世の中の変化、特にテクノロジーの進化が早い時代。長期投資と言えども、30年後の社会を予測するのは至極困難。
10年先を考えるで精一杯ではないでしょうか。アップルはこの先10年は安泰と思いますが、30年後と言われればわかりません。
株式投資は何も一度買った株を永久保有する必要はありません。次の10年の勝ち組を選び、将来業績が落ち目になったと思えば売ればいいわけです。で、次の勝ち馬に乗り換えればいい。
低金利環境では所謂テーマ株が強いです。今のトレンド、モメンタムに乗れば儲かる可能性が高い。今後も低金利が続くと予想するならば、いま勢いのある銘柄の成長スピードが落ちると、敢えて考える理由はありません。
昨日、直近10年の株主リターンが高い銘柄を紹介しました。これらの銘柄が2020年代も市場をアウトパフォームすれば、20年間も平均以上の成績を残すことになります。
市場の流れに乗るとは言え、1企業が20年も高パフォーマンスを続けるだろうか。平均への回帰という言葉もあります。
そこで、ちょっと期間を短くして直近5年間(≒2016年~2020年)の株主リターンが高い大型株で先の記事のランキングに出てこない銘柄をいくつか紹介します。
時価総額1000億ドル超の大型株中心ですが、一部それより規模の小さい企業もピックしました。
この5年で伸びている企業は、次の5年10年も伸び続ける可能性が高いのではないでしょうか(金利が急騰しないことが大前提ですが)。
%は直近5年間の年率リターン(配当込み)
ショッピファイ(SHOP):133.7%
スクエア(SQ):94.4%
サービスナウ(NOW):59.8%
ラム・リサーチ(LRCX):56.4%
ペイパル(PYPL):51.7%
オートデスク(ADSK):43.7%
KLAテンコール(KLA):41.5%
ソニー(SNE):40.3%
インテュイット(INTU):34.7%
インテューイティブ・サージカル(ISRG):32.7%
ゾエティス(ZTS):31.6%
ツイッター(TWTR):31.6%
キャタピラー(CAT):29.9%
クアルコム(QCOM):28.4%
ムーディーズ(MCO):28.1%
エスティ・ローダ(EL):26.8%
エドワード・ライフサイエンス(EW):24.0%
ストライカー(SYK):21.4%
(ソース:macrotrends)
1位のショッピファイはカナダのECプラットフォーム。アマゾンの脅威になりつつあるでしょうか。財務データもチェックしてみようかと思います。
ペイパル。この企業は凄い。最近、FY20の決算データを見てたんですが、GAFAを超える成長ペースです。無配だけど自社株買いは結構実施してます。ペイパル使ったことないから、何が凄いのかようわからんが。
ソニーの業績が復活しているというニュースを最近よく見かけましたが、投資パフォーマンスもかなり高いですね。プレステ5もバカ売れのようで。
オートデスクはピーター・リンチが著書「ピーター・リンチの株で勝つ」でベタ褒めしていた企業だな。この本が出版された2001年からもう20年経つわけですが、今でも優秀企業というわけか。
やはり、伸びる企業は伸び続ける可能性が高い。長期投資は順張り発想の方が成功するんだろうと思います。