投資ってそんな簡単に儲かるもんじゃないですよね。先ず自分で勉強しないとアウトです。別に投資に限った話でもないですが、自分で考えずに業者の言いなりになって儲かることはありません。
「なんで見ず知らずの自分に親身になって相談に乗ってくれるのか」と疑う気持ちを持てないと資本主義の餌になって金を失います。保険の無料相談ってありますね。別にあれを否定するわけではありませんが、なぜ無料なのか考えるくらいの冷静さは必要です。他人を頼るのは悪いことではありませんが、相応の対価を支払うべきです。その方がお互いの為です。
勉強したり痛い目に遭ったりしていくなかで、自分なりの投資手法を確立していくしかありません。が、夢の様な投資法は存在しないといずれ気が付きます。仮にあってもすぐに大勢が参入してαは消えちゃいます。インデックスにしろ個別株にしろ、長期的な株式運用の利回りは楽観的に見積もってもせいぜい10%程度です。中立的な立場だと7%くらいを見ておくのが妥当かな、実質ではなく名目で。
1000万円という大金をS&P500指数等の株式で運用しても年間利益は70万円くらいです。しかも、このうち実際に配当として入金されるのはもっと少ないです。
株式投資ってある意味で完全アウトソースです。会社運営をすべて経営陣、従業員に任せて、自分はのんびりソファに座っているだけ。株主はビジネスリスクを負担するという役割を果たしているわけですが、結局楽して儲かることはないという原理原則がここでも作用します。株式投資での儲けはそれほど大きなものではありません。
ただ、それでも株式収入には他にはない圧倒的優位性があります。それが「のんびりソファに座っているだけ」でお金を稼げるという点です。投資家は疲れ知らずです。特にバイ&ホールドをしている投資家はそうですね。きっとあなたも何ら額に汗かくことなく配当をもらっているはずです。今年はNY市場はクリスマス・ラリーの様相で、キャピタルゲインというささやかなプレゼントまでもらえそうですね。
先日、ウォールストリートジャーナルに「人気ユーチューバーに広がる燃え尽き症候群」という記事が上がっていました。毎週毎週ずっと動画を上げ続けるのはしんどい、でも頻繁に更新しないとグーグルのアルゴリズム的に不利になるから嫌だ。そんなジレンマがあるそうです。ブログでもそうですが、定期更新をルール化するとネタがない時でも無理矢理コンテンツを捻り出そうと思って疲れます。僕も過去そんなことがありました。別に今は毎日更新をルールにしているわけではありませんが。
ユーチューバーらは、休みを取るのを嫌がる。自分たちの動画がユーチューブのアルゴリズムによる「おすすめ」に出なくなることを恐れるからだ。おすすめ動画のアルゴリズムは謎に包まれているが、多くの人気ユーチューバーによると、再生回数が多くて更新頻度も高いチャンネルが選ばれるようだ。
ウォールストリートジャーナルより
ユーチューブやブログは「資産」になると言われます。過去に作ったコンテンツが24時間稼働して広告収入やアフィリエイト収入を稼ぎ出してくれるからです。ただそうとは言え、過去作品の稼働率は徐々に落ちていくから、収入を維持するには常にコンテンツを上げ続けなくてはなりません。資産としての価値を維持するために労働が必要で、完全な資本収入とは言えない面もあります。
どんな仕事であれお金を稼ぐって大変ですよね。学生時代にバイトした時に初めて感じたことです。「こんだけ働いて5万円か~」って。
ちょっと前に保育士をしている友人と飲みに行ったんですが、仕事が忙し過ぎてもう限界、、と悩んでいました。職員同士の人間関係も色々面倒くさいと。詳しいことはわかりませんでしたが、とにかく激務なんだと。それでいて給料は別に高くない。途中から急に泣き出すんで、どうしていいか分からなかったです。とにかく3時間話をずっと聞き続けて、ちゃんと家まで送り届けました。結局、その後に8年続けた保育士の仕事は辞めちゃいました。
株式はただ保有するだけで配当がもらえて楽ちんだけどつまらないなあ、とたまに思いますが、それはおこがましいことだなと思いました。体力を一切消耗せずに稼ぐことができて、完全不労収入源になるのが株式の素晴らしいところです。休みを取るという概念すらありません。常に24時間営業。寝てる間も稼いでくれる。てか、米国株の場合、私たちが寝てる間こそ稼ぎ時です。地球の裏側で。
現在の私の年間株式収入(理論値)は200万円弱です。人生が変わるような夢のある金額ではないけど、これだけの収入を完全不労で得られると考えたらとても有り難いなと感じます。200万円ものお金をもらえるほど価値あることができている気はしません。だって全く心身を消耗していないから。相場が崩れた時は株価が下がって含み損になってしんどいけど、それを耐えるだけで200万円も貰えるなら文句はありません。
サラリーマンは出世すればするほど給料は上がるけど仕事のストレスは上がります。そのストレスを解消するために金を使ってしまったら、給料が増えても手元に残る金は増えません。
一方で、株式は運用額が増えても労力は変わりません。複利の力で運用額が増えれば増えるほど効率的に稼げるようになり、手元に残るお金も増えます。一つの目安は運用額1000万円です。年間利益100万円が視野に入ります。不労収入(配当ではなく理論利益だが)が100万円を超えると、だいぶ気持ちが楽になります。あと、そこに辿り着けるということは、ある程度資本主義ゲームのルールを理解しているということですから、そこも強みになります。
仕事のやりがいどうこうよりも、先ずは資本主義ゲームで「上がり」に辿り着くことを私は優先しています。そこそこ余裕のある生活を株式収入だけで賄える状態にしたい。できれば独身前提ではなく、仮に所帯を持ったとしても株式収入だけで生活できれば理想。
ニートになる気はないけど、なろうと思えばなれるだけの経済環境を構築したい。その上で、投資以外でやれる仕事を探す。多少は体力を消耗して「やってる感」のある仕事も続ける。雇われか自営かはどっちでもいいです。つまらないかもしれませんが、これが私の選んだ生き方ですね。
実際にニートになるかどうかは別として(笑)、そのオプションの価値は大きいと私も思います。
よく若いうちは貯金とか投資なんかせずに、経験のためにお金を使えと言われたりしますが、
資産を積み上げることで心理的な余裕を生むという効用は馬鹿にできませんよね。
お金を貯める、投資するというのも、ある意味良いお金の使い方なのかなと最近は思っています。
オプションって好きな言葉です。
自由という単語を横文字にするなら、「フリー」よりも「オプション」ですw。
選択肢が複数ある状態、なんでも好きなものを選べる状態が好きです。
ただし選択肢が多いと迷って決めれず、時間だけが過ぎていくリスクがありますが。。
私もお金は大事だと思っています。
若い内は時間は自己投資に、お金は金融投資に捧げるのが個人的にはオススメです。
私は時間も金融投資に捧げちゃいましたが、、まあそれでブログまでやってるので後悔はないです。
いつも楽しくブログを拝見させていただいています。ヒロ様は高配当ETFとしてHDVを保有されていますが、最近米株ブログではSPYDが話題になることが多いように思います。私は高配当ETFはVYMを保有していますがSPYDも入れていくか悩み中です。ヒロ様はSPYDへの投資は検討されていないのですか?
こんばんは。いつもありがとうございます。
最近SPYDが人気なんですね!それは知りませんでした。
私はどうも知名度高い大型株が主要銘柄でないと安心できない性格でして、今のところSPYDを買う予定はありません。
でも一般論としてはSPYDは優良ETFだと思っています。
私がいま興味のあるETFはHDV、VIG、VYM、DGRW、DGROの5つです(DGROは国内ネット証券では買えませんが)。
私はPFは全てテクノロジー企業の個別株で構成されています。
そのせいか、選んだ企業が永続するのかという不安を常にかかえているため、少しストレスを感じています。
そのうち、ETFをPFに加えるかもしれません。
気持ちわかります。
アップルやアルファベットは永続すると思いますが、これだけ技術発展が早く競争も激しいと不安にはなりますね。
「結局杞憂だった」となる確率が高いとは思いますが、安心のためにETFはありですな。
ETFを買うとしたら、テクノロジーセクターETFのVGTやソフトウェアセクターETFのIGVを考えています。
ただ、SBI証券の場合、TECL(XLKのブル3倍)というレバレッジETFも買えてしまうので、悩みます。
テクノロジーセクターの前途は明るいとは考えていますが、レバレッジを程なのかはよく分かりません。
取り敢えず、レバレッジETFは変動が激しいので、暴落時に買えたらなぁとは漠然と思っています。(皆さん同じ考えなのかもしれませんが。。。)
私もテクノロジーセクターの未来は明るいと思います。
ただ何をもって「テクノロジー」というか、境界線も曖昧だなとは思います。
すべての企業はソフトウェアカンパニーになると言われますし。
アップルはテクノロジーセクターですが消費財セクターとも言えます。
いわゆる「テクノロジーセクター」の企業はいずれも利益率が段違いで将来有望ですね。
シンプルに優良企業を買うという点において外せないセクターです。