投資は余裕資金でするものとよく言われます。
私もその通りだと思います、消費者ローンや自動車ローンがあるなら株を買うよりそれらの借金を返済するほうが経済合理的ですし、日々の資金繰りに苦心してまで投資をすべきではないと思っています。
この余裕資金に到達するまでの資金をしばしば「生活防衛資金」と言います。
要するにここまでは普通預金等で安全に持っておくべき、という自分の安全領域みたいなものです。
私の生活防衛資金に対する考え
この生活防衛資金の金額水準についての私の考えを述べたいと思います。
述べたいところですが、正直明確な金額基準は設定してません。
具体的には設定していませんが、気持ちとしてはあまり現預金を持ちすぎても仕方ないよね、という考えのほうが強いです。
例えば、私も強く影響を受けた書籍『ほったらかし投資術』では著者の水瀬ケンイチさんと山崎元さんがそれぞれ異なる持論を展開しています。
水瀬さん・・・生活防衛資金は生活費の2年分くらい必要
山崎さん・・・生活防衛資金は生活費の3か月分程度で十分
私はどちらかというと山崎さん寄りですかね。(どちらが正しいという問題ではありません、考え方の違いです。)
ちなみに私(独身都内一人暮らし)の一月あたり標準生活費は15万円ほどでしょうか。(家賃6万円+食費4万円+α)
ということは、50万円くらいを普通預金に持っていれば、あとは全額株式で運用してもいいかなという感じです。確かに2年分の生活費(360万円)を預金を持っていれば暴落時や急な資金需要があった時でも安心して眠ることはできるかもしれませんが、その分機会損失があるわけで、その機会損失は特に若いうちはかなり大きいかなと感じています。
それに、基本的に投資信託やETFはいつでも売却できるわけですから、ホントにお金が必要になったら解約するまででしょう。
もちろん売却しないで済むにこしたことはないですが、そもそもいつか使う為に投資しているわけですからね。
現状の生活防衛資金
とここまで散々言っておきながら何ですが、私は今現預金を150万円強は保有しています(笑)。
本当はもうあと100万円超は投資してもいいところなのですが、もっと値下がりするタイミングあるかもと淡い期待があってなかなか行動に移せていないのです。。
長期投資は自分の感情との闘い、これからも闘い続けます。