先日、ホリエモンと山崎元さんの対談動画がNewsPicksにアップされていました。これは見なあかんと思い、久々に長尺の動画を見ました。
20代前半、投資の勉強を始めた頃は特に山崎さんの書籍で勉強させて頂きました。『超簡単 お金の運用術』などの書籍から基本的なマネーリテラシー、利益相反を疑う視点、インデックス投資の存在といった知識を得ました。
山崎さんには感謝してもし切れません。
今となってはもはや山崎さんから学ぶことはほとんどないと思いつつも(←失礼)、ホリエモンとの対談なんて珍しいと思い動画を拝見してきました。
その中で山崎さんが印象的なことを仰っていたので紹介します。投資とはあまり関係ないことですが。
それは生活費は世帯人数のルート倍で増えていくというものです。
「あ~なるほど~、確かにそんなもんかあ」と感じました。わかりやすくて、上手い表現です。さすが山崎さん。
ルートって覚えてますか?
「ひとよひとよにひとみごろ」とか暗記しましたよね。あとは「ひとなみにおごれや」でしょうか。ルートの暗記が役に立つ日が来るとは。
世帯人数 | 生活費(倍) |
1 | 1 |
2 | 1.41 |
3 | 1.73 |
4 | 2.00 |
5 | 2.24 |
6 | 2.45 |
世帯人数が2人の場合、生活費は一人暮らしと比べてルート2つまり約1.4倍になるということ。
2人暮らしになってちょうど1年くらい経ちますが、まあそんなもんかなって感じです。
二人暮らしになったからって生活費は2倍かかるわけではありません。住宅は広さを2倍にしても家賃は2倍にはなりません。スーパーで食材買って作れば、一人当たりの食費は安くなります。お風呂屋やトイレといった設備も共同利用だから、一人当たりコストは下がります。
DINKS最強ってことです。収入は2倍、費用(生活費)は1.4倍なわけですから、お互い正社員なら相当いい生活ができそうです。
そういう生き方もありですよね。今の時代、結婚して子どもを作らないからと言って、周りから変な目で見られることもないし。欲しいけどできないことも普通にあるし。
さて夫婦と子供1人の3人家族の場合、その生活費はルート3つまり一人暮らしの約1.7倍が必要になります。共働きで子ども1人なら、比較的お金に余裕がある状態で子育てができると思われます。
私は両親と妹の4人家族でした。ルート4は2。4人家族だと、だいたい一人暮らしの2倍ほどの生活費がかかるという計算になります。
昭和の頃は仕事は夫だけで妻は家事という家庭が普通でしたが、それがいかに大変かってことがわかります。家族手当などがあるとは言え、収入は一人暮らしの頃とほぼ変わらずで生活費は2倍になるわけですから。
今時、子ども2人いて奥さん専業主婦というのはなかなか難しいでしょう。周りにちょくちょくそういう人いますが、家計は大変そうです。
子どもが5人以上になると、ダブルエンジンでも収入が生活費増に追いつかなくなります。
デフレの日本ですが、大学など教育費は上がる一方です。経済面を考えれば、子どもは二人が限界かなあと感じます。子育てしたことないからよくわかりませんが。まあ、できたらできたで何とかなるんでしょうけども。
生活費は世帯人数のルート倍かかる。あくまで平均に過ぎませんが、覚えておいて損はない公式だと思います。