※FY20(2021年6月期)決算データ反映
S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。
データソースはMorningstarです。
今回はプロクター&ギャンブル(PG)をご紹介します。
基本情報
会社名 | プロクター&ギャンブル |
ティッカー | PG |
創業 | 1837年 |
上場 | 1950年 |
決算 | 6月 |
本社所在地 | オハイオ州 |
従業員数 | 101,000 |
セクター | 生活必需品 |
S&P格付 | AA- |
監査法人 | Deloitte |
ダウ30 | 〇 |
S&P100 | 〇 |
S&P500 | 〇 |
ナスダック100 | × |
ラッセル1000 | 〇 |
地域別情報
地域別売上構成比
地域別売上高推移
セグメント情報
セグメント別売上構成比
セグメント別売上高推移
セグメント利益推移
セグメント利益率推移
業績
キャッシュフロー
バランスシート
資産
負債純資産
株主還元
連続増配年数
65年
過去10年の配当成長
年率+5.5%
この10年で配当は1.7倍になりました。
過去の株主リターン(年率、配当込み)
過去10年(2011~2020):+11.4%
過去20年(2001~2020):+9.5%
過去30年(1991~2020):+11.6%
バリュエーション指標(2021/8/8時点)
予想PER:22.4倍 最新情報はこちら
配当利回り:2.4% 最新情報はこちら
コメント
プロクター&ギャンブルはP&Gとして知られる世界最大の日用品メーカーです。売上高8兆円弱、時価総額約35兆円の巨大企業です。米国内売上が4割強でヨーロッパ等の米国外売上が6割弱です。
開示セグメントは以下の5つ
①美容
②グルーミング
③ヘルスケア
④ファブリック&ホームケア
⑤赤ちゃん、女性関連
具体的なブランドとしては以下があります。
・パンパース(ベビー用品)
・アリエール(洗剤)
・ダウニー(柔軟剤)
・ファブリーズ(消臭剤)
・SK-Ⅱ(化粧品)
・マックスファクター(化粧品)
・パンテーン(ヘアケア)
・h&s(ヘアケア)
・ジレット(カミソリ)
・ブラウン(シェーバー)
人々の日常生活に深く入り込んだブランド製品を多数保有しています。
財務データを見てみましょう。
FY20(2021年6月期)の売上高は761億ドルで前年比+7%。販売数量+3%、販売単価+3%、為替+1%という内訳。
部門別の伸長率は以下の通り。
美容:+8%
グルーミング(髭剃り):+6%
ヘルスケア:+10%
ファブリック・ホームケア:+10%
赤ちゃん、女性関連:+3%
前年に引き続き、ヘルスケア、ファブリック・ホームケア部門が好調です。前年はCOVID-19の特需だと思っていましたが、需要は引き続き堅調のようです。
FY20の純利益は143億ドルで前年比+10%。売上増に加えて粗利率、営業利益率の改善が寄与。営業利益は前年比+15%でした。
総資産の80%が固定資産ですが、その半分以上は過去の買収によるのれんと無形資産です。のれんと無形資産で総資産の6割を占めます。のれんは主にグルーミング部門で計上されています。2005年にジレットを買収した時のものでしょう。
連続増配65年の配当王。コロナ禍でもこれまでと変わらないペースで自社株の買い戻しを続けており、総還元性向は100%超え。
私は台所の洗剤を何種類も集めて同時に使ってみたのですがP&Gが出しているジョイは一番です。ものすごく汚れが落ちます。油ものをしたときに汚れ落ちがすごいです。牛肉の油がよく落ちます。是非各種洗剤を集めて試してください。
衣料用の洗剤はアメリカと日本は状況が違うため比較してないです。アメリカではドラム式が多くドラム式では液体が主なためです。縦型の洗濯機の方がドラム式より汚れ落ちがいいため日本では縦型が結構人気あります。
私も台所洗剤はジョイを使ってます。
私は色んな洗剤を使ってみて検討して選んだというより、テキトーにチョイスしただけです。
P&Gだし安心かな~程度です。やはりブランド力って大事ですね。
今はもう一切自炊をしなくなったので、洗い物もゼロでジョイが活躍する場はありません。
最近はコップすら紙コップを使っている始末です・・。
いつかまた自炊するようになったら、色んな洗剤使ってみますね。
海外赴任になれば、否応なく自炊することになると思います。
P&Gは超優良銘柄ですね。