8月末のポートフォリオです。
現預金を除く株式時価は2074万円で、前月末とほぼ同額。約30万円の追加投資をしたのにトントンなのは、フィリップモリスやコカ・コーラ、アルトリアグループの株価下落が響いています。
上昇相場に乗れていません。アマゾンやアップル、凄い株価の上がりっぷりですよね。1兆ドル企業が2つも誕生しそうです。
アマゾンはちょとわかりませんが、アップルのバリュエーションはまだ適性値の範囲内と思っていて、勢いが維持されれば年内250ドルくらいまで上がるかもしれません。
今月も例月通り約30万円投資しました。歯磨き粉シェア世界No.1のコルゲート・パルモリーブ(CL)株を買いました。今後も時期を見て追加買い増ししていきます。が、私のポートフォリオの中では配当利回り低めで、積極的に買いたいという気分にはならなさそうです。
もっと銘柄数を増やしていきたいという思いもあって、コルゲートに投資しました。今月以降も、既存銘柄ではなく新しい銘柄を探して買っていきたいな~と考え中です。
具体的に考えている銘柄として一つ言うとアッヴィ(ABBV)があります。売上高の6割以上が抗リウマチ薬のヒュミラです。バイオシミラーの脅威はありますが、今もヒュミラは売れ続けています。世界で一番売れてい医薬品がヒュミラで、これ単独で200億ドルを超える売上高を誇ります。アッヴィの営業CFマージンは製薬企業の中でも高い部類で、非常に高収益です。
最近、ファイザーの株価が急伸したので、一部売却してアッヴィに切り替えるのもありかな~と考えている次第です。ただそうするとキャピタルゲイン税が掛かるので、そこが難点です。
あと金融銘柄も一つくらい加えたいな~と考え中。米国株銘柄分析コーナーで、金融機関の2017年12月期決算アップデートがすべて終わってないので、この更新作業をすると同時に銘柄候補を考えようかなと。金融機関の財務諸表って読みづらくって、更新を後回しにしがちなんですよね・・。金融機関の10-Kレポート(年次報告書)なんて読めたもんじゃないです。
最近バフェットが金融銘柄に積極投資しています。ウェルズ・ファーゴ(WFC)は減らしていますが、USバンコープ(USB)やバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)、ゴールドマンサックス(GS)を買い増しています。あと、バンク・オブ・アメリカ株もかなり保有しています。
理由を知りたい。バフェット先生の頭の中をのぞき見したい・・。金利が上がると予測しているのかもしれません。
ここ3か月ほど生活必需品セクターが上昇してきましたが、ここ2週間はハイテク銘柄の勢いが再び増しており、強気相場の様相です。以下は直近3ヵ月のXLK(テクノロジーセクターETF)とXLP(生活必需品セクターETF)の株価推移です。
まだ上昇相場が続きそうな流れに見えます。
他方、債券市場を見ると懸念もあります。以下は米国債のイールドカーブです。黒が現在、青が1年前。
黒線(現在のイールドカーブ)がかなりフラット化していることがわかります。2年債利回りが2.63%で10年債利回りが2.86%です。その差はわずか0.25%です。
FRBが仮に今年あと2回の利上げを行うとしたら、逆イールドになる可能性も否定できません。
逆イールド=リセッション入りというわけではありませんが、過去のリセッション前には逆イールドになっていたケースが大半です。
イールドカーブはFRBとマーケットの判断が混ざっているものと解釈しています。左側の短期金利はFRBが決めるもの、右側の長期金利はマーケットが決めるもの、というイメージです。
FRBが正しいのか、マーケットが正しいのか、どちらも信頼に値する情報です。将来の予想は難しいですが、金利がどう動くのか注視しています。株式市場は強気相場が続くように見えるのに、それに伴って債券利回りが上昇していないのがちょっと不思議に感じです。
リスク資産の株も買われているし、安全資産の債券も買われている。
「どっちやねん?」って思います。
(関連記事)
逆イールドがリセッション入りを示唆する理由
先日ABBVとCLを買いました。
やや曲がり屋の私と同じような投資ということは良くないかもしれませんよ(笑)
SBI証券のETF売買ランキングも近頃債券系が上位に来ているような気がします。
私も含めた市場参加者のほどんどが「どっちやねん?」って思いながら
取引してるんじゃないかと思います。
お、それは奇遇ですね!
CLもABBVも目前の株価上昇は期待薄(特にCL)ですが、キャッシュフローは綺麗で安定しています。
ファイザーやメルクが株価上昇している中、アッヴィはまだ利回り4%近くあって欲しくなってきました。
債券市場ですが、結局はインフレ期待次第だと思っています。
今はまだそこまでインフレ期待が高くないです。
ですが、インフレは一度進むとなかなか止まりません。
もし(期待)インフレ率が上がれば、株も債券もパフォーマンス悪化します。
が、株式は長期ではインフレに追いつきます。
ということで、株式の方が安全と見ています。
お久しぶりです、毎日のブログ更新お疲れ様です。
コメント欄も楽しく拝見させて頂いてますよ。
当方も四半期に一度のポートフォリオ更新の時期がやってきました。
普段は月に2,3度オプションを売るくらいでヒマなものですが
時々、自分のポートフォリオを確認するのも、煩わしいながらも楽しいものですね。
現在は
株式:59.3%
FX:17.4%
オプション:9.9%
現金:13.4%
こんな感じです。
以前は株式60:FX20:オプション10:現金10
くらいの割合で行こうかな~と考えていましたが、
今年はFXが不調で、これ以上ポジションが大きくなると
精神的に落ち着いていられなくなりそうなので、
FXはポジションを大きくしないで徐々に割合を減らしていく方針です。
逆にオプションのコール売りは面白いですね、株価の停滞と暴落に強いので
長期投資家と相性が良いと思います。
書籍ブラックスワンで有名なニコラス・タレブの「反脆弱性」面白かったのでオススメしておきます。
ポートフォリオに反脆さを少し加えるバーベル戦略が当方としては久しぶりのヒットでした。
葉隠さん、お久しぶりですね。
月に1回ポートフォリオを確認することで、自分の投資状況が見える化できてスッキリします。
あと現金がどれくらいあるかも把握したいです。
ブログやる前から毎月のチェックはやってます。
今年はFXが不調なんですね。
葉隠さんはシステムトレードで運用されたと記憶していますが、やはり常に利益を上げれるわけではないのですね。
ちょっと私にはわからない世界ですが。
ドル高の流れは当面続きそうでしょうか。
投資というより、本業の経理の仕事の方で気にしています。
本の紹介ありがとうございます!
アマゾンで調べましたが、上下巻あるんですね。
イントロ読んだだけで、ワクワクします。
「バーベル戦略」気になります。
年末に福岡の実家で読みたいです。
先日読者さんから、チャールズ・ウィーランという方の『MONEY もう一度学ぶお金の仕組み』という本を紹介して頂いて、読んでいるのですが、これもすっごく面白いです!
お堅い内容をジョークを交えながらユーモラスな筆致で書かれています。
投資系以外の本も読んで知識の幅を広げたいな~と思う時もあるのですが、書店に行くと足が勝手に投資・金融コーナーに向かってしまいますw。
久々のコメントありがとうございました!
FXは今年はややプラスですが…長期間マイナス圏で推移していて、最近やっとプラ転したところです。年間を通せばプラスで終わると期待しています。まあ分かりませんが…
『MONEY もう一度学ぶお金の仕組み』面白そうですね、当方も買って読んでみます。
当方の地元では本屋の経済、金融コーナーに行ってもあまり面白そうな本は見当たりませんね、そこは大都市が羨ましいところです。
最近あまり金融関係の本は読んでないですね、今はジャレド・ダイヤモンドの「昨日までの世界」を読んでます。
FX、結局年間でプラスに終わりそうなんですね。
為替取引でそこまで安定して利益を出せるのが不思議です・・。
新宿のブックファーストや紀伊国屋は、規模が大きすぎてむしろ迷います。
大きな本屋も好きですが、駅構内にある小さな本屋も好きです。
人気の本が厳選して置いてあって、最近の流行がわかります。
選択肢が多すぎると弊害もありますかね。
まあ、投資本の種類の多さは素直にメリットだとは思います。
読者さんに何か本を紹介頂いたときは、大体は新宿のブックファーストに行けば置いてあります。
>ジャレド・ダイヤモンドの「昨日までの世界」
ありがとうございます!
リストに追加します。
こんばんは。
シーゲル派には厳しい相場が続きますね。
私のポートフォリオで、つみたてNISAのインデックス投信、HDV、最近買い始めたSPYDというETFがプラスですが個別株は軒並みマイナスという状態です。
買い増ししたいですが、現金が10万円しかないので身動きできない状態ですね。9月は配当が多い月なので配当が入金されたら買い増しする予定です。
こんばんは。
FANG、アップル、マイクロソフトが市場を牽引する日々が続きそうです。
米国市場独り勝ちの様相です。強いです、アメリカ。
SPYDはHDVよりも若干利回り高いですよね。
先日銘柄分析を上げたキンバリークラークも含まれます。
私が注目しているアッヴィも入っています。
コストも安いし良い商品ですよね。ブログで取り上げてみたいです。
>現金が10万円しかない
ほぼフルインベスト状態ですね。
いいですね、貯金をせず投資で社会に貢献されていて。
私ももう少しアグレッシブに投資していきたいです。
1回当たりの投資単価を減らして投資回数を増やそうかなと考えています、2019年から。
投資回数が増えるほど銘柄を分析する機会が多くなり、勉強になります。
はじめまして。
いつも楽しく拝見しています。
ところで、記事中のHiroさんの「最近バフェットが金融銘柄に積極投資しています。」
という記述で、今年6月末に読んだ堀古英司さんの記事を思い出しました。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/14722
堀古さんの記事中の数値ですが、
米国の大手行の株価収益倍率は10~12倍、
この逆数の8.3%から10%の利回り。
というのは、魅力的ですね。
せっかくだから金融セクターのETFとか買ってもおもしろいかな~と思いました。
バフェットの金融銘柄への投資と関係ないかも知れませんが、
Hiroさんのブログを読んでいて、以前読んだ記事を思い出したので、
紹介がてら、コメントしてみました。
では、失礼しました。
はじめまして。
堀古さんのブログ、いつも楽しみにしています。
『リスクを取らないリスク』という本はとても勉強になり、株式投資の本質を学ばせて頂きました。
金融銘柄のPERは市場平均に比べて低めですよね。
昔からいつも低PERなのか、それともここ数年が特殊なのか経験不足でよくわからずにおりました。
やはり、バリュエーションで見れば今はやや割安感があるのですかね。
2008年の金融危機で銀行に対する規制はガチガチに厳しくなりました。
FRBのストレステストも始まりましたし、各行コストを掛けてきちんと対応しています。
そのような強い規制環境が金融銘柄のPERを押し下げているのかもしれません。
金融(余剰資本を資本を求めている主体に供給する)機能はこれからも絶対不可欠です。
伝統的な融資業務を中心に据えている金融機関は特に長期投資に向いているな~と思っています。
あと、今のような低金利が一生続くとも思えないですし。
金融銘柄も一つくらい保有しても面白そうです。
ところで、全然関係ない話ですが、最近バフェットがデルタ等の航空株に積極投資していることの方が、気になっています。
PLやキャッシュフロー見ても、アップルやコカ・コーラのような高収益体質ではありません。
割安という判断なのか。原油安は構造的で今後も続くと考えているのか。
バフェットとランチしたいですw。
コメントありがとうございました。