Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

*

【KHC銘柄分析】クラフト・ハインツは大手食品メーカーでバフェット銘柄。FY18は巨額減損で赤字転落、減配

   

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/7/5)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はクラフト・ハインツ(KHC)をご紹介します。

基本情報

会社名クラフト・ハインツ
ティッカーKHC
創業1869年
上場2015年
決算12月
本社所在地イリノイ州
従業員数38,000
セクター生活必需品
S&P格付BBB
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

製品種類別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

なし

過去10年の配当成長

割愛

過去の株主リターン(年率、配当込み)

上場以来(2016~2018):▲18.7%

バリュエーション指標(2019/7/5時点)

予想PER:10.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:5.1% 最新情報はこちら

コメント

クラフト・ハインツは2015年にクラフト・フーズとHJハインツが合併して誕生した大手食品メーカーです。北米欧州を中心に約190の国と地域で事業を展開しています。創業110年以上の歴史を誇り、世界の食卓を支えてきました。クラフト・チーズドレッシングやハインツ・トマトケチャップ、オスカーメイヤーの加工肉食品などが有名です。旧クラフト・フーズのチーズドレッシングと旧HJハインツのケチャップが稼ぎ頭です。

元の会社の一つであるHJハインツは、ブラジルの投資会社3Gキャピタルとバークシャー・ハサウェイが2013年に買収した企業です。バークシャーは現在KHCの筆頭株主であり、KHC発行済み株式数の27%を保有しています。

3Gキャピタルと言えば徹底したコスト削減が有名ですが、それが仇になったのかもしれません。経営陣は一部製品のブランド価値喪失を認め、2018年12月期決算で巨額の減損損失を計上。配当は36%カットとなりました。株価も30%超下落。

財務データを見てみましょう。

売上高は合併後のFY16以降は260億ドル程度で推移。FY18の売上高は262億ドルでほぼ前年並みでした。

FY18の純利益は▲101億ドルと大赤字。のれん70億ドルと無形資産89億ドルをそれぞれ減損したためです。「クラフト」や「オスカーマイヤー」に関連する資産です。バフェット氏はクラフト・ハインツのビジネスは今も魅力的で株を手放すつもりはないと言っているものの、2015年の買収価額は高過ぎたと回顧しています。

なお、FY17に純利益とEPSが急伸しているのは法人減税に伴う一時的な利益が出ているためです。

キャッシュフローを見るとFY17に営業CFがマイナスになっています。今思えば、これが減損を暗示していたのかもしれません(当時はそんなこと思いもしなかったけど。バフェット銘柄だし)。

(関連記事)
【反省】初心を忘れずに、シンプルかつ客観的に財務データを確認したい。

バランスシートを見てみましょう。固定資産が9割以上ですが、主な内容はのれんと無形資産です。150億ドル近い減損処理を実施しましたが、それでもなおKHCのバランスシートにはのれんと無形資産が合わせて850億ドルほどあり、総資産の約8割を占めます。

配当はFY15からFY18まで増加してきましたが、先ほど書いた通りFY19に36%減配となっています。自社株買い実績もありません。

 - 米国株銘柄分析