米国のMorningstar社は銘柄の割安度を5つの星で評価しています。星が多いほど割安、少ないほど割高という意味です。
定期的に同社のホームページを覗いて、主要な銘柄の評価をウォッチしています。本来有料会員しか見れないサービスですが、ちょくちょく無料ニュースでも紹介されるので。
さて、いまMorningstar社にもっとも割高を意味する星1つが付与されている銘柄があります。アップル(AAPL)です。以下表の黄色にマークしたところを見て下さい(マークが汚くてすみません)。
(Morningstarの記事より抜粋)
8月28日時点のアップルの株価(124.8ドル)は、フェアバリューより1.76倍も高いというのがMorningstarの見解です。つまりフェアバリューは71ドル(124.8÷1.76)ということ。分割前で考えると284ドル。
株価71ドルとはPERで言うと21倍前後に相当します。今は30倍台後半ですね。Morningstar社はアップル株にPER40倍近い価値はないと判断しているようです。
そもそも、アップルのモート判定もWideじゃなくてNarrowになってますしね。昔からアップルの評価は厳しめな印象です。
Morningstar社の割安度判定はあくまで参考情報。これを材料に投資判断をしたことは今までありません。仮に割高だったとしても、それが株価暴落に繋がるとは限りません。マーケットは不合理な状態が予想以上に長く続くこともあるので。
どこが適正株価なのかわかりませんが、PER40倍に迫る現在の株価が割安でないことは確か。慌てて利確するつもりはありませんが、ちょっと慎重に身構えています。場合によっては、一部利益確定して他銘柄の売却損と損益通算させるかもしれません。
当面は様子見の予定。
ところで、アマゾン(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)はフェアバリューという判定になっていますね。GAFAMの中でも専らアップルだけがオーバーバリューみたいです。