恋愛系の歌が多い人気歌手の西野カナさんが、『関ジャム 完全燃SHOW』というテレビ番組で独自の作詞方法を公開したところ批判殺到らしいです。
その作詞方法とは「マーケティング作詞法」というもので、自分の書いた歌詞が共感してもらえるか仲の良い女友達にアンケートを取って、自分が書いた歌詞を修正していくという手法です。
偶然このテレビ観てて「へ~」と普通に思ってたんですが、世間からはなぜか批判殺到らしいです。
その批判とは、
・ネタ集めかよ!
・自分の想いだけを歌詞に込めろよ!
といった類です。
色んな意見があっていいと思いますが、僕はこういう批判には違和感を抱きます。西野カナさんに限らず、売れてるアーティストは多かれ少なかれマーケティング要素を作品に織り込んでいるもんです。じゃないと普通は売れないです。市場(顧客)を全く意識せずにただ好きなことだけやって、それで飯が食えるほど世の中は甘くないと思います。
自分の好きなことをまっすぐやってるだけで稼いでいるように見えて、実はマーケットをしっかり意識している。裏でものすごい努力、苦労している。アーティストという名のビジネスパーソン。プロのアーティストはみんなそうだと思います。ぱっと見そう見えないだけで。
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アーティストを演じるの難しいですね。ファンとしては、アーティストの作品は才能的感性で満ち溢れていると感じていたいのかも
アーティストが感性の裏で働かせている、計算の部分を表に出すと……ファンの感性と乖離する……うーん、難しいですね
なるほど、確かにその通りだなって思いました。
ファンはそういう裏の面があるとは思いたくないですよね。
テレビ番組で裏のマーケティング要素を公開したのはちょっと安易だったかもしれませんね。
そう考えるとファンが反発するのも理解できます。
ありがとうございます。
コメントすごく共感しました。
特に大衆の共感が支持基盤の職種はアーティストに限らず、舞台裏を明かす時には細心の計算が必要なんでしょうね、たぶん
計算や打算……ビジネスには必須な素養ですが、、、理屈で動かされたく無いのが大衆の「共感」と言う情緒的な部分なんだと思います。
透けて見えそうだけど見えない計算や打算……こんな塩梅が人気を長持ちさせる加減ですかね、なんとなく
Yabochanさんのコメント読んで、ちょっと自分の考えが変わりました。
プロがマーケティングを意識するのは当然としても、それを公に言うのは好ましいとは言えませんね。
特に日本人はマーケティングされたことが人目にわかるコンテンツを嫌う性質があるように思います。
人は感情の生き物ですからね。理屈じゃないですね。
コメント、勉強になりました。