私事ですが、先日入籍しました。

馴れ初めとか興味ないと思うので、投資ブログということで私たち夫婦のお金の話をざっくばらんに書いてみようと思います。単なる雑談ですが、良かったら。

生命保険に月2万!?
彼女の金融リテラシーはお世辞にも高いとは言えない

結婚する前にお互いお金の話はしっかりしました。年収、貯金、投資、今後の住居、保険のことなど大事な点は一通り。

驚いたのは保険。なんと彼女は月2万円もの生命保険に加入していたのです。

「俺は保険入ってないんやけど、○○は何か入ってるの?」

「生命保険入ってるよ!」

「え、、月いくら?」

「2万円くらい」

「にまんー!! なんでそんな高い保険入ってるの!?」

「え、お母さんに保険くらい入っておきなさいって言われたから」

「にしても2万って高すぎやろ! どんな契約内容なの? 2万ってことは掛け捨てじゃないよね??」

「わかんない。生命保険会社に勤務している友達のオススメに入っただけ。」

「・・・(絶句)」

とまあ、こんなやり取りがLineで繰り広げられました。

無駄遣いはしない性格なのに、内容がわからないものに月2万円も支払うのはどういうことでしょうか。「保険」という言葉の魔力を感じました。安心代にしては高すぎる。月2万あればどれだけ賃貸住宅のグレードを上げれることか。

契約書を見せてもらうと母親受け取り人の生命保険で積み立て型。要は資産運用とセットになっている生命保険。こんなの要らんと即判断。保険で資産運用は効率が悪すぎる。

そもそも、独身の若い健康な女性が親受け取り人で生命保険に入る必要性がわからん。そこまで言わなかったけど。

そっこーで解約させました。良かったのは、比較的すぐに私のアドバイスを受け入れてくれたこと。ここは喧嘩になりませんでした。

解約したら50万円ものお金が返ってきて臨時収入だと喜んでました。「いや、それあなたが一度払ったお金やで・・」と思いつつも、とりあえず早期に発見治療できて良かったと安心。

控えめに言って彼女の金融リテラシーは低めだなと感じています。クレジットカードとキャッシュカードの違いもわかってなかったし。支払いは常にジャラジャラ現金(別に現金が悪いわけではないが)。ネットバンキングでの送金のやり方もわかってなく、所定の生活費を私に渡すためにいつもATMで下ろして現金で渡してくるんですね。

全般的にネット、ITを使うのが苦手です。私も人のこと言えませんが。

「指導」して今はクレジットカードを持たせ、アップルペイ、ネットバンキングも使いこなしています。「今まで現金使ってたのバカみたいー、カード超便利!」と喜んでおります(苦笑)。

とまあこんな感じ。もちろん、資産はすべて普通預金で投資なんて一切してないです。まあ投資は二の次。とにかく月2万の保険を無くせたのが良かった。事前にこういう話をしておくのは大切ですね。

性格は堅実、慎重、まじめ。20代で貯金500万円。

ちょっと批判っぽいことを最初に書いてしまいましたが、お金に関しては非常に堅実、慎重、まじめです。そこは安心、信用してます。

彼女はいま社会人5年目なんですが貯金が500万円ほどあると言ってました。

これは立派だと感心しました。都内で一人暮らししながら毎年100万円を継続的に貯金するのは容易ではないです。給料も平均的で特に多いわけではないのに。

一人暮らししていた家も築浅で綺麗だったし(家賃8万円)、友達が多くて交際費がかかってるように見えました(周りの結婚ラッシュでご祝儀貧乏らしく)。例の保険の件もあるし、どうやって5年で500万円も貯めたのかちょっと不思議です。

まあブランド物とか一切買わないし、日常の買い物もコスパ重視だからかな。

田舎出身で家は失礼ながら裕福ではないです。幼い時に離婚していて母子家庭。親を頼れないとわかっている、むしろ将来自分が養わないといけないかも、そういう意識が貯金を促しているのかも。そういうとこ自分と似てるなって思いました。

価値観は概ね合う

お金、ライフスタイルの価値観は概ね合うと感じています。

・日常生活で浪費しない(プチ贅沢はOK)
・子どもができても仕事は辞めない
・持ち家は要らない
・都内にいる限り車は不要、レンタカーで十分

大所はこんな感じでしょうか。

仮に子どもができても、専業主婦にはならないで欲しいと言いました。彼女もそこは承諾。仕事を完全に辞めるのは本人も望んでないとのことで。

同じ資格持ちで(会計士ではないが)、パートでもそこそこ高い時給がもらえます。なので、正社員辞めてパートになるのは構わないよと言ってます。具体的には年300~400くらい稼いで、ある程度の生活費を入れてくれれば文句はないです。当然自分のものは自分で買う。

二人とも賃貸派。購入と賃貸どっちが得か損かという点ではなく、賃貸の方がいつでも引っ越せて身軽で気楽という点をお互い重視してます。議論にならなくてよかった。家はもっともお金がかかるところなので、ここで揉めると大変ですから。

ただ、賃貸住宅探しでは結構ぶつかりました。私は築年数とか気にしないし、住めればなるべく家賃が安い方がいいタイプ。

一方で彼女は潔癖症とまで言わないけどかなりの綺麗好きで築浅希望。料理が好きだからキッチンが広い方が良いらしく、水回りの設備の要求水準が高かったです。

最初は1LDKで家賃11~12万円くらいで探していたのに、結局15万円もするお高い家を契約。私が10万円、彼女が5万円負担。おおむね所得水準に連動して按分してる感じです。

1LDKで15万って、いくら都内とは言え高すぎると私は思っています。身分不相応。もし将来子どもができたら、もうちょっと都心から離れて安い家に引っ越そうと話しています。仮に同じ家賃でももっと広い家に住めるでしょうし。

車は要らないとお互い言ってます。彼女はペーパーですし。たまに温泉旅行などで遠出する時がありますが、レンタカーを使ってます。レンタカーは会社の補助も使えてお得。都内に住む限り維持コストの高い車を持つ必要性を感じないです。

なんとか株式投資は続けられそうです・・

大変だったのが株式投資に対する理解を得ること。

株式投資=ギャンブル、怖いものというのが彼女の当初認識です。世間一般の感覚ですね。

「万が一のことがあったらお金ゼロになるの? 危なくないの? 借金背負うの? 貯金の方が安全なんじゃない?」とか散々追及されました。検察の取り調べかと言うくらいに。。

株だからリスクはあるけど別に危ないことはしていない。有名優良企業の株しか持ってない。配当という安定収入もある。短期的に株価は動くけどあくまで長期的な資産形成が目的。といったことを何度も何度も説明し、今は一定の信頼を得られたかなと思います。

株式、エクイティの本質とは、S&P500指数の長期チャートを見れば・・、とかそういう議論は一切通じないです。説明を試みたこともあるけど、本人に理解しようという意志が見られず諦めました。

株式投資を理解してもらったというより、私のことを信頼してもらっただけという感じです。彼女は今も投資のことはほとんど何もわかってないと思います。

月2万の保険を止めさせたので、それをつみたてNISAでのインデックス投資に振り向けてもらいたいと思っていましたが、なかなかハードルが高そうです。「月2万も株を買うなんて怖いから嫌!」と言われます。

私からしたら、契約内容を把握してない保険に月2万も払う方が怖いと思うんだけどね。まあいいや。ここはもう少しゆっくり説得していこうと思ってます。別に無理に投資する必要もないし。

とにかく、私が今やってる米国株投資は続けられそうで良かったです。「嫁ブロック」は何とか回避できました。