このクソ低金利の時代に年15%の利回りを確実に支払う方法と、確実に受け取る方法があります。
支払う方法とは具体的にはリボ払いです。
私はアメックスを使っています。アメックスには「ペイフレックス」というカッコイイ名前の支払い方法が選択できるのですが、内容はリボ払いです。15%の金利がかかります。
目先のキャッシュアウトを抑えたいがために、ろくに経済計算もせずにリボ払いなんて選ぶと大損です。単純計算ですが20万円の買い物に3万円の手数料がかかります。ヤバいですよね。計算も何も、いついかなる場合でもリボ払いなんて選ぶべきではないです。
投資を始める前にまずは支出を見直すべきというのはよく言われることですが、リボ払いの手数料は最優先で削るべきところです。合法的な高利貸しです。誠実性に欠けるあくどいビジネスだと思います。
逆に、15%超の利回りを確実に受け取れる方法があります。それがiDeCo(個人型確定拠出年金)です。
iDeCoは拠出額を所得から控除できるので、所得を課税標準とする住民税、所得税が安くなります。住民税の税率は10%。所得税の税率は超過累進課税で最低カテゴリーの所得194万9千円未満の人で5%です。二つ合わせて15%。
サラリーパーソンがiDeCoをやれば最低でも年間15%の利回りは確定できるわけです。普通預金の金利が0.001%とかの時代に、これだけの高利回りを得られる方法は他に存在しません。
リボ払いもiDeCoも合法的なビジネスないし制度なわけで、この2つが併存していることが社会の残酷さの一端を表しているようにさえ思います。この資本主義社会は知能、知識を持たない者からそれらを持つ者に富が流れる仕組みになっているということですね。
リボ払いをやっているような人はiDeCoなんてやらないだろうし、コツコツiDeCoで積み立てているような人はリボ払いになんて手を出さないものです。こういう積み重ねが経済格差を広げていくのでしょう。
リボ払いは更に逆複利確定ですからね。バフェットクラスのリターンが無いと破産確定ですね。
リスクをとっても年利10%得るのが難しい時代に、確定15%複利で取られたら挽回不可能ですね。
利息を払うこと自体よりも、それを許容する金融感覚がこの資本主義社会を生きていくうえで大きなアドバンテージだと思います。