※FY19(2020年1月期)決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はロウズ・カンパニーズ(LOW)をご紹介します。

基本情報

会社名 ロウズ・カンパニーズ
ティッカー LOW
創業 1946年
上場 1979年
決算 1月
本社所在地 ノースカロライナ州
従業員数 320,000
セクター 一般消費財・サービス
S&P格付 BBB+
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント別情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

56年

過去10年の配当成長

年率+19.8%

この10年で配当は6.1倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+19.9%
過去20年(2000~2019):+12.3% 
過去30年(1990~2019):+19.0% 

バリュエーション指標(2020/8/9時点)

予想PER:23.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.4% 最新情報はこちら

コメント

ロウズ・カンパニーズ(LOW)はホームデポ(HD)に次ぐ、全米2位のホームセンターです。約2000店舗を展開しており、うち1723店舗が米国内です。他カナダやメキシコにも店舗を保有しています(メキシコからは事業撤退を表明)。米国内売上比率は93%。

建材、工具、カーペット、園芸用品、塗料、配管、家電製品などを取り扱っています。米国は日本よりも日曜大工(DIY)が盛んです。DIY用品はネットで注文するよりも、実店舗で専門家のアドバイスを受けながら購入したいというニーズが強く、ネット通販大手アマゾンの支配力が及びにくい分野と言われます。ロウズもオンライン販売をやっていますが、売上の90%以上は実店舗販売です。

プライベートブランドを展開しており、同社の高い利益率を支えています。

2017年にマウスやキーボード等のPC関連の小物を扱うメンテナンス・サプライ・ヘッドクォーターズを買収しました。

財務データを見てみましょう。

FY19の売上高は721億ドルで前年比+1.2%。既存店売上高は主に単価上昇で+2.6%の成長。店舗閉鎖があり全体の増収率は1%台に留まっています。

FY19の純利益は42.8億ドルで前年比+85%。前年はカナダ事業ののれん減損等の一時費用があり、反動で大幅増益。特殊要因を除いた調整後EPSは前年比で+12%でした。

増収にもかかわらず、FY19の営業キャッシュフローが前年から30%以上も減少しています。買掛金、在庫などの運転資本の増減によるものです。PLとキャッシュは多少の期ズレが起こるものです。

バランスシートを見てみましょう。FY19に総資産が50億ドルほど増えていますが、これは新リース会計基準適用によって従来オフバランスだったリース資産を資産計上しているためで実態は変わっていません。

連続増配年数56年の配当王。この10年のDPS(一株当たり配当)成長率は年20%と立派。また、毎年配当総額を遥かに上回る規模の自社株買いを実施しており、配当性向は40%弱にもかかわらず総還元性向は平均150%を超えています。過去の株主リターンも優秀。