私は金融資産は米国株のみに投資する方針です。

金、不動産、債券は今のところポートフォリオには含めていません。この方針は当面変わらないと思います。

米国株について、具体的には高配当個別株(コカ・コーラやフィリップモリス)と高配当ETFであるHDVを購入しています。

HDVは現時点の私のポートフォリオの最大勢力で、400万円以上を保有しています。

HDVは頻繁に銘柄入替が発生するため、定期的に構成銘柄をチェックしています。

ETFで銘柄入替が発生しても個人投資家に税務負担や手数料負担は生じないことが先日判明しました。なので、以前ほど神経質にはチェックはしていませんが、自分がこれだけ多額を投じている商品ですので定期確認はしています。

11月末時点ではHDVの構成銘柄に変化はなかったですが、久しぶりにブラックロックのホームページを見ると構成銘柄に若干の変化が起こっていました。

2016年12月の月中のどこかで銘柄入替が行われたようです。

  HDVの銘柄変更(2016/12)

追加銘柄

主な追加銘柄は以下の3つ。

・ペプシコ(PEP)
・ウォルマート(WMT)
・イーライリリー(LLY)

ペプシコは清涼飲料水やスナック菓子で有名な会社ですね。多くの方がご存知でしょう。コカ・コーラ(KO)のライバルです。グロスマージンは50%を超えておりKOに匹敵する超高収益企業です。

ライバルのコカ・コーラが2016年初来でマイナスリターンに終わる中、ペプシコは+5%程度のリターンを残しています。

連続増配年数43年の配当貴族。直近の配当利回りは2.9%ほど。

ウォルマートは小売企業でありながら生活必需品セクターにカテゴライズされている、安定ディフェンシブ銘柄。

ウォルマートは長期投資に適した優良株なのですが、正直言うと「今かよ!!」って思いますね。ウォルマートをHDVに追加するなら、去年の今頃の方がよかったです。

直近のWMTの配当利回りは2.9%ほどですが、1年前の同時期は3%以上(3.5%くらいまでいったか?)の利回りがありました。2016年のダウの犬銘柄にも入っていたはず。WMTは2016年は順調に株価が切り上がっていったので、現在の配当利回りは3%を切り2017年のダウの犬には入らないと思います。

今このタイミングでWMTを敢えて追加するのは、ダウの犬戦略みたい感じですねw。

こういう入替は仕方ないです。ETFを選択した以上諦めるしかありません。ただWMTは今後も順調に株価は上がっていくと考えていますので、別に悪い選択だとは思いません。

イーライリリーは1923年に糖尿病治療のためのインスリン製剤の実用化に成功した企業で、研究開発に積極的なバイオ医薬品銘柄です。直近の配当利回りは2.8%です。

 

除外銘柄

主な除外銘柄は以下の2つ

・デュークエナジー(DUK)
・ドミニオンリソーシズ(D)

デューク・エナジーは米国最大の電力会社です。米国の公益事業セクターの代表的銘柄であり、配当利回りも高いのでインカムゲイン狙いの米国株投資家には人気がある印象。

直近の配当利回りは4.4%。

公益事業銘柄は金利上昇に弱く、トランプ当選後にDUKも結構下げましたが、最近は大統領選当時の水準まで株価は戻しています。

ドミニオンリソーシズも同じく高配当な電力株です。直近の配当利回りは3.6%ほど。最近はやや配当利回りが下がってきているようなので、Dの除外はタイミングとしては悪くはない気がしています。

今回HDVは公益事業銘柄を二つも除外してきました。

2017年も債券利回りは上昇するだろうというのが市場のコンセンサスだと思われます。それに備えて外してきたのでしょうか。

直近の構成銘柄

2016年12月末時点のHDVの主要構成銘柄です。

ティッカー 銘柄名 保有比率
XOM エクソン・モービル 8.3%
T AT&T 8.1%
VZ ベライゾンコミュニケーションズ 6.4%
JNJ ジョンソン&ジョンソン 5.9%
CVX シェブロン 5.5%
PFE ファイザー 4.9%
PG プロクター&ギャンブル 4.7%
PM フィリップモリス 4.2%
KO コカ・コーラ 3.5%
CSCO シスコシステムズ 3.4%
INTC インテル 3.3%
MRK メルク 3.3%
MO アルトリア・グループ 3.2%
IBM IBM 3.2%
PEP ペプシコ 2.9%
MCD マクドナルド 2.1%
QCOM クアルコム 2.0%
WMT ウォルマート 1.9%
OXY オキシデンタル・ペトロリアム 1.6%
LLY イーライリリー 1.4%
Others その他 20.5%

 

私が個別株で購入している銘柄(XOM,KO,PM,PFE,VZ)はすべてHDV構成銘柄だな。。