4月末のポートフォリオです。
リスク資産のみの構成比は以下の通り。
4月はメドトロニック(MDT)に25万円ほど投資したのみ。本当は追加で投資するつもりだったんですが、せっかくのGW前に体調を崩してしまい(謎の頭痛)、一旦保留。ブログやれるくらいには回復しましたが、休み明けにもう一度病院行くつもりです。
コツコツ買い増してきたMDTはついに構成比5%まで到達。医療機器の総合デパート的存在で、これからの世界的な医療需要の伸びの恩恵を受けるだろうと期待しています。各国の医療政策がリスク要因です。
後はブラックロック(BLK)をもうちょっと買い増したい。アッヴィも、ちと怖いけど5%まで引き上げたいな。
一通り3月締めの決算が出揃いました。
ざっくり結果はこんな感じ。
エクソンモービル:悪い
フィリップモリス:まちまち
アルトリアグループ:悪い
ベライゾン・コミュニケーションズ:良い
ペプシコ:良い
ゼネラルミルズ:良い
アップル:良い
コカ・コーラ:良い
ファイザー:良い
ブラックロック:良い
IBM:悪い
コルゲート・パルモリーブ:良い
アッヴィ:良い
シュルンベルジェ:まちまち
全体的には良い決算だったかな。ただ保有金額が大きいXOMとMOが期待を下回る結果でちょっと残念でした。締め括りのアップルは昨夜マーケットクローズ後に良好な決算を発表。時間外で株価は5%近く上昇しています。一安心。アップルは昨年後半の急落時に150ドル台前半で仕込むことができて、ただただ運が良かったと思っています。
ところで、ウォッチ銘柄を決めました。
・マイクロソフト(MSFT)
・シスコシステムズ(CSCO)
・ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
・アボットラボラトリーズ(ABT)
・メルク(MRK)
とりあえず、この5銘柄をSeekingAlphaに登録しました。10銘柄くらい登録しようかと思ったんですが、やはり真剣に投資を検討している銘柄でないと自分事としてニュースを見ないだろうと思いこの5つに絞りました。
この5銘柄が新規にポートフォリオに組み込む可能性がもっとも高い銘柄です。シスコシステムズなんて魅力的です。昔「シスコは割安で買いだと思う!」と威勢のいいことを言っていたのですが、結局行動せず。あれから株価はグングン伸びてしまったな。
マイクロソフトもずっとウォッチしていますが、当然ながら株価はなかなか落ちません。それどころか最高値更新中です。今はもう130ドルですよ。130ドルって、今年の予想EPSをベースに計算するとPERは28倍です。マイクロソフトほどの優良企業であれば、PER28倍でも「買い」なのでしょうか。きっとそうなんだろうな。でも28倍はなかなか手が出ないな~。益回り3.5%ですよ。買うお金はあっても手は出ない。レッツノートみたいなものです。昔からホールドしている人が羨ましい。
シスコのPERは18倍でまだ良心的な価格。まあ、表面的なPERだけで判断できるわけじゃないですけどね。
昔はハイテクセクターへの投資を躊躇していましたが、今は考えが変わりました。色んな会社の財務諸表を見てきましたが、マイクロソフトやビザ、マスターカード、シスコシステムズ、アルファベット等の収益性は頭一つ抜けています。「素晴らしい企業をほどほどの価格で買う」という長期投資の原則に則るならば、ハイテクセクターへの投資は外せないという判断に至りました。あ、ちなみに、ビザをウォッチ銘柄に選抜しなかったのは、配当利回りが低すぎるからです。僕はインカムも求める人です。インカム無視するなら、ビザとマスターカードはウォッチ銘柄に含めたい最有力候補です。あとアルファベットも興味ありますけど、無配だから外しています。
とりあえず、MSFTとCSCOの2社が自分の求める条件に合致するIT銘柄です。SeekingAlphaに登録して、毎決算の内容やバリュエーションを追い続けます。
あとは、ヘルスケアセクターの3銘柄ですね(JNJ、ABT、MRK)。市場成長性とディフェンシブ性を兼ね備えたヘルスケアセクターは魅力的だと思っており、もう1銘柄追加したいです。JNJとABTが候補。MRKはもしかしたら、PFEやABBVと入れ替えるかもしれないからウォッチ銘柄に加えました。
株式投資って難しいなあと改めて思います。やっぱ優良企業の株は値段が高いです。その値段で買うべきかどうか悩んで悩んで、時間だけが過ぎていきます。バフェットは「株式投資に見逃し三振はない」と言っていますが、むしろ三振でアウトにして欲しいくらいですw。でないと、ず~っと見逃し続けちゃいます。3ストライクでアウトになるなら、嫌でもバットを振るんだけどな。
将来のEPSと今の株価、これをどう判断するか。野菜や刺身みたいに鮮度が目に見えれば判断しやすいけど、将来キャッシュフローというフワッとした予想をベースに価格が決まる株の売買判断はやはり難しいです。
いつもブログ楽しく読ませてもらっています!hiroさんに1点質問したいことがあります!銀行から金利1%借入期間7年で5億まで借りることが可能だとしたら、いくらまで借りてどのような運用をしますか?もし時間があれば少し考えて答えてもらえると嬉しいです。宜しくお願いします!
いつもありがとうございます!
金利1%でお金借りれたら嬉しいですね。
借入資金の大半はS&P500ETFないし今の米国株ポートフォリオに組み込みたいです。
レバレッジETFではなく、低利の証書借入でレバレッジ投資が理想なので。
米国株にレバレッジ投資って夢がありますよね。
こんにちは。
米国個別株投資家の方のポートフォリオを拝見すると、その方の投資に関する考え方、
企業を選ぶ基準がわかって面白いですし、自分のポートフォリオを作る際の参考になりとても勉強になります。
hiroさんは、「素晴らしい企業をほどほどの価格で買う」と言っておられます。
この「素晴らしい企業」の判断基準にその投資家の考えが出ておりますね。
hiroさんはインカムを重視するのは、やはりご自身のお仕事による物なのでしょうか?
私は、技術系の設計や開発、販売した製品のサポートを行っております。そのため、このブログに登場する3M、インテル、マイクロソフト、google、等の製品についてかなり細かい事まで調べます。ですので、これらの企業の製品がどれだけ優れているか、変わりになる企業は無い。ということも常に感じております。また、これからも世界中の国で、空気や水のように必要とされるとも感じております。
また、ボーイング、ロッキードマーティン、UT、IBM等の製品がいかに革新的であるか、ということも痛感しております。
バフェット氏も、「自分がよく分からないものには投資しない」と言っていたと思います。
ですので、私のように技術系の仕事をしている人間が、米国個別株投資を行ったら、技術系に偏ったポートフォリオになると思います。
フィリップモリス、コカコーラ、P&G等は、確かに増配を続けておりますし、財務的には立派かもしれませんが、なんだか実感が持てないな〜と思っております。
hiroさんからみて、技術的な強みが嫌という程わかっている。という理由で技術系企業を中心としたポートフォリオを組むことはどのようにお考えでしょうか。
ご意見を頂けると嬉しいです。
おはようございます。
挙げて頂いたハイテク企業はこれからますます繁栄すると私も思います。
業界について詳しくはありませんが、過去の圧倒的な収益性を見てそう感じます。シンプルにPL、キャッシュフローが素晴らしいです。
インテルやマイクロソフトのビジネスに詳しいというのは、投資家として大きなアドバンテージですね。
私は今のポートフォリオに消費財系企業、エネルギー企業が多いですが、それは2016年米国株投資を始めた当時の思想が色濃く反映させています。
あの頃は、『株式投資の未来』の記載内容を表面的に捉えて「生活必需品、ヘルスケア、エネルギー、高配当株は有望、ハイテクは避けるべき」と考えておりました。
今では当時の発想は誤りだったと思っています。
もし今2016年当時に戻るとしたら、今とはだいぶ異なったポートフォリオになっていそうです。
今のハイテク大手は高収益なうえにバリュエーションもまともで「成長の罠」にはまっていないどころか、長期的に見れば割安な銘柄もゴロゴロあると感じています。
>hiroさんはインカムを重視するのは、やはりご自身のお仕事による物なのでしょうか?
ここは仕事柄というよりは、ただ配当が欲しいという個人的な嗜好によるものです。
基本的に私は今はFANGを始めとしたハイテク大手の株主リターンにはポジティブです。
ところで、革新的とおっしゃる企業の中にIBMがあって安心しました。いま100万円ほど保有していますが、処遇を迷っているところです。
P.S.
バフェットがついにアマゾンに投資しましたね。
アップル、アマゾンなどの繁栄はまだまだこれからだと思います。
返信ありがとう御座います。
IBMの将来に関しては、私はそんなに悲観しておりません。IBMはその気になれば、ハード、OS全てを自社製品で賄う事ができます。つまり、インテル、マイクロソフト、google等の企業の変わりになる事ができます。
やらない理由は、採算が取れないからだと思います。
今現在IBMが行っているビジネスも恐らく、表に出さず何十年も前から、研究していたと思います。
一昔前、チェスの世界王者とIBMのスーパーコンピュータが戦った事がありました。
まだ1990年代で、AIがこれ程有名になる前です。AIに関して、20年以上前から基礎研究しているわけですから、他の企業に比べれば大きなアドバンテージがあると思います。そう言った直ぐには利益にならない事に、何十年も予算と人をつぎ込める余力。これが資料に現れないIBMの強みだと思います。
あとその技術をキチンと利益にする経営者、これはアメリカ企業全般に言える事だと思います。
以上の二つが技術者から見たIBMの強みです。
面白いですね。技術者の視点、私には全くない知識です。
私は数字で判断するしか術がないです。
この方法は後追いになるのがデメリットです。数字が悪くなる頃にはすでに株価は大きく下落しているのが普通ですから。
バフェットが言うように自分の得意領域を見つけて、そこに絞ってポートフォリオを組むのが理想なのかもしれません。
が、マンガー曰く、現代はネットが普及して誰もがたくさんの情報を持っているため、市場を出し抜くのは相当難しいとのこと。
研究開発には失敗が付き物ですが、本当の意味での失敗はありません。
会計上は費用に流れてしまいますが、マネタイズできなかったプロジェクトも含めて社内に知的財産として蓄積されます。
そういうバランスシートに表れない価値って必ずあるはずですよね。
IT会社だけでなく製薬メーカーなども、ここが経済的壕を形成していると考えています。
コメントありがとうございました。
ポートフォリオはどのように組むか悩み物です、自分はVISAとマイクロソフトのようなインフラ系ハイテク株を6割程度、AWKやWMの様な持続的成長が望める公益公共株に3割で残りはヘルスケアetfにと考えています。
ポートフォリオの組み方は人それぞれだなって、つくづく思います。
私はまだ自分のポートフォリオに100%の納得感がない状態です。
インフラ系ハイテクは有望に見えますね。バフェットは(バークシャーは)いずれアルファベットにも投資しそうな気がします。
バフェットがAmazonに投資したのが最近の一番の驚きですね
気が付いたらバフェット(バークシャー)はFANGホルダーになっているかもしれませんね。
フェイスブックは可能性薄かもしれませんが、アルファベットは可能性あるかもしれません。