FY20(2020年8月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はコストコ・ホールセール(COST)をご紹介します。

基本情報

会社名コストコ・ホールセール
ティッカーCOST
創業1976年
上場1993年
決算8月
本社所在地ワシントン州
従業員数273,000
セクター生活必需品
S&P格付A+
監査法人KPMG
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

商品種類別売上構成比

商品種類別売上高推移

セグメント利益推移

割愛

セグメント利益率推移

割愛

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

10年

過去10年の配当成長

年率+12.9%

この10年で配当は3.4倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+20.4%
過去20年(2000~2019):+11.5%
過去30年(1990~2019):+12.6%

バリュエーション指標(2020/11/28時点)

予想PER:39.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:0.7% 最新情報はこちら

コメント

1976年にアメリカサンディエゴの飛行機格納庫を倉庫型店舗として改造して営業を開始したことが、コストコ・ホールセール(COST)の始まりです。入店できるのは有料の会員限定で、会員にならなければ店舗内に入ることもできません。

年会費は日本では4,400円、米国では60ドルです。有料会員数は2020年8月末時点で5810万人に上ります。米国ではExecutive memberという年120ドルのアッパークラスが存在し、加入すると買い物の都度2%のキャッシュバックを受けれるそうです。

コストコは商品を大量に廉価で販売しているので、商品販売自体の営業利益は小さいです。儲けの源は会費収入です。アメリカ・カナダの会員更新率は90%を超えており顧客の忠誠心の高さが伺えます。

アメリカ・カナダが主なビジネス領域で、店舗数は795。日本にも25店舗ほどあります。私は行ったことありませんが。

食品や衣類、家電、電子機器などあらゆる商品を大型店舗内に陳列して販売しています。コストコと言えば、大きな買い物カートを押しながら大量にまとめ買いする光景が目に浮かびます。

「カークランドシグネチャー」というプライベートブランド(PB)を展開しており、コストコの売上高の25%を占めます。

財務データを確認してみましょう。

FY20(2020年8月期)の売上高は1667億ドルで前年比+9%。16の新店舗をオープンしたことが増収に寄与しました。eコマース売上は上期に前年比+50%、コロナ禍の下半期は+80%と大きく伸びました。

FY20の純利益は40億ドルで前年比+9%。営業利益は前年比15%伸びています。

FY20に総資産が約100億ドル増えています(前年比+22%)。社債発行で40億ドルを調達したことに加えて、新リース会計基準適用によって従来オフバランスだったリース資産をオンバランスしたためです。

DPS(一株当たり配当)は毎年上昇。配当性向は30%ほどで増配余地を残しています。配当利回りは0.7%とやや低めですが、頻繁に特別配当を出しています。今年2020年も一株当たり10ドルの特別配当を支払うと発表しました。

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