NISA改革案はほぼ満額回答
2023年度税制改正大綱でNISAの拡充案が発表されましたね。
つみたてNISAが年120万円、一般NISAが年240万円で非課税投資限度は年360万円。生涯投資枠が1800万円とのことで、枠一杯の投資を5年連続で続ければ最速で上限の1800万円に到達します。
個人的にはこれは想像以上の拡充です。裏で財務省とどんなバトルが繰り広げられたのか想像もできませんが、これだけの非課税投資枠を勝ち取ってくれたことは投資家としてとてもありがたいです。現政権の大きな成果ではないでしょうか。
1800万円に利回り5%をかけると90万円。7%だと126万円。10%だと180万円です。これだけの投資収益が毎年非課税で得られるのはインパクト大きいです。
1800万円というのはあくまで簿価ベースです。たとえば10年後に2倍の3600万円まで増えていれば、年間の投資収益は200万円を超えてきます。
さらにこのNISAを夫婦二人で満額やっちゃえば凄まじい破壊力になります。いくらパワーカップルでも投資資金に3600万円も捻出できるのはごく僅かとは思いますが。
5年で1800万円のNISA枠を埋めるというのも普通は無理だと思います。まあ、必ず5年で埋める必要はないわけで、10年でも20年でも自分のペースで徐々に埋めていけば問題なしです。
年間投資上限がちょっと庶民的ではないものの、上限はそれくらいでむしろ丁度いいです。あくまで「上限」なわけだし。私は今回のNISA拡充は高く評価します。岸田首相に感謝です。
給与から年360万円ものNISA資金を捻出するのは不可能
昨年マンションを買って住宅ローン等の返済で毎月20万円強のキャッシュアウトがあります。
これに加えて、車まで買おうと検討しているところです。車両代の返済と駐車場代だけでもゆうに月6万円は超えるでしょう(まだ契約してませんが)。
この2つに食費、光熱費などを加えれば残業代含めても毎月の給料は残りません。なんとかボーナスを余らせて投資に回せるくらいです。ただ旅行とかもしたいし、ボーナスをすべて投資に回せるわけでもないです。
細かい計算をしているわけではありませんが、感覚的に現状の収支で年360万円を投資に回すのは無理です。給与から捻出できるのは年100万円が限界かな。車買ったら100万すら厳しいかも・・。
私のNISA作戦
そうは言っても、私は最速で1800万円のNISA投資枠を埋めたい気持ちが強いです。社会保障などで手取りは減る一方なんだから、減税制度はフルに活用したいです。
給与は生活費にすべて消える前提でもNISAを埋めていく計画です。原資は以下の2つ。
①既存保有株の配当
②特定口座からのスライド
円安の恩恵もあって保有米株の配当は税前ベースではすでに100万円を超えています。これをすべてNISA枠に突っ込みます。今までも基本的に配当はすべて再投資してきたので、今後もそれを続けるだけです。
そして、最後の切り札が現在特定口座で保有している銘柄のスライドです。スライドと言っても、口座移管は無理でしょう。特定口座の任意の銘柄を一度売却して損益清算して、利益があるなら税金も払って、NISA口座で再度買い付けます。
極力税金は払いたくないので、なるべく含み益が少ない銘柄を優先的に売却してNISA口座に振り替えます。具体的にはコムキャスト、QQQ、VIG、メドトロニック、スターバックスなどが特定口座で含み益が少ない銘柄ですね。爆益のアップルやアッヴィは当面は特定口座に居座ると思います。
同一銘柄でNISAで買い付ける必要もありません。特定口座で売却した個別株はNISAでは安全を見てETFを買っていくかもです。VIG、VYM、HDVあたりが有力候補。
少し戻りましたが今はまだ円安ですし、円でもらった給与でドルを買うのは抵抗があります。やはり長期保有は米株がいいと思っているので、NISAで日本株は今のところ考えてません。
そういう意味でも、すでに保有しているドルを再投資する形になる①(米株の配当)と②(既保有米株のスライド)は精神的にやりやすいです。
あと、つみたてNISAは何を買えばいいんだろうか。ここ5年くらいインデックスファンドの情報に触れてないので、何が一番いい商品なのかわからないです。この辺もググって調べないと。
いや~NISA拡充いいですね。これは使い倒すべき制度です。配当成長株、高配当株を買って非課税でもらえる配当をドンドン増やしたいです!
新ニーサ発表されましたね。金額が想像以上に大きくて意外でした。金曜所得課税の増税に繋がらなければよいですが。
ヒロさんは奥さんのニーサの運用は考えていないのでしょうか?うちは家内は全く投資に興味がないため、私が変わりに妻ニーサ運用してますが、年間360万円となると贈与の絡みもあったりでおいそれと預金を移すわけにもいかず、考えねばならないなーといった次第です。特定口座の売却も考えなければですね。
私は投資先は世界インデックスの投資信託で配当自動再投資で考えてます。配当ありのETFだと配当分は受け取った以降は非課税枠から外れてしまうため再投資のインデックスファンドに比べると投資のパフォーマンスが下がるかな、と。配当が非課税で貰えるほうが投資の実感がして好きなのですが。ヒロさんが米国ETFを候補にしているのはなにか理由があるのでしょうか?
妻とも話はしていますが、どうも投資には抵抗あるようで。
年100万円以上ものお金を投資に回すのは無理かなと思っています。
でも、余裕があれば少しずつでもやってほしいので継続会話です。
おっしゃる通り、高配当株は非効率で内部再投資してくれる投資信託が有利ですね。
それを承知で米ETFを買おうと思っていますが、少し葛藤もあるのは事実で、その辺はちょうど記事にしようと思っていたところです。
記事の中で詳細書きますね!
ご質問ありがとうございます。