※2019年11月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はマコーミック(MKC)をご紹介します。

基本情報

会社名 マコーミック
ティッカー MKC
創業 1889年
上場 1972年
決算 11月
本社所在地 メリーランド州
従業員数 12,400
セクター 生活必需品
S&P格付 BBB
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント別情報

セグメント別売上高構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

セグメント利益率推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

33年

過去10年の配当成長

年率+9.0%

この10年で配当は2.4倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+19.1%
過去20年(2000~2019):+15.3%
過去30年(1990~2019):+14.3%

バリュエーション指標(2020/7/2時点)

予想PER:33.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.4% 最新情報はこちら

コメント

マコーミックは世界最大のスパイスメーカーです。スパイスの他、調味料や香辛料、インスタント食品を製造販売しています。

北米と欧州で圧倒的なシェアを誇っています。欧米以外にも中南米、中国などグローバルに工場と支店を持ちビジネスを展開しています。アメリカとイギリス、フランスでのシェアは3~5割にも達しています。寡占状態とまでは言いませんが、かなりの競争力を持っていることがわかります 日本ではユウキ食品(株)を通じて販売していますがそれほどメジャーな存在ではないようです。

事業セグメントは以下の2つに分かれています。
・消費者向け
・フレーバーソリューション

消費者向け事業では、香辛料やスパイスを小売店やドラッグストアに卸しています。電子商取引の販路も持っています。大口取引先はウォルマートで連結売上高の11%を占めます。

フレーバーソリューションは事業者向けのセグメントで、スナック菓子メーカーやグローバル食品メーカーにフレーバーを販売しています。一番の大口取引先はペプシコで売上高の10%を占めます。

2017年7月にイギリスの食品大手「RBフーズ」を42億ドルで買収しています。MKCは今までもM&Aによって成長してきた経緯があります。

財務データを見てみましょう。

売上高は過去10年緩やかな右肩上がりで成長しています。オーガニックな成長もありますが、数多く実施してきたM&Aも寄与しています。

FY19の売上高は53.4億ドルでほぼ前年並みですが、ドル高の影響を排除した実質ベースでは2.5%伸長しています。新製品の寄与などで販売数量が増加しました。

FY19の純利益は7.0億ドルで前年比▲25%の減益です。前年は税金関連で特別利益があったためその反動で減益となっています。営業利益は2.2%の増益。

キャッシュフローは綺麗。毎年安定した営業CF、フリーCFを確保できています。営業CFマージンはFY11を底に改善しており、直近FY19は18%ほど。多くのM&Aを実施しながらも収益性のある成長を遂げています。

バランスシートを見てましょう。FY17に固定資産が増えています。RBフーズ買収に伴う「のれん」と「買収に伴う無形資産」が増加しているためです。買収資金のために借入を行っているため、見合いの固定負債も増加しています。

連続増配33年。この10年でDPS(一株当たり配当)は2倍超に増えました。現在の配当性向は44%でまだ余裕があります。