明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

まだ新型コロナウイルスが猛威を奮っていますが、読者の皆様の健康を心よりお祈り申し上げます。ワクチン接種も始まりますし、今年はコロナを乗り越えたいですね。

すでに嵐は株式市場を通り過ぎた

コロナ暴落は株式市場の歴史から抹殺されるのではないか。そう思わせるほどに2020年の株式パフォーマンスは好調で終わりました。

S&P500指数+16%、ナスダック総合指数+43%。ハイテクが強かったです。アップル+81%(2年連続の80%越え)、アマゾン+76%。マイクロソフト+41%。

S&P500指数は3月半ばに2,200台まで下がりましたが、終わってみれば昨日12月31日の終値は3,756。底値からの上昇率は70%超。しかも半年程度という短い期間で。

すり減っていく資産に絶望していた春先に、誰がこれほど短期の復活を予想できたでしょうか。マーケット予測の難しさを痛感した1年でした。

売らずにガチホできた投資家が勝利したわけですが、これは結果論とも言えます。自律的な回復は恐らく不可能でした。FRB、政府がリーマンショックの教訓を生かして素早く大規模な手を打ってくれたおかげです。

経済は中央次第という状況はコロナ禍での一時的なものではなく、これからの社会の大きな潮流だと捉えています。大きな政府を求める声が大きくなり、民意のリベラル化が進むと思います。

史上最高値を更新した米株式市場ですが、2021年以降も勢いは衰えないと個人的には予想しています。長期金利もそれほど上がらないのではと。割高に見えるバリュエーションを過度に恐れず、今年も米株を買っていきます。

2020年末のポートフォリオ

2020年12月末のポートフォリオです。現預金を除く株式だけです。

以下、銘柄別の構成比。

爆上げを続けるアップル(AAPL)がバリュー株の低迷を補ってくれました。AAPLの構成比は11%まで上昇。一部利確も検討しましたが、結局何も触りませんでした。

アップルはこのまま保有を続けます。追加の買い増しもせず売りもしない。テクノロジーがますます日常生活に浸透してきており、アップルのエコシステムが果たす役割も大きくなる一方です。

アップルを除いては特定の個別銘柄への依存度は小さく、きれいに分散できてきたかなと思っています。

2021年は上記既存銘柄への投資は少なくなりそうです。買うとしたらアボットラボラトリーズ(ABT)くらいかな。

新規銘柄をいくつか買ってみようといま改めて財務データなどをチェックしているところです。一番興味があるのは半導体業界。ここは最低1つは買ってみようかなと。すでに株価は上がっていますが、オートメーションの普及、社会のDXはこれからが本番だと思うので。