※2019年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はケロッグ(K)をご紹介します。

基本情報

会社名ケロッグ
ティッカーK
創業1906年
上場1959年
決算12月
本社所在地ミシガン州
従業員数34,000
セクター生活必需品
S&P格付BBB
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100×
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

製品種類別売上構成比

製品種類別売上高推移

セグメント利益推移

開示無し

セグメント利益率推移

開示無し

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

15年

過去10年の配当成長

年率+4.7%

この10年で配当は1.6倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+5.9%
過去20年(2000~2019):+7.3%
過去30年(1990~2019):+7.8%

バリュエーション指標(2020/6/27時点)

予想PER:17.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.5% 最新情報はこちら

コメント

ケロッグはシリアルとスナック菓子の大手メーカーです。朝食用シリアルを世界で初めて開発したのがケロッグです。冷凍食品事業も少しやっています。

シリアルでは世界トップの地位にあります。19世紀末にJ.H.ケロッグ博士という人が、療養者の食事のために栄養価が高くて食べやすい食品としてシリアルを開発しました。そのケロッグ博士の名前がそのまま会社名となっています。「フロステッド・フレークス」、「フルート・ループス」、「レーズン・ブラン」、「ポップタルト」などのブランドがあります。

ケロッグと言えばシリアルのイメージがあるかもしれませんが、スナック菓子も強いです。売上高はすでにシリアル等の朝食部門よりもスナック菓子部門の方が大きいです。2012年にはP&Gから「プリングルス」事業を買収しました。

財務データを見てみましょう。

売上高は120億ドル~140億ドルのレンジで横ばいです。創業100年以上の食品メーカー。安定はしていますが成長率は高くないですね。

FY19の売上高は135億ドルで前年から横ばいですが、ドル高の逆風を受けておりFXニュートラルでは+1.9%の成長を達成。北米のスナックが成長を牽引。

FY19の純利益は9.6億ドルで前年比▲28%。ポートフォリオ再編等で一時コストが発生したとのこと。ただし、特殊要因を除いた調整後利益も減益なので楽観視はできません。粗利率が悪化しているのが気になります。

営業CF、フリーCFともに毎期プラスですが、減収傾向なので注意が必要かなと感じます。

総資産のうち約8割が固定資産です。生産工場の簿価もありますが、過去の買収によって生じた「のれん」と「買収に伴う無形資産」が大半で、この2科目で総資産の50%を占めます。

流動資産よりも流動負債の方が大きく、また長期有利子負債も多めです。安定キャッシュが見込める食品ビジネスなので大きな懸念はありませんが、財務健全なBSとは言えないかなと思います。

配当は毎期着実に増配を続けています。連続増配年数は15年となっていますが、これは2000年代初頭のITバブル崩壊時に配当据え置きにしたためで、過去も減配はしていません。自社株買いにも積極的ですし株主還元意識はさすが米国企業といった感じです。