僕はこんな投資ブログを運営しているほど投資に時間を掛けていますが、そんなに報われていません。リターンはしょぼいです。

米国株式市場を牽引するのはアマゾンやアップルといった大手ハイテク銘柄なわけですが、私はそれらFANG等へのポーションがゼロです。上昇相場に乗れていない残念な投資家です。

先日、2018年YTDのリターンを算出してみましたが、S&P500平均に余裕で負けていました。

そんな感じで全然儲かっていないのですが、こう見えても累計の投資損益は一応プラスです。

今まで、自分の投資損益を集計したことはなかったですが、先週末にちょっとやってみました。米国株投資を始めたのは2016年からです。2016年~2018年現在までの投資利益っていくらあるのか集計しました。

その結果がこちら。

自分で集計してへ~って思いました。
初めてです、こうやって今までいくら儲かってきたか計算したのは。

書いている途中で気が付いたんですが、2016年の売却損益115万円は、2016年に利益を実現させただけで、2013年~2015年に生じたキャピタルゲインも織り込まれています(私が本格的に株式投資を始めたのは2013年)。なので2016年の成果としては正確じゃないです。

ちなみに、2016年のこの売却益115万円はMSCIコクサイなどに連動するETFを売却した時の利益です。懐かしい。。「シーゲル流に切り替えるぞ!!」と息巻いて、それまで保有していたインデックス全部売却して、HDVや個別株を買い始めたのがこの頃です。

当時の記事あるかな~。

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あ~、この辺の記事かな。

先進国ETF(1680)と新興国ETF(1681)を売却 合計250万円の大リストラ

【シーゲル流へ改革】 VTを売却してフィリップモリス(PM)とベライゾン(VZ)を購入した!

【シーゲル流へ改革】 先進国株式”1550″等を売却してコカ・コーラ(KO)を60万円購入した!

【シーゲル流へ改革】フィリップモリス株(PM)を70万円追加取得した!

【シーゲル流へ改革】ファイザー(PFE)株を100万円購入した!ついに新興国株式を売却へ!

こうやって投資の履歴を残せるのがブログの良いところでもあります。長期投資とブログって相性いいな~って思います。過去どういう経緯で、どういう考えがあって投資判断を下したかがわかります。

文章を見返すと、当時の記憶が蘇ってきます。一番上の「~250万円の大リストラ」の記事は、夏休みに地元福岡にある大濠(おおほり)公園のスタバ(綺麗なスタバでお気に入りなんです)で書いた記事です。なぜか妙に記憶に残っています。あれから2年か・・。短いようで長かったような感じです。

2016年~2018年9月までの2年9カ月間の累計投資利益は405万円。2016年の売却益を除くと300万円弱ってところか。

ざっくり計算ですが、2016年から始めた米国株投資で300万円くらい儲かってるのが僕の投資成果です。

「まあまあじゃん、やるじゃん! 車1台買えるやんか。」って思われるかもしれませんが、投資成果は絶対額で見てもしゃーなくって、投資額に対する利回りで見るのが普通です。

元本100万円で利益300万円ならめちゃ凄いですが、元本1億円で利益300万円ならしょぼいです。米国債でも、1億円を1年間運用したら300万円くらいは儲かりますから。

じゃあ、2016年~2018年9月までの僕の平均保有株式時価はいくらだったのか、ざっくりですが計算してみました。一応エクセルにずっと記録はしてますので。

2016年~2018年の平均株式時価は16,932千円でした。

つまり超ざっくりですが、僕は約17百万円相当の株式を2年9ヶ月運用して、累計で約3百万円の利益を得たというわけです。

ここから年間利回り(単利で。複利にしてもそんな変わらんから。)を計算すると6.4%になります。

どうですか、、6.4%って良くはないけどめっちゃ悪くもない感じかな?

もしS&P500ETFに全額投資していたら、2016年~現在までの年間利回り(単利)は大体14%くらいあります。なので、S&P500と比べるとやっぱしょぼいと言わざるを得ません。もしS&P500ETFを買っていれば、今頃累計リターンは700万円を超えているでしょう。

これだけ一生懸命個別株を選別して、この有り様です。
投資って難しいです。

私はディフェンシブ株中心のポートフォリオなので、相場が逆回転した時も今と変わらない6%前後のリターンを安定確保して、そして長期ではS&P500を追い抜いてやる!!という意気込みでいます。リターンを他の投資家さんと比べることに興味はないですが、S&P500は意識しています。ライバル視しています。

S&P500のこの2年半ちょいの単利は14%なわけですが、さすがにこのペースが永久に続くことは考えにくいです。株式の過去の実質リターンは7%弱です。インフレ率2%とすれば名目で9%。いずれ平均への回帰はあるでしょう。それがいつになるかはわかりませんが。

今のところ、S&P500の半分にも満たないくそリターンを晒したわけですが、一応+6%であることを褒めて欲しいです!(笑)。誰も褒めてくれないと思うので、自分で自分を褒めたいと思います。まあ、ここ数年はずっと相場全体の調子が良いから、利益が出ている面も否定はできませんが。

日経新聞によると、投資信託を買っている日本人の約半数は損失を抱えているそうです。


どういう集計方法か知りませんが、これが実態です。

僕のポートフォリオはしょぼいリターンしか生んでいませんが、それでも2年9カ月で絶対額として300万円、利回りで年率6%超を確保できました。

これって世間的に見れば凄いことかもしれません。

日本で株式投資が浸透しないのは、ファイナンシャル教育の問題もありますが、投資の成功体験がほとんどないことも影響していると思います。銀行、証券会社に言われるままに高コストな投信を買っちゃったら、そりゃ損します。むしろ、半数は利益が出ているのが驚きなくらいです。

知り合いに元大手証券会社勤務の女性がいます。「お客さん(主にお年寄り)みんな損してて可哀想だった。HiroさんがやってるETFが一番いいよ。ETFより良い商品はないと思った方がいいよ。私が投資するなら絶対にETFにする。」彼女はそう言ってました。

でも、銀行や証券会社がETFを積極的に売り込むことはありません。手数料が少なくて会社の利益にならないからです。

低コストのETFに辿り着くには、自分で勉強しなくてはなりません。ネットで検索するのも立派な勉強です。ろくに自分で調べもせずに、テキトーに投資して大損している人は世の中に大勢います。何でも斜に構え過ぎるのはよくないと思いますが、金融ビジネスに対してはちょっと疑ってかかるくらいがちょうど良いです。

S&P500やNYダウ、MSCIコクサイといった優良インデックスに連動する低コストETF、ないし優良個別株を分散保有したポートフォリオを組んでおけば、ある程度の期間があれば手堅いリターンを得ることができます。貴重な時間と金銭を使って、投資リテラシーを身に着けたからこそ得られるリターンです。

優良米国株への長期投資は再現性の高い投資法です。景気循環に全く乗れてない私のポートフォリオですら、ちゃんと利益が出ているくらいですから、きっと誰でも儲かると思います。