FY21(2021年9月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はスターバックス(SBUX)をご紹介します。

基本情報

会社名スターバックス
ティッカーSBUX
創業1985年
上場1992年
決算9月
本社所在地ワシントン州
従業員数383,000
セクター一般消費財・サービス
S&P格付A-
監査法人Deloitte
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

製品種類別売上構成比

製品種類別売上高推移

セグメント利益推移

開示なし

セグメント利益率推移

開示なし

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

11年

過去10年の配当成長

年率+21.3%

この10年で配当は6.9倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2011~2020):+22.3%
過去20年(2001~2020):+17.0%
上場以来(1993~2020):+21.3%

バリュエーション指標(2021/11/30時点)

予想PER:32.4倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.8% 最新情報はこちら

コメント

スターバックスは全世界75カ国で展開する世界最大のコーヒーチェーンです。日本にも数多くの店舗がありますね。私もかなり利用させてもらっています。

直営店とフランチャイズ店があります。2021年9月末時点で全世界で約3万4千店舗あり、うち約半分の1万7店舗が直営です。マクドナルドなどがフランチャイズ化を推進しているのとは対照的に、スターバックスは直営が多いです。

ちなみに日本の店舗はほぼすべて直営です。スタバの店員さんはとても愛想がよくて気持ちいい方が多いですが、フランチャイズではなく直営なのが影響しているのかもしれません。

直営約17,133店舗の内、米国に8,947店、中国に5,358店、日本に1,546店、カナダに908店あります。特に中国での店舗数が近年大きく増加しています。

2018年にネスレとの業務提携を発表しました。ネスレにスターバックスブランド商品の販売権を与え、その見返りに70億ドルのロイヤリティを受け取りました。

財務データを見てみましょう。

FY21の売上高は291億ドルで前年比+24%の増収。前年はCOVID-19の流行で一時閉鎖ないし恒久閉鎖となった店舗が多く発生しましたが、今期は回復しました。既存店売上高は+20%でした。

FY21の純利益は42億ドルでコロナ前の水準まで回復。営業利益46.6億ドルは過去最高でした。

FY18に営業CF、フリーCFともに急上昇していますが、これはネスレからのロイヤリティが約70億ドル含まれているため。コロナ禍のFY20はフリーCFがほぼゼロまで落ち込みましたが、FY21は営業CF、フリーCFともに戻っています。

FY20に総資産が増加しているのは、新リース会計基準適用によってこれまで簿外だったリース資産をオンバランスしているため。

配当は2010年から出しており増配を続けています。コロナ影響を除けば、配当性向は50%前後を維持。FY18、19と大規模な自社株買いプログラムを実施してきましたが、FY20の買い戻しは控え目、FY21は買い戻しゼロでした。コロナの不確実性を懸念してか、まだ経営陣は積極的に株主に資金還元せずキャッシュを手元に残しているようです。