※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/3/19)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)をご紹介します。

基本情報

会社名モンデリーズ・インターナショナル
ティッカーMDLZ
創業2000年
上場2001年
決算12月
本社所在地イリノイ州
従業員数80,000
セクター生活必需品
S&P格付BBB
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

商品種類別別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

5年

過去5年の配当成長

年率+12.2%

この5年で配当は1.8倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去6年(2013~2018):+9.9%

※北米食品部門をスピンオフした翌2013年からのリターン

バリュエーション指標(2019/3/19時点)

予想PER:17.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

コメント

モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は旧クラフトフーズが母体です。北米食品部門をスピンオフ(現クラフト・ハインツ)し、グローバル菓子メーカーとなりました。

ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、アジアと事業範囲は広く150ヵ国以上で販売しています。 昨年、ヨーロッパ旅行に行った同僚から、お土産で「キャドバリーデイリーミルク」の板チョコをもらったんですが、めちゃくちゃ美味しかったですよ。


これ。美味かった。

モンデリーズの事業分野(商品区分)は以下の5つです。
・ビスケット
・チョコレート
・ガム&キャンディー
・飲料
・チーズ&食料品

主なブランドとしては「キャドバリー」、「トブラローネ」「ナビスコ」、「トライデント」、「オレオ」、「リッツ」、「メントス」などがあります。

財務データを見てみましょう。

2012年にスピンオフしてできた会社なので売上高推移は単純には時系列比較できませんが、スピンオフ後のFY12以降も売上高はやや下降気味です。FY16~FY18は横ばいです。粗利率は40%前後で安定推移。FY15に純利益が急増していますが、オーストラリアなどで食品事業を売却した影響です。

FY18の売上高は259億ドルでほぼ前年並み。ラテンアメリカで減収だったものの、欧州が伸びて結果トントン。ラテンアメリカの減収は通貨安(アルゼンチンペソ安やブラジルレアル安)の逆風もあってのことだと思います。商品種類別に見ると、ビスケットやチョコレートは増収でしたが、ガム・キャンディーが減収でした。

FY18の純利益は33億ドルで前年比+15%。調整後EPSは2.43ドルで前年の2.14ドルから成長。売上は横ばいですが利益は改善しているようです。

食品事業ということで営業CFとフリーCFは安定しています。営業CFマージンは15%。

バランスシートを見てみましょう。総資産の約9割が固定資産です。固定資産の大半は過去の買収によって認識したのれんと無形資産です。無形資産は主にナビスコ、スペイン・ポルトガルのUnited Biscuits等のブランドネームでこれらは償却していません。一部商標権や顧客資産、ライセンスなどの償却している無形資産もあります。菓子メーカーということで製造機器などの有形固定資産が多いと思われるかもしれませんが、それら設備が総資産に占める割合は小さいです。

食品部門スピンオフ後のFY13から年率10%を超えるペースで増配を続けています。配当以上に自社株買いの金額が大きく総還元性向は平均して100%を超えています。