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【MA銘柄分析】マスターカードは”プライスレス”でお馴染みの超高収益なクレジット会社

   

※2016年度データ更新済み

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はマスターカード(MA)をご紹介します。


  マスターカード財務情報

基本情報

会社名 マスターカード
ティッカー MA
創業 1966年
上場 2006年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 11,900
セクター 情報技術
S&P格付 A
監査法人 PwC
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

MA地域別売上高

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

 

連続増配年数

5年

 

バリュエーション指標等(2017/10/8時点)

PER:35.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:0.6% 最新情報はこちら

配当性向:20% 最新情報はこちら

 

感想

マスターカード(MA)は、”プレイスレス”のフレーズで有名なクレジット会社です。売上規模では競合ビザ(V)の3分の2ほどで世界2位に位置します。2002年にEuro Cardと統合しています。

MAはクレジットカード自体を発行しているわけではなく、Master Cardという決済ネットワークのインフラを提供している国際ブランドです。クレジットカードの発行は行っておらず、ブランドライセンスを提供しているのみです。

Master Cardは世界で広く周知されている有名ブランドです。
マスターカードは決済ブランドライセンスを提供しており、決済手数料が収益の柱です。カード発行会社から会員数に応じた手数料を徴収しています。

国際ブランド専業はビザとマスターカードだけで、今後新規参入があるリスクは低いです。決済ネットワークビジネスはネットワーク効果があるので、すでに巨大化した2社に追随するのは事実上不可能です。

マスターカードの過去10年の財務諸表を見てみました。

売上高はFY10から6年連続で増加しています。米国外売上高の比率が30%程あるので特にFY15とFY16はドル高の悪影響があったはずですが、それでも増収を保っています。オーガニックな成長はもっと高かったと思われます。FY17以降も増収見込みです。

収益性も抜群です。営業利益率は50%超あって純利益率は40%弱もあります。数多くの米国企業のPLを見てきましたが、その中でもトップクラスの収益性です。

ブランド付与料としてカード発行会社から得た売上高がそのまま粗利益になることで、この異常な高収益が実現できているのでしょう。この高収益体質は今後も不変だと思います。

EPSも綺麗な右肩上がりです。

キャッシュフローも潤沢です。設備投資が少ないのでフリーCF≒営業CFという状態です。フィリップモリスなどタバコ会社みたいなキャッシュフロー構造です。営業CFマージンは40%近くもあり超高収益です。営業CFマージンは15%を超えると優秀だと言われます。

配当はFY11までは増配なく横ばいでしたが、FY12以降はグングンと配当が伸びています。FY11からFY16にかけてDPSは12倍以上に成長しています。

ここまで配当も出しておいて、さらに凄いのが自社株買いの規模です。直近5年間で配当総額の6倍以上の自社株買いをしています。おかげさまで、総還元性向は100%を超えています。

配当利回り0.6%、PERは35倍と単純に指標を見ると割高に見えるかもしれませんが、これはMAが超高収益でかつ今後の高い利益成長が期待されているからです。特に割高というわけではないと考えています。

配当利回りに強いこだわりを持つ私は、MAをポートフォリオに加える予定は今はありません。しかしながら、このPLとキャッシュフローを眺めていると欲しくなってきます・・。MAは米国企業の中でも特筆して高収益な企業の一つで、個別銘柄として投資を検討する価値があると思います。

 - 米国株銘柄分析