※2020年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)をご紹介します。

基本情報

会社名モンデリーズ・インターナショナル
ティッカーMDLZ
創業2000年
上場2001年
決算12月
本社所在地イリノイ州
従業員数79,000
セクター生活必需品
S&P格付BBB
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

セグメント別情報(=地域別情報)

※モンデリーズは事業セグメント=地域セグメントとしている

セグメント別(地域別)売上構成比

セグメント別(地域別)売上高推移

セグメント別(地域別)営業利益推移

セグメント別(地域別)利益率推移

商品種類別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

8年

過去7年の配当成長

年率+12.1%

この7年で配当は2.2倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2011~2020):+13.3%
過去20年(2001~2020):+7.9%

バリュエーション指標(2021/3/11時点)

予想PER:18.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.3% 最新情報はこちら

コメント

モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は旧クラフトフーズが母体です。北米食品部門をスピンオフ(現クラフト・ハインツ)し、グローバル菓子メーカーとなりました。

ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、アジアと事業範囲は広く150ヵ国以上で販売しています。ヨーロッパ旅行に行った同僚から、お土産で「キャドバリーデイリーミルク」の板チョコをもらったことありますが、めちゃくちゃ美味しかったです。

モンデリーズの事業分野(商品区分)は以下の5つです。
・ビスケット
・チョコレート
・ガム&キャンディー
・飲料
・チーズ&食料品

主なブランドとしては「キャドバリー」、「トブラローネ」「ナビスコ」、「トライデント」、「オレオ」、「リッツ」、「メントス」などがあります。

財務データを見てみましょう。

FY20の売上高は266億ドルで前年比+3%。COVID-19パンデミックの影響で、家庭でのビスケットやチョコレート製品に対する需要が高まりました。一方で、旅行などで消費されがちなガムやキャンディーの需要は減少しました。

FY20の純利益は35.5億ドルで前年比▲8%の減益。前年は税務関連で特別利益があったため。調整後利益は5.3%成長です。

総資産の約9割が固定資産です。固定資産の大半は過去の買収によって認識したのれんと無形資産です。無形資産は主にナビスコ、スペイン・ポルトガルのUnited Biscuits等のブランドネームでこれらは償却していません。一部商標権や顧客資産、ライセンスなどの償却している無形資産もあります。

食品部門スピンオフ後のFY13から年率10%を超えるペースで増配を続けています。自社株買いも継続的に実施。