※FY19(2020年5月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はオラクル(ORCL)をご紹介します。

基本情報

会社名オラクル
ティッカーORCL
創業1977年
上場2013年
決算5月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数135,000
セクターハイテク
S&P格付AA-
監査法人EY
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

セグメント利益率推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

9年

過去10年の配当成長

年率17.0%

この10年で配当は4.8倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+9.4%
過去20年(2000~2019):+3.9%
過去30年(1990~2019):+16.8%

バリュエーション指標(2020/7/23時点)

予想PER:13.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.7% 最新情報はこちら

コメント

オラクルは1977年にラリー・エリソンによって設立された大手ソフトウェア会社です。マイクロソフトに次ぐ業界2位。マイクロソフトやアドビシステムズ、オートデスクなどと同時代に誕生し創業40年を超えます。

事業セグメントは以下の3つ
・クラウド及びライセンス
・ハードウェア
・サービス

「クラウド及びライセンス」が売上高の83%を占める主要ビジネス。オラクルもマイクロソフトと同じ方向への転換を図っています。つまり、従来のソフトウェア販売から、サブスクリプションモデルのクラウド事業への転換です。そのために大型のデータセンターの数を増やす方針です。米国、カナダ、インド、日本、オランダ、シンガポール、韓国、スイス、中国、サウジアラビアなどにデータセンターを設置する予定。

法人向けデータベース管理において、オラクルのデータベースは世界シェアトップです。顧客のクラウド移行が順調に進めば、将来安定した収益が期待できそうです。うちの経理情報もオラクルDBを使っています(来年、AWSに変わるけど)

売上高の約10%を占めるハードウェア事業は、2010年にサンマイクロシステムズを買収した際に獲得した部門です。サーバーやメインフレーム事業です。プログラム言語のJavaの使用権もこの時に獲得しました。

財務データを確認してみましょう。

売上高は370億ドル程度で安定推移。粗利率は80%と高収益です。

FY19の売上高は391億ドルで前年比やや減少。ドル高影響を除くと微増。アジアで伸びたものの米国で苦戦。事業別ではクラウドは伸びているものの、ハードウェア事業が▲6%と伸び悩みびました。FY19の純利益は101億ドルで前年比▲9%。

キャッシュは潤沢。営業CFマージンは30%台後半。アルファベットに匹敵します。

バランスシートを見ると純資産が年々減少しているのが目に付きます。積極的な自社株買いのためです。そろそろ純資産がマイナスになっちゃいそうな勢いですね。

配当はFY08から出しているようで、これまで順調に増配を続けてきました。配当利回りは1.7%とハイテクセクターにしてはまずまず。また、前述の通り自社株買いがかなり多いです。FY17~FY19にかけて合計で700億ドル近い自社株を買い戻しています。