※2019年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)をご紹介します。

基本情報

会社名モンデリーズ・インターナショナル
ティッカーMDLZ
創業2000年
上場2001年
決算12月
本社所在地イリノイ州
従業員数80,000
セクター生活必需品
S&P格付BBB
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

セグメント別情報(=地域別情報)

※モンデリーズは事業セグメント=地域セグメントとしている

セグメント別(地域別)売上構成比

セグメント別(地域別)売上高推移

セグメント別(地域別)営業利益推移

セグメント別(地域別)利益率推移

商品種類別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

6年

過去6年の配当成長

年率+12.4%

この6年で配当は2.0倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+14.4%
過去20年(2000~2019):+7.8%

バリュエーション指標(2020/2/15時点)

予想PER:20.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

コメント

モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は旧クラフトフーズが母体です。北米食品部門をスピンオフ(現クラフト・ハインツ)し、グローバル菓子メーカーとなりました。

ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、アジアと事業範囲は広く150ヵ国以上で販売しています。ヨーロッパ旅行に行った同僚から、お土産で「キャドバリーデイリーミルク」の板チョコをもらったことありますが、めちゃくちゃ美味しかったです。

モンデリーズの事業分野(商品区分)は以下の5つです。
・ビスケット
・チョコレート
・ガム&キャンディー
・飲料
・チーズ&食料品

主なブランドとしては「キャドバリー」、「トブラローネ」「ナビスコ」、「トライデント」、「オレオ」、「リッツ」、「メントス」などがあります。

財務データを見てみましょう。

売上高はここ4年ほど横ばいが続ています。利益率は徐々に改善傾向。

FY19の売上高は259億ドルで前年から僅かに減収となりました。ただしドル高と中東アフリカでのチーズ事業売却の影響があり、それを差し引けば+4%のオーガニック成長です。実態は悪くありません。販売数量、単価ともに上昇しています。

FY19の純利益は39億ドルで前年から14%の増益。売上高以上に利益が増えているのは、スイスの税制変更などの一時要因が影響しているためです。とは言え、調整後EPSは為替ニュートラルで+8%成長していますから、実質的に見ても増益と判断できます。最近は設備投資も控え目ですし、地道なコスト削減がPLに表れています。

食品事業ということで営業キャッシュ、フリーキャッシュは安定しています。営業CFマージンは15%まで上昇しています。

バランスシートを見てみましょう。総資産の約9割が固定資産です。固定資産の大半は過去の買収によって認識したのれんと無形資産です。無形資産は主にナビスコ、スペイン・ポルトガルのUnited Biscuits等のブランドネームでこれらは償却していません。一部商標権や顧客資産、ライセンスなどの償却している無形資産もあります。菓子メーカーということで製造機器などの有形固定資産が多いと思われるかもしれませんが、それら設備が総資産に占める割合は小さいです。

食品部門スピンオフ後のFY13から年率10%を超えるペースで増配を続けています。自社株買いも継続的に実施。直近5年間の総還元性向は116%です。