最近個別株に傾倒して、ETFのウォッチが疎かになっていました。
最近気が付いたのですが、バンガードのETF経費率が2017年5月に引き下げられていました。
もうご存知の方も多いかもしれませんが。
特に注目がVOOとVTIでしょうか。
VOO:0.05%→0.04%
VTI:0.05%→0.04%
VOOはS&P500連動のETFです。
これで経費率はブラックロックのIVVと並んで、最安となりました。
上記の経費率とは(毎日発生する)信託報酬のことで、購入時に掛かる手数料は証券会社毎に異なります。
購入手数料はSBIとマネックスの2社が安いです。
購入手数料を考えずに定期的に少額をS&P500に投資したい人は、カブドットコム証券のフリーETFで1557を買うという選択肢があり、これは非常にお勧めです。
なるべく信託報酬を安く抑えて、ある程度まとまった金額をドカッと投資する人はVOOやIVVがお勧めです。
VTIはS&P500よりも投資対象が広くより分散して米国企業に投資できるETFです。
このVTIも非常に優秀なETFだと思います。
S&P500系とVTIのどちらがより良いかは、ちょっと判断付き兼ねますが。
私は高配当ETFと生活必需品ETF、それから複数の個別株でポートフォリオを組んでいます。
上記の時価総額型のETFは今は一つも保有していません。
(直近5月末のポートフォリオ)
このMyポートフォリオを運用し続けて配当を再投資続けることで、VOOとかVTIに勝てると信じて運用続けています。
でも、それを達成できる絶対的自信がめっちゃあるかと言えばNOです。。
S&P500の右肩上がりに自分のポートフォリオが勝てるのか、これはわかりません。
投資が趣味でも何でもない普通のサラリーマン投資家は、VOOなどのS&P500ETFに投資するので必要十分だと思います。
それは投資コストに”時間“という観点まで持ち込むと、明らかにインデックス投資の方が有利だと思うからです。
個別株など買い始めると、よほどうまくルール化してそれを守る自制心がないと、どの銘柄を買うかめちゃくちゃ迷います。
そして、迷いに迷った挙句買った銘柄が直後に暴落するとげんなりすることもあります。
私は、迷った時間コストをブログに還元できるのでまだマシです。
あなたは別に投資ブログまで書くつもりなんてないでしょうから、仕事の時間、趣味の時間、家族との時間をきちんと確保するために、投資の時間はなるべく抑えた方いいと思います。
1日は24時間と決まっていますから。
時間はお金以上に大切なあなたの経済的資源であり、人生の源です。
時間を無駄にせず、効率的にお金を増やすという視点は大事だと思います。
いつも勉強させて頂いてます。
ワタクシも最初に投資をした頃はETFからはじめて、レベルが上がってくるにつれ個別株へ移行してましたが、結局市場に負けてしまう恥リスクを恐れ、一周戻ってETFメインになっていまいました。悲しい限りです。
以前はコストの観点からIVVにしていましたが、同列のコストなのでVOOも購入できるようになりました。双方を保有してると、(当然同じ動きのはずですが)微妙に異なる動きをするときがあります。基準価格と実際の売買価格の乖離からくるものと解釈しているのですが、理論価格をいちいち参照しないと割高になってしまうと聞いたことがあります。ワタクシもhiro様と同様HDVを持っていますが、hiro様はHDV購入の際に理論価格も参照していますでしょうか?
教えて頂けると幸いです。
最初からETFを選んでらっしゃる時点で、とても投資リテラシーの高いお方なのだとお見受け致します。
確かに、個別株を複数買うのだとかなり市場平均とは異なるパフォーマンスになりますね。
思惑通りに行けば市場平均を超えれるわけですが、その結果を計測できるまでに長期間の時間が必要な点が不安感を増幅させますよね。
「本当に今のポートフォリオで大丈夫なのか!?」って。
私も結構不安を持ちながら投資続けています。
自分のポートフォリオに大した自信なんて持ってないですから。
検証してETFに戻られるというのも合理的だと思います。
PDCAサイクルを回している感じですね。
無駄にビビッてシコシコ事前勉強ばっかりするより、実戦でのトライアンドエラーを繰り返した方が早く学べますよね。
私も見習いたいです。
私はかなり慎重(つまりビビり)でして、事前に相当情報収集しないと行動できない性格です。。
人生の時間は有限ですから、なんでも行動行動っていう姿勢は大切だと最近よく思います。
>双方を保有してると、(当然同じ動きのはずですが)微妙に異なる動きをするときがあります。
そうですか、両者とも流動性も申し分ないのであまり基準価額とのかい離はなさそうだと思っておりましたが、そうでもないのですね。
であれば、せっかくコストが同じなのでリスクヘッジで両方保有するのもありでしょうか。
というか、佐藤様は両方保有されているのですね。
>hiro様はHDV購入の際に理論価格も参照していますでしょうか?
恥ずかしながら、全く参照しておりませんでした。
純資産規模大きいしブラックロックの商品だし、まあ大丈夫やろ~くらいに楽観的に考えて投資しておりました。
ただ、割高で手を出さないために過剰に上振れしてないか、事前にきちんと確認したほうがよいのでしょうね!
返信ありがとうございます。
>>であれば、せっかくコストが同じなのでリスクヘッジで両方保有するのもありでしょうか。
ワタクシの場合、バンガードの方が創立理念などにも共感するのでできればバンガードで揃えたいところですが、ちょっと前までコストの観点からIVVを選択しておりました。しかし、その時々によって一番コストが安いETFは変化するので結果的に双方を持ってしまっている状態です。(わざわざ乗り換えるコストを払うほどではないかなと思っています)
>>ただ、割高で手を出さないために過剰に上振れしてないか、事前にきちんと確認したほうがよいのでしょうね!
とても細かい事でしょうし、もっと大局的な見方をしたほうがよいことは重々承知なのですが、どうにも気になると心配になってしまいます。ヤフーファイナンスなどでNAVを見る限り、常に実売価格が上回っているように見え、それはつまりずっと割高値段なのかな? でもそれは市場全体の平均PERと同じで今の状況ではそれは当たり前なのかな? など一人悶々としていました。ありがとうございました。
ワタクシもhiro様とほぼ同世代(1986年生まれ)で(勝手ながら)親近感をもってブログを拝見させて頂いております。これからもブログ楽しみにしております。
>バンガードの方が創立理念などにも共感する・・
なんか、佐藤様と同じことをおっしゃっている読者さんがいらっしゃった記憶があります。
恐らく同じくバンガードの理念に共感している方は多くいらっしゃるのでしょうね。
なんかバンガードという会社のブランド力を感じます。
ジョン・ボーグルさんはインデックス投資を世界に広めた偉大な方です。
今私は個別株重視に移ってきていますが、低コストなインデックス投資の存在がなければ投資に興味を持つこともなかったかもなと思います。
とは言え、コスト重視でIVVを選ばれていたところは投資家っ感じですね!
その時々で最も安い商品を選ぶがために、やむを得ず複数商品持つことはありますね。
私もかつてありました。
外国株式インデックスeとニッセイ外国株を持っていたりと。
確かに、コストかけて乗り換えるほどではないですよね。
>とても細かい事でしょうし、もっと大局的な見方をしたほうがよい・・
いえいえ、こういう細かいコストにきちんと気を配れる方が長期投資に向いていると思います。
長期投資の敵がコストと税金とはよく言われることですから。
私も今後ETF買う時は、たとえ流動性の高いETFでもちょっと気にするようにしたいと思います。
同世代ですか。
30代突入ですね~。
同じ米国株投資家として今後ともよろしくお願いします!
こんばんは。
これ凄くないですか!?
楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社、『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表
https://www.rakuten-toushin.co.jp/news/pdf/20170928.pdf
バンガード社のETFを買うだけのファンドをシリーズ化するようです。ファンドオブファンズですね。
そのうちVOO, VDC, VYMも出てきそうです。
うーん、海外ETF直接買い付けじゃなく、これで積み立てようか揺れてます。
こんばんは。
はい、その商品凄いですよね。
先日、読者さんがメールで教えて下さって始めて存在を知りました。
VTIに連動する投資信託で、信託報酬は0.1%台ですよね。
驚きました。
分配金課税の繰延べ効果を考えれば、ETFより税引き後期待リターンは高くなる可能性があると思います。
投資信託は指値もないですし、ETFよりも気軽に投資できますよね。
VDCやVYMなどに連動する商品も確かに将来的には出るかもしれませんね。
楽しみです。
私は個人的な価値観から投資信託は買わない方針なのですが、一般的に言って低コストの投資信託は長期投資に使える有用なツールだと思います。