※FY20(2020年12月期)決算データ反映、コメント刷新
S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。
データソースはMorningstarです。
今回はアムジェン(AMGN)をご紹介します。
基本情報
会社名 | アムジェン |
ティッカー | AMGN |
創業 | 1980年 |
上場 | |
決算 | 12月 |
本社所在地 | カリフォルニア州 |
従業員数 | 24,300 |
セクター | ヘルスケア |
S&P格付 | A |
監査法人 | EY |
ダウ30 | × |
S&P100 | 〇 |
S&P500 | 〇 |
ナスダック100 | × |
ラッセル1000 | 〇 |
地域別情報
地域別売上構成比
業績
キャッシュフロー
バランスシート
資産
負債純資産
株主還元
連続増配年数
9年
過去9年の配当成長
年率+31.4%
この9年で配当は11.4倍になりました。
過去の株主リターン(年率、配当込み)
過去10年(2011~2020):+18.0%
過去20年(2001~2020):+7.8%
過去30年(1991~2020):+17.0%
バリュエーション指標(2021/2/14時点)
予想PER:12.9倍 最新情報はこちら
配当利回り:3.0% 最新情報はこちら
コメント
アムジェンは1980年にカリフォルニア州で設立されたバイオ医薬品企業で、遺伝子組み換え技術や分子生物学の技術を駆使して難病の治療に貢献しています。バイオテクノロジーのパイオニア的存在で、今や世界トップクラスの独立系企業になりました。
重篤で治療法が確立されていない分野に研究開発リソースを集中させています。具体的には骨粗鬆症や骨髄腫などの骨の病気、片頭痛などの脳神経科学、血液領域、腎臓病などです。
主力製品は以下の通り。
エンブレル:関節リウマチ薬
ニューラスタ:白血球増殖薬(化学療法を受けるがん患者)
アラネスプ:赤血球増殖薬
プロリア:骨粗鬆症薬
オテズラ:乾癬治療薬
センシパール:二次性の副甲状腺機能亢進症の治療薬
XGEVA(デノスマブ):骨転移癌治療薬
2013年にオニキス・ファーマシューティカルズを約104億ドルで買収しました。当買収で多発性骨髄腫(MM)治療薬「カイプロリス」を取得しました。
日本では2013年からアステラス製薬と合弁会社アムジェン・アステラス・バイオファーマを設立してビジネスを展開しています。米アムジェン側が51%の持分を保有しています。脂質異常症、骨粗しょう症、胃がん、急性リンパ芽球性白血病、非ホジキンリンパ腫のバイオ医薬品の研究開発に注力しています。
2019年に米セルジーンの医薬品「オテズラ」を134億ドルで取得しました。乾癬治療に用いられるブロックバスターです。
財務データを見てみましょう。
FY20の売上高は254億ドルで前年比+9%伸長。「エンブレル」、「ニューラスタ」など主力製品は減収だったものの、買収で取得した「オテズラ」及び他製品の伸びで増収確保。
FY20の純利益は72億ドルと減益。営業利益も同じく減益。「オテズラ」買収に伴う無形資産の償却が利益を押し下げました。
配当は2011年度から開始しており、それまでは無配だったようです。以降増配を続けています。
FY18に178億ドルという大規模な自社株買い戻しプログラムを実行しました。その他の年も自社株買いは継続実施しています。FY20の総還元性向は100%。