※2020年1月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はホームデポ(HD)をご紹介します。

基本情報

会社名ホームデポ
ティッカーHD
創業1978年
上場1984年
決算1月
本社所在地ジョージア州
従業員数415,000
セクター一般消費財
S&P格付A
監査法人KPMG
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

製品種類別売上構成比

製品種類別売上高推移

※「ハードライン」とはハードウェア、屋内庭園、屋外庭園、及び関連工具などを指す

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

7年

過去10年の配当成長

年率+19.7%

この10年で配当は6.0倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+25.3%
過去20年(2000~2019):+8.1%
過去30年(1990~2019):+19.0%

バリュエーション指標(2020/4/6時点)

予想PER:17.0倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.4% 最新情報はこちら

コメント

ホームデポは1978年にアトランタで創業した世界最大級のホームセンターです。住宅リフォームに必要な工具や建築資材を取り扱っています。米国内に1,984店舗、カナダに182店舗、メキシコに125店舗を保有しています。売上の9割以上は米国内です。オンライン販売にも進出しており100万点以上の品揃えを誇っています。

アマゾンに対抗するためオンライン強化も大切ですが、ホームデポの最大の強みは店舗販売です。住宅リフォームに関する豊富な専門知識を有するスタッフが大勢いて顧客のサポートをしてくれます。顧客の30%は一般消費者ではなく業者だと言われます。専門業者からの要求にも応えれるほど高度なスキルを持った従業員がサポートしてくれます。ホームデポはアマゾンの脅威にもっとも対抗できている小売り企業の一つと評価されています。

財務データを見てみましょう。

売上高は右肩上がりで成長中でFY17には1,000億ドルを突破しました。グロスマージンは30%台半ばと小売り企業にしては高い印象。たとえば、ウォルマートのそれは25%程度です。

FY19の売上高は1,102億ドルで前年比+1.9%。販売数量、単価ともに上昇しました。オンライン売上も+19.4%と成長。なお、総売上に占めるオンライン売上は9.3%です。FY19の純利益は112億ドルでほぼ前年並み。

キャッシュフローも懸念なし。営業CF、フリーCFともに安定しています。店舗拡大のための設備投資は行っていますが、借金せずとも営業CFで十分賄える範囲です。

バランスシートを見てみましょう。4割を占める流動資産の主な内容は棚卸資産です。概ね2カ月ちょいくらいの在庫を抱えています。やはり実際に店舗に来る顧客が多いですから、品揃えが重要ということです。 固定資産の大半は店舗の土地建物などの有形固定資産です。ホームデポの店舗の90%は直接所有です。

負債純資産ですが、FY18末には純資産がマイナス(債務超過)となっています。低利を活かして積極的に借入を行い、その資金で自社株買いを行ってきた結果です。FY19に総資産が増加しているのは新リース会計基準の適用によって、従来オフバランスだったリース資産を資産計上したためです。見合いのリース債務も増加。

配当はグングン伸びており、この10年で6倍にもなりました。自社株買いも多く、毎年総還元性向は100%を超えています。