※FY19(2020年5月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はナイキ(NKE)をご紹介します。

基本情報

会社名ナイキ
ティッカーNKE
創業1964年
上場1990年
決算5月
本社所在地オレゴン州
従業員数75,400
セクター一般消費財
S&P格付AA-
監査法人PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

以下のセグメント情報で代替

セグメント情報

セグメント別売上高構成比

セグメント別売上高推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

18年

過去10年の配当成長

年率+13.4%

この10年で配当は3.5倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+21.4%
過去20年(2000~2019):+16.2%
過去30年(1990~2019):+18.4%

バリュエーション指標(2020/7/28時点)

予想PER:39.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.0% 最新情報はこちら

コメント

ナイキ(NKE)はスポーツ用品世界首位で日本人にも馴染み深いブランドですね。売上高約4兆円、従業員数7万5千人超の巨大企業。NYダウ30構成銘柄の一つです。

会社公表の商品分類は主に以下の3つです。
・シューズ
・アパレル
・器具装置

シューズ、アパレル、器具装置の3つに細分化されています。ナイキブランドの製品の売上高が全体の95%を占めます(他にコンバースがある)。

子会社にはコンバースや、ハーレーを有しています。中学生の頃お気に入りの靴はコンバースでした。

競合としては独アディダスやアンダーアーマーがいます。

財務データを見てみましょう。

FY19(2020年5月期)の売上高は374億ドルで前年比▲4%と減収。ドル高影響を排除すると▲2%です。最初の3四半期までは前年比+7%と好調でしたが、最後の四半期(3月~5月)にCOVID-19の影響で▲38%と大幅な減収となりました。欧米の下落が大きかったです。

粗利率が1ポイントほど下落していますが、これはコロナ影響というよりは関税による原価悪化が主要因みたいです。

FY19の純利益は25.3億ドルで前年比▲37%と大幅減益。粗利が悪化している上に営業経費まで増加した結果です。

営業キャッシュフローも減少しています。営業CFマージンは6.6%と私がデータを取っているFY06以降で最悪の結果です。

FY19に総資産が76億ドル増加しています。要因は大きく2つ。1つはコロナ禍による減収に備えて約50億ドルの借入をしたこと。2つ目は新リース会計基準の適用によって、今までオフバランスだったリース資産約30億ドルを資産計上したことです。

配当は一貫して増え続けています。利益が低迷したFY19でも配当性向は60%ほどで余裕があります。増配傾向は続くでしょう。自社株買いも多く、毎年総還元性向は100%を超えています。過去の株主リターンは目を見張るものがあります。