自分で言うのも何ですが、私はまあまあ気前のいい方だと思います。
年下と飲みに行ったらだいたいおごります。相手が同世代でも多めに出すことが多いです。二人で15,254円ならとりあえず1万円札渡して後よろしく~とします。細かく割り勘計算するのも面倒だし、多く出して相手も嫌な気分にはならないと思うし。
奥さんも「私の旦那はまあまあ金払いのいい男だな」ときっと思ってくれていると思います。週末ランチは一人3千円前後のオシャレなお店に連れて行くこともよくあるし、欲しいインテリアとかもなんやかんやで買ってます。
そうやって気前よくお金を出せるのは、ちょっとカッコつけたい気持ちも正直ありますが、単純に経済的に余裕を持てているからです。1万円くらい払っても自分の財政に大した影響はない、ほぼ誤差の範囲と割り切れるからです。
そんな1万円程度で相手が気持ちよくなってくれるなら、お金くらい払ってもいいやと思えるだけです。せっかく貴重な時間を割いてくれたわけだし。
まあ金額の問題と言えます。今の自分の財力だと1万円はいいけど、10万100万円をほいっとおごったりはできません。たぶん今後もできません。
ここで言う財力というのは、金融資産の保有額のことではありません。預金と株式を合計すると5千万円と結構な額を持つようになりましたが、そういった貯金、ストックがたくさんあるから金払いがよくなるのかと聞かれたらそれはNOと答えます。
資産でなはく、収入に余裕があると思えることが財布のひもを緩くします。ストックよりフローが自信の源です。
都内には稼ぎのいいリーマンがたくさんいますが、私はそんなめちゃくちゃ給与収入が多いわけではありません。平均以上はもらえていますが8桁には届きません。今年も来年も無理だと思います。うちの会社は管理職にならないと大台には乗らないですね。
でも「資本所得を加えると大手商社マンばりに稼いでいるんだ!」と勝手に心の中で思っています。もちろん誰にも言いませんが。
株式運用額4,300万円に益回り6%を掛けると260万円ほどになります。7%だと300万円です。
最近は株価が下がりがちです。「今後10年米株のリターンはゼロ」なんて言ってる有名ファンドマネージャーもいて恐ろしくなります。
確かに株価の上値はしばらく重そうです。でも、マーケットの下落はよそに今日も淡々と社会は回っています。
いつものようにiPhoneが売れまくり、ゲームアプリで誰かが課金し、そしてチャリンチャリンとアップルに莫大な営業キャッシュがもたらされています。今日もマックでハンバーガーを食べる人が大勢いて、そしてチャリンチャリンとマクドナルドにロイヤリティ収入が舞い込んでいます。
それらはただちに株主のリターンに結びつくものではありません。ただちにどころか、今後10年リターンはないと脅されています。
でもお金は確かに私たちが所有する企業に流入しているわけです。投資先企業がきちんと収益を上げている限り、その利益はいずれ配当ないし株価上昇という形で私たち株主の利益になるはずです(愚かな経営者が稼いだ資本を毀損しない限りは)。
株価が上がろうが下がろうが「保有株式時価×益回り÷365」の金額を毎日株が稼いでくれている。このマインドが長期投資では大切だと思っています。仕事中暇な時にこの計算式を電卓で叩いています笑。
あと、最近は不動産収入もあります。自宅マンションを買いました。これも実質的に資本収入を生んでいます。
毎月の銀行への返済額は20万円強で、うち16万円がローン元本部分です。この月16万円、年192万円が「帰属家賃的なもの」です。ちなみに、我が家を賃貸に出すと月額30万円ほど取れるので、年360万円が本当の意味での帰属家賃となります。
帰属家賃の解釈は色々ありそうですが、ざっくり適当に自宅マンションは年300万円の収入を生んでいると思い込んで、勝手にテンション上げるようにしています。
株式収入が年260万円。不動産収入が年300万円。給与収入にプラス560万円した金額が本当の自分の年収だと信じています。そうすると余裕で8桁になります。
机上の計算というところもあるので客観的な収入とは言えませんが、そう思い込むことでなんかちょっと自信が付くし、少し高額なものでも「買っちゃえ!」となりやすく、それが結果人生をいい方向に導いてくれることが多いんです。
都合のいい発想と思われるかもしれませんが、自分で勝手に調子に乗って思い込んでいるだけで周りに一切迷惑はかけていないのでOKでしょう笑。迷惑どころか、おごってもらえる人もいてwin-winです。
日本は給料が上がらないといつも自虐的なニュースが多いと感じます。まあそれは事実ではあるのですが、そんなマクロ分析はさておき、自分が抜け駆けで収入を増やせればいいと思っています。日本平均の収入が横ばいだろうが下がろうが、自分が上がれば問題ないです。
私は本業の経理の仕事も好きなので引き続きがんばりますが、今後の収入増は資本の頑張りの方に期待しています。給与収入単独で上を目指すより、資本収入に頼った方が税金的にもお得です。
給与収入+資本収入(株式、マンション)で年収2,000万円を目指したいです!んで調子に乗ってもっと余裕でお酒をご馳走できる男になりたいです。
Hiroさま、いつもありがとうございます。前回 Apple株の件でご意見いただいた 北の銀狐です。Appleについては、結果して買いに踏み切れずおりまして ドル貨は引き続き外貨MMFで運用しております。
あまり知られていませんがドル貨MMFは現在年利換算でプラス2%超の利回りであって、現在の地合においては まあまあのパフォーマンスかな等とも考えています。
私ども夫婦は、子供たちは既に独立し、固定資産をのぞいても相当額のストックがありますが 今後も長く不自由ない暮らしを維持するため「資本所得フロー」の確保の側に関心が強くあります。
AppleやAmazon、またGoogleは米ドル建て長期社債を発行しており、こうしたエクセレントな合衆国企業債券をポートフォリオに組み入れるのも一策か?と 検討を行っております。(幸いドル貨は 円安進行の前に調達しております。)合衆国は来春位までは一層の金利上昇が見込まれるので その頃を狙って 手掛けようと考えているところです。
Hiroさまのご意見ご所見をお伺いできますと幸甚であります。
こんばんは。
社債マーケットをウォッチしてないですが、米国債に対するプレミアムがそこそこあるなら債券をポートフォリオに入れるのはありだと思います。
投資適格の優良社債で4.5%くらいはあるでしょうか。短期で。
今後経済が減速すれば、再び債券価格は上昇トレンドに乗る可能性があるので、インカムとキャピタル両方狙えるチャンスがありますね。
ジャンク債ではなく投資適格社債を買うのが安心だと私も思います。
債券いいですね~。
いつも株ばかり見てますが、ここまで金利が上がると債券も真剣に考えないといけないですね。
Hiro 様
> ストックよりフローが自信の源です。
同感です。本体のストックには手を付けず、あくまでフローで生活し、その範囲内で時には贅沢もする。
『マルサの女』での権藤氏(山崎努)の、あの箴言がつくづく身に沁みます。
コメントありがとうございます。
使っても稼げると思えると、積極的に消費できますよね。
最近はコップからこぼれ落ちる水の量が増えてきた感じがします。
Hiro 様
ご返信ありがとうございます。
コップのふちからのポタポタ。その音のピッチが少しでも速くなれば…と願いつつのSlowlyな長期運用の日々であります。
貴過去記事から権藤社長のあの名シーン、名セリフが臨場感たっぷりに収められた素敵な一編を見つけましたのでリンクを。
https://growrichslowly.net/want-to-get-hundred-million-yen/
(差し出がましき行為をお許しくださいますよう。)
過去記事までありがとうございます!
自分の過去記事を読むのは恥ずかしいので、開かないでおきます笑。
滴る程度だった水が、気づけばコップ一杯に相当するくらいの量になっているのが長期投資の魅力ですね。