大幅に超えています。AAPLを一部売却して、他の銘柄、ABTやLMTあたりに振り替えるのはありかなとも思います。リバランスってやつです。
ただAAPLは今凄まじく強い上昇相場の中にあって、バリュエーション無視でさらに上がっていきそうな気もします。今朝も目覚めてiPhoneチェックしたら+5%で驚きました。
アップルの今年のEPS予想は13ドル前後。株価は500ドルに届きそうです(分割前)。つまり、PERは40倍弱ということ。普通に考えて割高。ニフティフィフティ相場を彷彿とさせます。
ただし、マーケットというのは割高だからすぐに下がるわけじゃないし、逆に割安だからってすぐに上がるわけでもありません。まあ、タイミングを考えたところでどうせ底値も上値もわかりません。
リバランス以外で売りたい理由があるとしたら、特定口座からNISA口座への移管です。120万円のうち25万円くらい枠が残っています。ただ、25万円くらいじゃ、30万円の売却益捻出は当然無理ですけどね。
NISA口座で売却損を出すのは最悪です。特定口座なら今回みたく配当と相殺できますが、NISA口座はできません。私は過去AT&Tなど高配当個別株をNISAで買って、損切りしてきました。
その反省を生かして、ここ最近はNISAではETFしか買ってません。今年はバンガード連続増配増配株ETF(VIG)をNISAで買ってきました。利回りは低めですが安全を重視して。
HDVを特定口座で持ってるから、それをNISA口座に移管するのはありかも。ただHDVは含み益が少額だから、譲渡損失の埋め合わせにはほとんど使えませんね。
うーん、こうやって含み損益状況を改めてチェックすると、30万円の損失を簡単に埋め合わせることができるのはアップルくらいしかないなあ。悩ましいけど、アップルを売るしかないかな・・。リバランスにもなるし。
まあ、無理に売らずに確定申告して繰越控除するのもありなんですけどね。もうちょい悩みます。今のところ気持ちはAAPLの一部売却に傾いてます。
Hiroさん
はじめまして。
いつもためになる記事をありがとうございます。
>悩ましいけど、アップルを売るしかないかな・・。リバランスにもなるし。
比較的相場の平穏な時期を狙って、売った翌日に買い戻すのはどうでしょうか?
個人であればクロス取引は問題ないかと。
コメントありがとうございます。
確かに買い戻すのもありですね。
ただ、ややAAPLに偏ったポートフォリオになってきたので、リバランスの方がいいかなあと。
それにしてもどこまで上がることやら。
毎日読ませていただいています。
私も同じ失敗をしています。
約1年前の決算発表時のソフトバンク孫さんのコメント聞いて、考えを改めました。その説明では平成初期のワールド資産ランキングと今を比較するされていました。再生産コストがほぼゼロのインターネット企業が生き残ると確信しました。今は配当よりもその企業が醸し出す生産性に注目しています。
いつもありがとうございます。
これほど社会の変化が早いと、マーケットの歴史から学ぶべき部分と、「今回は違う」部分とを区分して考える必要がありますね。
結局、継続的にEPSを成長させられる企業に投資することが大切なわけですが。
テクノロジー企業のPLを見ると、この相場でも決してバブルではないなと思います。
割安感はないですが。
難しい局面ですね。
S&P500指数は高値更新してますが、いまだに半分以上の企業が年初来マイナスです。
Hiroさん
いつも楽しく読んでいます。
アップルに投資してなかったら恐ろしいですね(^^;)
投資銘柄は違いますがお互い頑張りましょう
しゅうさん、いつもお世話になります。
ほんとそうなんです。アップルの利益で何とか他のバリュー株の損失を取り戻している感じです。
冷や汗もんですよ。
はい、がんばりましょう。
いつも楽しく拝見させていただいております。
税金対策のためにアップル株をリバランスするのは私は良くないと思っております。
アップルはこのコロナ化でも堅調に株価が上がっており、2023年には3兆円企業になるとの話も上がってます。
今は強い株がより上がる流れなので、税金対策とゆう投資の+αの為だけに今後の上昇分の動力を手放すのは勿体ないかと思います。
このブログからいつも教えていただいている自分がどの立場でコメントしているんだって思いましたが、
僭越ながらコメントさせて頂きました。
ちなみに自分のポートフォリオもアップルが16%超になってしまってます
他の株買っても勝手に比率が上がっていくのでもうバランスとか諦めました。
そうですかー、アップルが3兆ドル企業になるには、何らか追加の成長ドライバーが必要かなと個人的には思っていました。
今の子どもたちはテレビではなくみんなスマホですね。
そういう世代がドンドン増えていくに連れて、アップルの利益も拡大していくのは想像できます。
アップルはGAFAの中では規制リスクも低いですし。
確かにまだまだ上がっていくシナリオも想定されます。
が、PER40倍という数値を甘く見ない方がいい気もしております。
かなり迷います。
ご意見ありがとうございました。参考になります。
自分は、年間譲渡益20万以下にするように益出しして買い戻してます!
20万以下なら譲渡益所得税がかかりませんから最大3万くらいの節税なります!
特定口座(源泉徴収なし)のパターンということですかね。
免税に勝るものではないですね。
源泉徴収ありでも、確定申告すれば20万以下の譲渡益なら所得税分は還付されるはずです。
自分がこの間、確定申告したときはそれで還付されました。
そうなんですね!
情報ありがとうございます。
すみません。さきのコメントは間違えで、収入が少なくて譲渡益に基礎控除が使えたから税金の譲渡益課税の還付があったみたいです。
やはり、譲渡益課税をケチるなら特定口座の源泉徴収なしでやるべきですね。(T ^ T)
なるほど、了解です。
訂正ありがとうございます。
いつも記事の配信楽しみにしております^^
リバランスは聞こえはいいですが、成長を切り崩して低成長へ振り分けることでもあります。出口がまだ先なのに将来のリターンを捨てることになるかもしれません。
ましてやAppleはコロナ勝組銘柄です。今後どれだけの恩恵を受けるか誰にもわかりませんが、せっかくつかんだチャンスを切り崩すのはあまりにももったいないと思います。
MSFTは2000年代はくそ株でしたが今は違います。その後どうなったかはお分かりですね。Appleはまさに変貌途中。
AAPL
GOOGL
MSFT
AMZN
FB
QQQ
VGT
各年始来リターンを比較してみてください。
アップルはオーバーバリュー、妥当と意見が2分していますね。
リバランスを考えると言っておきながらなんですが、私もさほど割高とは見ていません。
PER30倍台前半なら許容範囲とは思えます。
これから人々がiPhoneで過ごす時間が長くなっていく一方ですし。
消費者向けのテクノロジーセクターは、思わぬマネタイズの機会が生まれることも多いですね。
与えている価値に対して金銭報酬を受け取れていない分が相当金額あるように思います。
それはアップルだけではなく。むしろアルファベットやフェイスブックにこそその余地が残っているかもしれません。
とりあえず、年末までまだあと4ヵ月あるのでそれまでは保留かなと思っています。
コメントありがとうございます。
こんにちは^^
Appleは割高だと感じますが、基本的にマーケット価格は正しいと思います。
Appleの将来性も買われていると感じます。iphone・ipad・air podspro・ウォッチ・TVとMac以外そろいましたが、一度このエコシステムに入ると出れないです。アップルの癒着性は想像以上でした。
特にウォッチとAirpods proは感激ものでした!アップル株主なら是非身に着けてほしいものです。よりアップルの将来性に自身が増すと思います。
私は今ではアップルPF39%までになりました。それでもリバランスはしません。将来的にまだまだ成長できると確信しているのでホールドします。バフェットは44%まで来てますからね笑
こんばんは。
これだけ情報が一瞬で行きわたる時代、マーケットがミスを犯す可能性は極めて低いですよね。
ましてや自分がマーケットよりも賢いなんてあり得ないなと思います。
以前から思ってましたが、実際に投資を続ける中でより一層そう思うようになりました。
アップルでPF39%とはバークシャー並みですね!
バフェットは切るべき株は損失でもしっかり切って、最後はきちんと長期保有できる銘柄に集中投資してきますね。
やはりまだまだ銘柄選別眼は衰えてません。
皆さんのご意見を聞いていると、アップルリバランスの気持ちがちょっと萎えてきました。
ブログやってこうやってコメント頂けることがメリットなのか、むしろデメリットなのか(笑
アップルウォッチもエアポッズも使ったことないので、ぜひアップル株主としてもっとどっぷりそのエコシステムに浸ってみようと思います。
Macを買うのはちょっと抵抗ありますが、この2つなら比較的手ごろですし。
今すぐPMとXOMとMOを売りましょう!税金云々考える前にポートフォリオを健全にする事を考えましょう。もう少し銘柄を絞りましょう。PERが高いから割高という考えも捨てましょう。今年のアゲアゲ相場でトータル損益ほぼゼロはポートフォリオのまずさからです。昔の自分がヒロさんみたいな投資法で全く増えないどころか資産が減っていきます。ヒロさんの企業分析はわかりやすくてすばらしいです。応援しています。
ご意見ありがとうございます。
石油は悩ましいのですが(エクソンはダウからも消えましたし)、タバコはホールドし続けるつもりです。
斜陽産業なのは間違ないですが、バリュー株の中でももっともチャンスがあると見ています。
もちろん結果がどうなるかはわかりませんし自己責任です。
応援ありがとうございます。
わあ、Hiroさん・・・減らしましたね・・・。
石油株は、3月・4月に売却を考えなかったのでしょうか?
決算業務が多忙で株価やニュースを見ていなかったとか、情報収集ができていなかったのでしょうか。
それとも、株価はすぐ戻ると判断されたのでしょうか。すみません、純粋に疑問に思ったので質問させてください。
私もHiroさんに色々教えてもらっている立場で何言ってるんだと自分でも思うのですが、本当にごめんなさい。
Hiroさん、もしかしたら、手段が目的になってしまっていませんか?
資産を増やすのが目的なのですから、今は、100%AAPLでも良いのに(失速しそうになったら、すぐ売却すれば良いことですよね)。どうしても損失の埋め合わせをするなら、私だったら、JNJ、KO、ABBV、MDTをリストラします。
シーゲル教授の著書は、ある種「たら・れば」本です。Grow Rich Very Slowlyは、良いと思いません。slowlyの理由は、堅実だからではなくて、単に、機会損失をしているからです。
Hiroさん流で良くないですか?
ご意見ありがとうございます。
石油はあの時は売却しなかったですね。意思決定背景はうまく言語化できません。
ブログ名はもう変えようかなと思ってます。さすがに。
「シーゲル流~」という文言はもう要らないかなと。
アップル3バガー達成おめでとうございます!凄まじいリターンですね。1年ちょいですかね?
私も高配当(配当利回りを基準に投資スタイル)やめて順張り&成長株スタイルにしてからすこぶるリターンがいいです。コロナ前に変更できていたので恩恵は大きかったです^^
高配当は難易度超高いと感じています。真のバリュー投資はプロでしか不可能ではと感じています。
個人投資家は70~80%ETF(VTI50% QQQ20%)・グロース個別株10~20%・キャッシュ10%くらいが、今後も安定して平均リターン以上が出る水準かなと感じています。
アップルで10バガーもあり得そうですね^^ 今のGAFAMを見ていると今からインド市場も解放されますし、成長の芽は早期に買収、市場シェア的に独占による解体も微妙などを考えると
次のGAFAM株を探すor小型株で10バガー狙うより、GAFAMでも達成できる可能性は十分あると感じています。安定かつ高成長なので大型グロース・・・いやバリューでもありますね。素直にベットしているほうが報われるような気がします。
GoogleとFB以外は一旦大きな調整は来そうな感じはしますが、長期的にはまだまだ成長の余地が十分ありますので時間をおいて再び最高値更新していくと見ています。タイミングはわからないので暴落は受け入れますw
2年弱ですかね。
まさか3倍になるとは当時は思いもしませんでした。
そもそもコロナ禍が追い風になっている面があるので、予測できなくて当然ですけどね。
おっしゃる通り、高配当株は難易度高いですね。
万年高配当ということは、それだけマーケットの期待が低いままというわけなので、それをホールドし続けて最後に結果を出すのは精神的にしんどい作業です。
リスク・リターンを考えると個別株すら不要で、すべてETFでいいのかなと思うこともあります。
今くらいのPERだとそんなに慌てて売るレベルではないと思っています。おっしゃる通り、素直に持っておく方が得策ですかね。
ITバブルの時はマイクロソフトのPERが80倍、シスコが180倍でしたっけ。
さすがにそのレベルになると益出し目的がなくても売りたくなります。
今回は買い戻しで益出しだけするのもありかもしれません。
コメントありがとうございます。
石油系個別切ってエネルギーセクターETFとかどうですかね。
石油が具体的にいつ頃まで世の中を支えるかはわからないので何ともですが、
エネルギーセクター≠石油セクターですからね。
現状そう、ってだけで石油が淘汰されたあとの世界では構成銘柄が代替エネルギーにスイッチするだけでしょうから、
超超長期的に見れば今は買い込み時か、なんて思っています。
配当利回りもVDE, XLEともに6%前後ですし。
エクソンは石油メジャーの中でも特に風力などの新エネルギーには投資せずに石油に固執しています。
その経営判断が外れた時の損失リスクを低減するためにも、分散はありかもしれません。
一時期シェブロンと分散させようかと思ったこともありますが、シェブロンの経営方針もエクソンのそれと似てますね。
米系と欧州系の石油メジャーで経営方針がこれほど異なるのは珍しいと思います。
それだけ時代の過渡期ということでしょうか。
いまはVDEも利回り6%もあるのですか。
実は昔VDE持ってました。多分記事にもしています。
当時の利回りは確か2%台だったような。。
それだけ株価が落ちたということですね。
こんばんは。1000万投資したeMAXIS Slim 米国株(S&P500)がプラ転しました。3月にHiroさんに助言していただいたお蔭で売らずにすみました。ありがとうございました。またS&P500が暴落してもバイ&ホールド出来そうです。これからもよろしくお願い申し上げます。
こんばんは。
銘柄選別に議論が集まりますが、そもそもこの上昇相場に乗れる乗れないが最初の別れ道でしたね。
未知の新型ウイルス流行で先行き不透明な中、株式を保有し続けるのはとてもリスクがあることです。
そんな中、株式と言うリスク資本を持ち続けたということは社会的に価値あることで、その正当な報酬を享受しているまでです。
お互いマーケットに居続けて資本主義の恩恵を受けられるといいですね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします