FY19(2020年6月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はプロクター&ギャンブル(PG)をご紹介します。

基本情報

会社名プロクター&ギャンブル
ティッカーPG
創業1837年
上場1950年
決算6月
本社所在地オハイオ州
従業員数99,000
セクター生活必需品
S&P格付AA-
監査法人Deloitte
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

セグメント利益率推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

64年

過去10年の配当成長

年率+5.8%

この10年で配当は1.8倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+10.9%
過去20年(2000~2019):+7.0%
過去30年(1990~2019):+12.0%

バリュエーション指標(2020/8/11時点)

予想PER:24.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.4% 最新情報はこちら

コメント

プロクター&ギャンブルはP&Gとして知られる世界最大の日用品メーカーです。売上高7兆円超、時価総額約30兆円超の巨大企業です。米国内売上が4割強でヨーロッパ等の米国外売上が6割弱です。

開示セグメントは以下の5つ
①Fabric & Home Care
(洗濯洗剤、エアケア等)

②Baby, Feminine & Family Care
(おむつ、ティッシュ、生理用品等)

③Beauty
(シャンプー、スキンケア用品等)

④Health Care
(歯ブラシ、サプリメント等)

⑤Grooming
(カミソリ等)

具体的なブランドとしては以下があります。

・パンパース(ベビー用品)
・アリエール(洗剤)
・ダウニー(柔軟剤)

・ファブリーズ(消臭剤)
・SK-Ⅱ(化粧品)
・マックスファクター(化粧品)
・パンテーン(ヘアケア)
・h&s(ヘアケア)
・ジレット(カミソリ)
・ブラウン(シェーバー)

人々の日常生活に深く入り込んだブランド製品を多数保有しています。

財務データを見てみましょう。

FY19(2020年6月期)の売上高は709.5億ドルで前年比+4.8%。ドル高の影響を除くと+7%とかなりの成長を記録。ヘルスケアとファブリック、ホームケア部門がCOVID-19パンデミックによる特需の恩恵を受けて特に伸長しました。

FY19の純利益は130億ドルで前年比+234%。前年はグルーミング部門の固定資産を減損損失83億ドルを計上しており、その反動で大幅増益。売上増に加えて、粗利率も改善しており本業の利益も着実に増加しています。セグメント利益は前年比+13%です。

キャッシュフローは盤石。営業CF、フリーCFともに潤沢です。営業CFマージンが近年改善しておりFY19は24.5%となっています。

総資産の80%が固定資産ですが、その半分以上は過去の買収によるのれんと無形資産です。のれんと無形資産で総資産の6割を占めます。のれんは主にグルーミング部門で計上されています。2005年にジレットを買収した時のものでしょう。

連続増配64年の配当王。毎年配当と同額程度の自社株買いを実施しています。過去5年の総還元性向は100%超。