コロナ問題でボラティリティの高い相場が続いていますね。なんだか前日比▲3%くらいだもう何も感じなくなりました。つい最近まで1%の変動でもビックリしてたのにな。慣れって怖いですね。
こういう悲観相場でも長期投資家はどっしり構えておくのが一番だと思います。普段から自分なりに納得した強いポートフォリオを組んでおけば、慌てる必要なんてありません。こういう時はバフェットみたいな一流投資家もみんな損してます。あなただけじゃありません。
そういう私は結構ジタバタしてますw。きっと自分のポートフォリオに自信がなかったからです。コロナショックはポートフォリオを見直すいいきっかけになると思い、先日新ポートフォリオ案を作成しました。その案から少し考え直し、先日実際に銘柄入替を実施しました。
これが新ポートフォリオの銘柄構成です。
ティッカー | 企業名称 | セクター | 構成比 |
MO | アルトリアグループ | 生活必需品 | 5% |
PM | フィリップモリスI | 生活必需品 | 5% |
KO | コカコーラ | 生活必需品 | 5% |
PEP | ペプシコ | 生活必需品 | 5% |
JNJ | J&J | ヘルスケア | 5% |
MDT | メドトロニック | ヘルスケア | 5% |
ABT | アボットラボラトリーズ | ヘルスケア | 5% |
ABBV | アッヴィ | ヘルスケア | 5% |
VZ | ベライゾン | 通信 | 5% |
AAPL | アップル | ハイテク | 5% |
CSCO | シスコシステムズ | ハイテク | 5% |
MSFT | マイクロソフト | ハイテク | 5% |
MCD | マクドナルド | 一般消費財 | 5% |
UNP | ユニオンパシフィック | 資本財 | 5% |
XOM | エクソンモービル | エネルギー | 5% |
WFC | ウェルズファーゴ | 金融 | 5% |
BLK | ブラックロック | 金融 | 5% |
HDV | iシェアーズ・コア・米国高配当株ETF | ETF | 5% |
VIG | 連続増配株式ETF | ETF | 10% |
グラフにするとこんな感じ。
案から変わったのは、ファイザー(PFE)を除外してペプシコ(PEP)を残した点です。
セクター構成比は以下。
案ではヘルスケアは25%ありましたが、20%まで低下。その見合いとして生活必需品セクターが15%から20%に上がりました。両セクター合わせて40%という点は不変。
はー、なんか落ち着きました。銘柄入替って体力使います。でも、やって良かったです。以前よりも自信を持って今後の相場に臨める気がします。この銘柄だと、下落時もナンピンできそうです。石油株(エクソン)とかちょい不安なところもありますが。
ただ、ちょっとモヤモヤしている点が2つあります。
1つは生活必需品銘柄の業種分散ができていないところ。
フィリップモリス(PM)
アルトリアグループ(MO)
コカ・コーラ(KO)
ペプシコ(PEP)
の4つですが、タバコと飲料に偏り過ぎです。
タバコ会社は配当利回りが魅力的過ぎて、外したくても外せない状況です。飲料は無理して2銘柄持つ必要ないかなあ。まあPEPは飲料よりもスナック菓子の方がビジネスの規模が大きいですけどね。どちらか一つを日用品メーカーと入れ替えるのもありかもなと思いましたが、踏ん切りがつかず。
モヤモヤ2つ目が、数多くある製薬会社の中からアッヴィ(ABBV)をチョイスしたけど、他社比較が甘い点です。以前から保有しておりかつ配当利回りが高いから、まあABBVのままでいいやーくらいのノリで残しました。
と、こんな感じでまだ迷いはありますが、概ね自分の中で納得できるポートフォリオが出来上がりました。スッキリ! まあ結局大型株ばかりで特に面白さはないですけどね。
駒はすべて揃いましたが、まだ綺麗に5%均等配分にはなっていません。目標ポートフォリオに向けて少しリバランスをするのもありかなと考えています。
最後に配当をチェックしておきます。保有銘柄の3月28日現在の配当利回りは以下の通り。
ティッカー | 配当利回り |
MO | 9.8% |
PM | 7.1% |
KO | 3.7% |
PEP | 3.4% |
JNJ | 3.0% |
MDT | 2.5% |
ABT | 1.9% |
ABBV | 6.4% |
VZ | 4.9% |
AAPL | 1.2% |
CSCO | 3.6% |
MSFT | 1.4% |
MCD | 3.1% |
UNP | 2.9% |
XOM | 9.3% |
WFC | 7.0% |
BLK | 3.2% |
HDV | 5.1% |
VIG | 1.9% |
加重平均利回りは4.2%とS&P500平均の2倍ほどです。高配当です。満足。もっと利回りを高めることもできるけど、目前の配当ばかり追ってもダメだと自分に言い聞かせて、これくらいに落ち着きました。予想年間配当は100万円ほど。
ハイテクセクターのアップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)は利回りが1%台でちょっと物足りないですが、これからますます社会がインターネット化していく中で外せないと思いました。
にしても、最近エクソンなどのエネルギー株を買い増したHDVは利回りが5%を超えているなあ。アグレッシブ。リスクはあるけどチャンスもありそうです。私はETFの主力をVIGに変えましたが。
いつも大変参考になります。ありがとうございます。
さて、私自身は、つい数ヶ月前まで日本株オンリーで、この頃やっと米国株投資を始めたばかりでした。
今回の暴落前に始めましたので、今は当然やられておりますが、その後少しづつナンピンを入れた結果からすると、米国株を始めるタイミングとしては良かったような気もしております。もっとも、日本株で相当やられてますので、全体では涙々です。ただ、現在所有の日本株はもうそのままにしておこうと思っております。元々ドル建て投資のウェイトを増やしたいと思っておりましたので、今後は、逆張りにせよ、順張りにせよ、ひたすら米国株で運用していくつもりです。でも、日本株と違って、個別株のナンピンは少し勇気が入りますね。その点、ETFはナンピンしやすいので、もっぱらETFでやってます。これからも、貴重な情報、よろしくお願いします。
いつもお世話になります。
ナンピンできるなら、おっしゃる通り、このような暴落相場は投資スタートとしては良いタイミングだと思います。
私は黒田異次元緩和で株高円安が急伸する時期に投資を始めました(当時は日本株も持っていました)。
良いタイミングで投資をスタートできた!と思ってましたが、毎月毎月購入単価が上がっていくのが辛かったです。
一括投資ならよかったのですが、コツコツ積立投資だと強気相場のスタート地点から始めるのはそんなに良いものではなかったなと今は思っています。
>個別株のナンピンは少し勇気が入りますね。
はい、まさに。
優良株を厳選したつもりではいますが、利回りはかなり上がっているので不安は消えません。
ナンピン買いはETFが安心だと私も思います。
個別株は一度やっちゃうと抜けれませんw
がんばります。
こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします。