※2019年1月期決算データ反映、コメント刷新(2019/7/31)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はロウズ・カンパニーズ(LOW)をご紹介します。

 LOW銘柄分析

基本情報

会社名 ロウズ・カンパニーズ
ティッカー LOW
創業 1946年
上場 1979年
決算 1月
本社所在地 ノースカロライナ州
従業員数 300,000
セクター 一般消費財・サービス
S&P格付 BBB+
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

56年

過去10年の配当成長

年率+18.5%

この10年で配当は5.4倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+17.8%
過去20年(1999~2018):+11.7% 
過去30年(1989~2018):+19.3% 

バリュエーション指標(2019/7/31時点)

予想PER:15.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.1% 最新情報はこちら

コメント

ロウズ・カンパニーズ(LOW)はホームデポ(HD)に次ぐ、全米2位のホームセンターです。2015店舗を展開しており、うち1723店舗が米国内です。他カナダやメキシコにも店舗を保有しています(メキシコからは事業撤退を表明)。米国内売上比率は9割強。

建材、工具、カーペット、園芸用品、塗料、配管、家電製品などを取り扱っています。米国は日本よりも日曜大工(DIY)が盛んです。DIY用品はネットで注文するよりも、実店舗で専門家のアドバイスを受けながら購入したいというニーズが強く、ネット通販大手アマゾンの支配力が及びにくい分野と言われます。ロウズもオンライン販売をやっていますが、売上の90%以上は実店舗販売です。

プライベートブランドを展開しており、同社の高い利益率を支えています。

2017年にマウスやキーボード等のPC関連の小物を扱うメンテナンス・サプライ・ヘッドクォーターズを買収しました。

財務データを見てみましょう。

売上高はFY08~FY12まで横ばいが続いていましたが、FY13からは緩やかな成長が続いています。FY18の売上高は713億ドルで前年比+4%。店舗数減少で販売数量は減少したものの、単価が上昇し増収達成。建築資材と電化製品の売上が増加しました。なお、FY18に粗利率が低下しているのは会計方針の変更によるもので本業の収益悪化ではありません。

FY18の純利益は23億ドルで前年比▲33%。カナダ事業ののれん減損等が影響しました。調整後EPSは5.1ドルで前年4.4ドルを上回っています。

キャッシュフローは安定しています。店舗への投資継続が必要に思いますが、フリーCFは潤沢です。資金にはかなり余裕があるように見えます。

バランスシートを見てみましょう。流動資産の大半は棚卸資産で、固定資産の大半は店舗等の有形固定資産です。ここ数年で自己資本比率が低下しているのは、積極的な自社株買いによるものです。業績好調の証と言えます。

連続増配年数56年の配当王。この10年のDPS(一株当たり配当)成長率は19%もあります。また、毎年配当総額を遥かに上回る規模の自社株買いを実施しており、配当性向は30%台にもかかわらず総還元性向は平均150%を超えています。