※2020年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はコカ・コーラ(KO)をご紹介します。

基本情報

会社名コカ・コーラ
ティッカーKO
創業1886年
上場1950年
決算12月
本社所在地ジョージア州
従業員数80,300
セクター生活必需品
S&P格付A+
監査法人EY
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

セグメント利益率推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

59年

過去10年の配当成長

年率+6.4%

この10年で配当は1.9倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2011~2020):+8.6%
過去20年(2001~2020):+5.9%
過去30年(1991~2020):+10.3%

バリュエーション指標(2021/3/2時点)

予想PER:21.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.4% 最新情報はこちら

コメント

コカ・コーラは世界最大の炭酸飲料・清涼飲料水メーカーです。

コカ・コーラが誕生したのは1886年で、当初は薬局で薬として販売されたものでした。それが「他にはない特殊な味だ」ということで流行し、1世紀掛けて世界中で飲まれる炭酸飲料に成長しました。コカ・コーラは偶然の産物でした。

そんな偶然が生んだコカ・コーラ社は今では世界200カ国以上でビジネスを展開しています。米国外売上比率は66%。

開示セグメントは以下の通り。
欧州・中東アフリカ
ラテンアメリカ

北米
アジア太平洋
ボトリング

事業セグメントというかほぼ地域セグメントですね。

「ボトリング」という事業がありますが、これは原液の提供を受けてコーラや他飲料製品を製造することです。コカ・コーラ本社は製品の企画開発、マーケティング、原液提供に注力し、ボトリング事業は譲渡する試み(リフランチャイズ)を続けています。ここ数年でフランチャイズ化が大きく進展しています。

コカ・コーラ社と言えばお馴染みの炭酸飲料コカ・コーラです。コカ・コーラの販売数量は全体の45%を占めます。売上の半分弱をコカ・コーラ商標の製品で稼いでいます。

他の炭酸飲料としては「ファンタ」や「スプライト」などがあります。非炭酸の清涼飲料としてはコーヒーの「ジョージア」、ジュースの「ミニッツメイド」、スポーツドリンクの「アクエリアス」、お茶の「爽健美茶」や「綾鷹」があります。それと、最近モンスター社に資本参加して「モンスター・エナジー」も販売しています。

2018年に英コーヒーチェーン大手のコスタを51億ドルで買収しました。日本では「ジョージア」など有名なコーヒー製品がありますが、グローバルではまだまだ手薄です。炭酸飲料市場が縮小する中、コーヒー市場に目を向けています。

財務データを見てましょう。

FY12をピークに売上高は減収傾向ですが、ボトリング事業の再フランチャイズ化を進めてきたためです。FY17に純利益が凹んでいるのは、税制改革に伴う一時費用の影響です。

FY20の売上高は330億ドルで前年比▲11%。為替ニュートラルで▲9%。コロナ禍で人々がレストランや娯楽施設への外出を控えた影響で、全地域で販売数量が落ち込みました。

FY20の純利益は77億ドルで前年比▲13%。広告等のマーケティングコストが35%ほど減少しているものの、粗利減少を補うことはできず。

連続増配59年の配当王。一株当たり配当はこの10年で約2倍になりました。自社株買いは毎期実施しているものの、年々規模は小さくなっています。コロナ禍のFY20の買い戻しはごくわずかでした。