ダウの犬投資戦略とは、NYダウ30構成銘柄の中から、年末時点で配当利回りが高い銘柄を選んで、毎年機械的に銘柄を入れ替えていく投資法です。

2018年のダウの犬は以下の10匹でした。赤字にした銘柄です。

ティッカー 企業名称 配当利回り
(2017年末時点)
1 VZ ベライゾン・コミュニケーションズ 4.5%
2 IBM IBM 3.9%
3 PFE ファイザー 3.8%
4 XOM エクソンモービル 3.7%
5 CVX シェブロン 3.5%
6 MRK メルク 3.4%
7 KO コカ・コーラ 3.2%
8 CSCO シスコシステムズ 3.0%
9 PG プロクター&ギャンブル 3.0%
10 GE ゼネラル・エレクトリック 2.8%
11 JNJ ジョンソン&ジョンソン 2.4%
12 INTC インテル 2.4%
13 MCD マクドナルド 2.4%
14 BA ボーイング 2.3%
15 UTX ユナイテッド・テクノロジーズ 2.2%
16 DWDP ダウ・デュポン 2.1%
17 TRV トラベラーズ・カンパニーズ 2.1%
18 JPM JPモルガン・チェース 2.1%
19 WMT ウォルマート 2.1%
20 MMM スリーエム 2.0%
21 CAT キャタピラー 2.0%
22 MSFT マイクロソフト 2.0%
23 HD ホーム・デポ 1.9%
24 DIS ウォルトディズニー 1.6%
25 AAPL アップル 1.5%
26 AXP アメリカン・エキスプレス 1.4%
27 UNH ユナイテッド・ヘルス 1.4%
28 NKE ナイキ 1.3%
29 GS ゴールドマン・サックス 1.2%
30 V ビザ 0.7%

2018年も9カ月が経とうとしています。なので、中間発表と言うのはちょっと遅すぎますが、現時点のダウの犬たちの戦績を確認してみたいと思います。

ちなみに、NYダウの現時点の2018年YTDリターンは+6.6%です。これを上回っているかが一つのベンチマークですね。

では、中間発表です。

# ティッカー 企業名称 2018年YTDリターン(※) NYダウに・・
1 VZ ベライゾン・コミュニケーションズ 4.5% 負け
2 IBM IBM 0.8% 負け
3 PFE ファイザー 24.1% 勝ち
4 XOM エクソンモービル 6.4% 負け
5 CVX シェブロン 0.6% 負け
6 MRK メルク 28.4% 勝ち
7 KO コカ・コーラ 3.0% 負け
8 CSCO シスコシステムズ 29.0% 勝ち
9 PG プロクター&ギャンブル ▲6.0% 負け
10 GE ゼネラル・エレクトリック ▲30.7% 負け

(※)9月末までのリターン

う~ん、微妙ですね・・。ダウの犬10匹のうち、NYダウに勝っているのは3匹だけ。

製薬大手のメルク、ファイザーの株価は後半から大きく伸びました。あと強いのはシスコシステムズだけです。エクソンモービルが一歩及ばずでした。

まあたった9カ月間の株価パフォーマンスを見てもしゃーないですけどね。一応、これが現時点の2018年ダウの犬の成績です。

配当利回りは投資判断の参考程度にした方がいいです。株のバリュエーションは配当利回りよりも株式益回り(PER)で見るのが基本です。

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