私のブログにコメント下さった方に、パイロットの方がいらっしゃいます。
副操縦士として、文字通り世界を飛び回っている方です。
毎日デスクでPCカタカタやっている私とは、全く住んでいる世界が違う方です。
その方のブログ記事にものすっごく興味深い、というか勉強になるな~っていう話題がありました。
人の悩みって思いもよらない所に潜んでいるんだな~って思いました。
それは、おなら(屁)。
そのブログの文章を引用させてもらいます。
(勝手にすみません。)
当然のことながら屁は生理現象でありますから、出るときゃ出る。たとえそれが狭いコックピットだったとしても。これまでもさんざんキャプテン(おっさん)の屁をかがされてきた。
皆そうであると思うが、だいたいパターンは二通り。
「いやー〇〇君すますまん!」
『え、なにがです、、、うぉクサっ』
という宣言パターン。うぉクサ、、、このおっさん屁こきやがった
と思いながら左をチラ見するとそしらぬ顔してやがるそしらぬパターン。
どっちでもいいんだろうが宣言パターンの方が信頼はできる。
が、いかんせん私はそしらぬパターンなわけですが。パイロットの読者様のブログより引用
これ笑い話としても面白いですよね!
でも、それだけじゃない。
なんかすごい勉強になるな~って思うんです。
確かにおなら(屁)って生理現象ですから、出そうになるのは仕方ないですよね。
ある程度の年齢になれば、人前で屁をこくのは恥ずかしいしマナー違反ですから普通は我慢します。
ただ、パイロットは仕方ないですよね。
大勢に乗客の命を預かっているわけですから、おなら程度で席を立ってトイレに行くことはできないのでしょう。
コクピットという狭い空間で操縦士と副操縦士の二人っきり。
なんか臭いな~って思ったら、犯人は一人しかいないわけです。
で、さらに興味深いのはそのブログ(上の引用文章)に「皆そうであると思うが、・・」ってあります。
つまり、このパイロットのおなら問題はパイロットの世界では”あるある”なことなんですね、きっと。
でも、こんなことパイロットではないあなたや私にはとても知り得ないことですよね。
実際にパイロットとして職務に従事している方でないと、書けない文章です。
しかも、こういう生理的な問題・悩みって暗黙の了解になっているケースが多いから、あまりネット上にすら上がらない貴重な情報だと思います。
なんで、このパイロットのおなら(屁)の問題が勉強になるのか?
単におもろい話題ってくらいで、わざわざ私も記事として取り上げません。
やっぱり思うのは、人の悩みって自分で考え込んでもなかなかわからなくて、実際に他人の体験談とかアンケートを見たりしてリサーチすることが大切なんだな~ってことです。
私事で恐縮ですが、サラリーマン業以外でネットを使ってビジネスできないかな~って色々考えています。
ネットでビジネスって聞くと、どうせアフィリとか広告をペタペタ貼って手数料貰うんだろう、くらいに思われるかもしれません。
確かにアフィリエイトというのは貴重な収入源です。
私はアフィリエイトはマーケターという立派な仕事だと思っています。
なんですが、無意味にアフィリとか貼りまくってもウザいだけですよね?
たまにそういうサイト見つけるとウザいと思いませんか?
広告、アフィリばっかりあってサイトの内容は激薄みたいな。
私はオンライン(ネット)でもオフラインでも、仕事としてビジネスでやるべきこと目指すべきことは同じだと思っています。
それは、人の悩みを解決することです。
結局、どんなビジネスであってもその本質は同じで、それは人の悩みを解決することだって思っています。
その悩みは、「就職できないよ~」とか「病気が治らなくて辛い」とか「女の子にモテないよ~」とか色々あるわけです。
世の中の企業は誰かしらの何かしらの悩みを解決しているから、その人からお金を得て売上が上がって利益が出るわけです。
ここで言っている「悩み」という単語はちょっと普段使う「悩み」とは違って、もう少し広い意味を持っています。
あなたはなぜ、貴重な時間というコストを払って今この瞬間私Hiroのブログを読んでくれているのですか?
あなたの時間は有限ですよ。
1日24時間しかないですよ。
ネット上に無数に存在する情報の中から、なぜこのブログをチョイスして時間を割いてくれるんですか?
それは、畏れ多くもこのブログがあなたの悩みを解決しているからだと思います。
その悩みは「投資リターンをもっと上げたい」、、ではないと思います。
私は素人なりに自分の投資論とか主張していますが、私の記事読んだところであなたの投資リターンなんてそんな上がらんって。
それはあなた自身もわかっていると思います。
あなたは多分、「ちょっとした暇つぶし」程度に私の文章を読んでいることも多いのでは。
もちろん、検索で流入してくる方は「ETFの内容を知りたい」、「コカ・コーラの財務情報を知りたい」とかもっと実利的な悩みを持っているでしょうけどね。
「たまには興味深いこと言ってる記事もあるから、まあザーッと読んでやるか」くらいではないでしょうか?
そんな一生懸命「勉強しよう!」なんて意気込みで読んでいる人はそんなにいないと思っています。
「暇つぶしのための文章を提供する」っていうのも人の悩みを解決していることになると思います。
(まあ、私は必ずしもそういう意図で文章を書いているわけでもないですが。。)
「ああなんか時間あって暇だな~」、「寝る前にビール飲みながらサクッと読めるブログないかな~」とかこういう人の感情も広い意味での悩みだと言えます。
ビジネスとは、人の悩みを解決することです。
人の悩みは社会の課題を理解することは、ビジネスの最初の基本だと思います。
キャバクラ嬢も法律事務所の弁護士も、人の悩みを解決するために仕事をしているという点では共通です。
人の悩みがあるから、ニーズがあるから、その悩みを解決するためにお金を払う人がいるから、ビジネスは成り立つわけです。
その悩みを解決して得られる対価とその悩みを解決するために消費するリソースを天秤にかけて、OKならビジネスとして成立します。
(ちなみに、その対価とリソースを天秤にかけるっていう作業でファイナンス理論が登場します。)
早く目的地に到着したい、でも歩いても、走っても、車でも無理だ、、どうしよう・・という人の悩みがあるから、パイロットという職業は(というか航空産業)は社会に存在するわけです。
何かビジネスをして人様からお金を頂くという時に、先ずお金が先にくるとダメだと思います。
人の悩み解決にフォーカスせずに、カネカネカネってなるとビジネスは成立しないし、たとえ成立したとしてもそれはまぐれ偶然であって持続性はないと思います。
自分ができることで、社会の悩みを解決できることってあるのかな?って考えるのがビジネスのファースト・ステップかなと私は思うんです。
で、そのファーストステップが一番難しいじゃんとも思います。
ビジネスとは社会の悩みや課題と自分の能力・経験・やる気との折り合いをつけることかなって思います。
いくら大きな人の悩みが見えてもそれを解決する能力、経験、リソースがなければ無理でしょう。
てか、そういう大きな市場にはすでに競合がいる可能性が大。
逆に、自分に能力があって得意なことでも、それで解決できる社会の悩みがなければ意味はないです。
どんだけバク転が得意でも、それで解決できる社会の悩みがなければビジネスとしては意味はありません。
社会の悩み、人がどういうことで悩んでいるのかって、当然ですが他人の話です。
自分の悩んでいるなら、他人も同じく悩んでいるはずだと思うべきではない。
自分が悩んでいないなら、他人も悩んでいないはずだと思うべきではない。
社会の悩みは社会に問いかけてみる、調べてみるのが一番手っ取り早いと思いますね。
自分で「うーーん」って悩み続けても出てこないと思います。
コクピットで相方におならをされると反応に困る、、これは立派な悩みだと思いました。
これを解決するソリューションを提供できれば、ビジネスになるかもしれせんよ!
ちょ、、、よりによってその記事を引用www
勝手にすみませんww。
安西さんのブログ、どの記事もユーモアが散りばめてあって読んでいて楽しいです。
特にこのおならの記事は、へえ~っと真剣に思ったのでいつか記事にすると決めていました!
それと、コメント欄を読んでいると、安西さんの愛されキャラがよく伝わってきます。