車を買わされるリスク

私たち夫婦は、幸いなことに金銭感覚やライフスタイルの好みはまあまあ一致しています。

お互い育った家庭は裕福ではなく、贅沢な生活は求めていません。ブランド物のバッグや財布とか全く興味なし。美味しいご飯やお酒、旅行とかにはそれなりにお金使ってもいいかなという感覚。

なんですが、ちょっと意見が食い違うこともあります。

たとえば車。

私は首都圏に住むのであれば、車は買いたくない派。一方で妻(当時の彼女)は、今は要らないけど将来、特に結婚して子どもができたら車は欲しいという意見でした。

付き合ってる時はレンタカーでも構わないけど、日常的に買い物などで利用するようになったらレンタカーは不便と。

確かにその気持ちはわかります。二人なら買い物も徒歩ないし電車で行けばいいけど、小さい子どもがいると車がないと不便なことも多そうです。レンタカーでは厳しいのは同意。

ただ、最近はカーシェアリングがだいぶ普及してきました。スマホで簡単に予約できます。首都圏はステーション数も多いです。今の自宅の近くにもタイムズのステーションがあります。

カーシェアリングを利用すれば、実質車を所有しているようなものだから買わなくても大丈夫だよと説明し、とりあえずは納得してもらいました。

が、「実質車を所有しているようなもの」というのは言い過ぎですねw

ステーションから自宅まで歩いて5分くらいかかるとしたら、結構面倒です。他の人が利用中で乗りたいときに予約できないかもしれません。チャイルドシートを都度設置するのも大変です。

などなど考え出すと、結局「やっぱり車欲しい。買って!」と言われる可能性が結構あるんじゃないかと想定しています。

私は頑なに非所有派ですが、妻がどうしても生活に必要と言うのであれば、数百万円払うくらいの甲斐性はあります。

家を買うことはほぼないです。そこは完全に考えが一致してるので。賃貸の方がいいよねと。買うとしても老後です。年を重ねると賃貸契約してもらえないケースがあると聞くので。

ただ、車は買う可能性がゼロじゃない。数年後に欲しいと言われるリスクをすでに見込んでます。そもそも子どもできるかわからないけど、仮にできたら要求される確率は50%くらいか。

横浜銀行のマイカーローンが良さげ

そこで、前もって購入シミュレーションをしてみました。車種ではなくファイナンスについて。マイカーローンってどんなもんなやろうと思い。

ググって調べたのですが、結論としてはマイカーローンはあり。特に銀行系のローンはかなり低利の優良商品があります。

具体的に言うと、横浜銀行のWeb契約のマイカーローンがよいと思いました。変動ながら金利は0.9~2.4%。新車でも中古車でもOK。興味あればググってみてください。

勤続10年になるし、そこそこ属性は良い方だと思います。もしかしたら1%台で借りれるかもしれません。上限の2.4%でも許容範囲内です。

大企業は0%台の超低利でファイナンスしてますが、それは数百億円というボリュームがあり、またローン以外の付き合いもあるからなせる業です。

相対的に信用の薄い個人が1~2%台でファイナンスできるならかなり良い案件と感じます。

もし車を買うことになったら、横浜銀行のマイカーローンを使うことにします。

良い借金とは?

たとえ車両代金を一括支払いできるだけの十分な預金があったとしても、低利ならばローンを組んだ方が合理的と考えています。

私たちは期待リターンがプラス(7%~)の株式に投資しているので、その発想はより重要です。特に今は低金利なので、いくらか借金してでも株に投資する価値があります。アメリカ企業が借金して自社株を買ってるように。

フルインベストの場合、株を売却して車を買うとなると、その運用機会損失は無視できるものではありません。

借金に対する考えは人それぞれで、絶対に嫌という人もいるかもしれませんが、利率2%程度であればローン組めるなら組んだ方がよいと個人的には思いますね。

車を買うために借金するというよりは、米株を買うために借金するという発想です。資産の期待利回りが、負債の調達利率より高いのであれば、それは基本的には「良い借金」だと言えます。

収入が安定しているサラリーパーソンは、住宅ローンなど低利で借金できるチャンスがある点がすごく恵まれています。借金=悪と先入観を持たず、信用を金に変える機会があるなら利用するのも全然ありです。