優良企業の株式を長期間保有し続ければ、手堅くしっかり儲けることができます。優良株と言っても個別株投資は判断に迷うので、米国株インデックス投資が最もお勧めです。
S&P500やNYダウに連動するETFや投資信託を、辛抱強くホールドし続けて分配金再投資までしっかりやっていれば、普通のサラリーマンでは達成できないような億単位の資産を築き上げることができると思います。
株価は長期的には右肩上がりですから。それは今後も変わらないでしょう。
ウォーレン・バフェットはニュースのインタビューでこんなこと言っています。
私はダウが10万ドルに達するのを見ることはできないだろう。
しかし、あなたはこれをみることができるだろう。あなた=ニュースキャスターのジョー・カーネン氏
バフェットは自分が生きている間に、NYダウが10万ドルになるのは無理だろうと語っています。でも、いつか10万ドルには達するだろうと言っています。あなた(ジョー・カーネン氏)がそれを見れるってことは、そんな途方もない遠い未来ではないということです。
NYダウが10万ドルってことは、今の約5倍です。今NYダウ連動ETFに100万円投資している人はほったらかしておくだけで資産は500万円までに増えるということです。分配金を再投資していれば資産額はもっと大きくなるでしょう。
なぜ、株価はここまで右肩上がりなのか?
なぜ、長期株式投資は儲かるのか?
その根拠として、資本主義の仕組みが挙げられます。常に、株主リターンを求められている株式会社には高い利益を創出するインセンティブが与えられています。
社会に価値貢献して、たくさんお金を稼げば贅沢な楽しい生活を送れるので、みんな頑張ります。
最近の新入社員は退社時間、休日を重視するどちらかと言えば草食系な人が多いそうです。
(まあ私も十分草食系ですが。)
でもだからって、人間としての感情・欲望には何ら変化はないはずです。人間の本能的な感情なんて数世代で変化するものではありません。
美味しいもの食べたい、いい家に住みたい、美しい景色を見たい、綺麗な女性をゲットしたい、金持ちになりたい、とかいう欲望はみなが持っていることです。そういう人間心理をうまく活用する仕組みとして、資本主義という社会のルールが採用されてここまでうまく機能しています。
資本主義経済が高度で豊かな経済を生み出してきたわけですが、その仕組みに貢献しているのは人間心理だけではありません。借金、レバレッジも経済成長に大きく貢献しています。
資本主義では経済は基本的に右肩上がりで成長していくと言われますが、その成長に拍車を掛けているのが借金です。借金をしてレバレッジを掛けることでギアが1段上がり、ビジネスのスピードが早まります。
レバレッジをかけると万が一ビジネスに失敗して損を出すと、その損失はノーレバレッジの時に比べて大きくなります。なのでレバレッジを掛けることは、リターンを大きくしますがリスクも大きくします。
ただ、株式会社全体としては利益が出ています。黒字会社の全利益から赤字会社の全損失を差し引くとプラスになるはずです。ミクロでみるとレバレッジで損失が拡大して苦労している会社もあるでしょうが、マクロで見るとレバレッジは経済全体の利益を押し上げています。
S&P500がここまで右肩上がりなのは、借金の力も大いに貢献しています。借金と聞くと、なるべくしない方が良い、早く返済すべき、無借金経営が良いという意見も聞かれますがそれは違います。
ファイナンス論的に考えても負債コストは株主資本コストより安いです。安易に増資をして資本を調達することは株主利益の棄損に繋がります。優良成熟企業ほど社債など負債での資金調達を先ず考えるものです。
1971年に金本位制度が廃止され、経済の仕組みにインフレが内在されるようになってからというもの、借金やったもん勝ちになりました。借金はしたほうが得なんです。ビジネスが利益を上げていることが大前提ですが、ドンドン減価していくマネーを無駄に持つのではなく、それを借りる者が経済的に豊かになっていくんです。
お金なんて所詮幻想なんです。
預金準備率次第ですが、銀行は100の預金に対して1,000の貸出が可能です。社会科のお勉強ではこれを「信用創造」なんていう仰々しい単語で学びます。あなたは忘れているかもしれませんが、かつて学校で勉強しているはずです。
「信用創造」なんて如何にも銀行ビジネスの仕組みを説明しているように見えますが、こんなのお金が幻想であることをはっきり宣言しているようなもんです。だって、銀行は100万円の預金に対して1000万円以上の貸出ができるわけですから。
無から有を生み出している感じですね。
なんで無から有を生み出せるかというと、お金が幻想だからです。
金と交換できない現代のお金なんて、その存在基盤はとってもファジーです。
資本主義経済は借金の力を使って拡大していく仕組みです。
さて、ここで資本主義社会で豊かに生きるために大切なことがあります。
それは、借金を使った経済拡大の波に乗る必要があるということです。ここは非常に重要なポイントだと思っています。
世の中競争です。厳しいかもしれませんがこの社会は競争社会です。競争に勝って金持ちになった人が、高級ホテルで昼からステーキ食べれるんです。競争に勝った人が、お金に縛られない自由な生活を送れるんです。
だから、その競争のルールを知ることは大切なことだと思います。
資本主義のルールが書かれた取扱説明書を読めば、はっきりと書いてあります。
「借金を利用しなさい」と。
借金を利用する側にいるのか、利用しない(できない)側にいるのか、両者の差は時が経過すればするほどドンドン拡大していきます。
あなたは借金してますか?
借金しないと資本主義の経済拡大の波に乗れずに、置いてきぼりにされて貧乏になってしまいますよ。
あなたも早く借金したほうがいいですよ!!
こう書くと、こんな声が聞こえてきそうです。
いやいや、信用のない個人が借金なんてできねーよって。
そうその通り。
私も低利で借金できないか検討しましたが、無理だな~と思って諦めつつあります。
でもね、大丈夫なんです。
あなた自身が借金しなくても、間接的に借金をして(しかも超低利に!)豊かになれる術があるのです。
それが株式投資です。
株式投資をすれば、必然的に間接的に借金をすることになります。
だってそうでしょ、あなたの投資先企業は無借金経営ではないはずです。
あなたが米国の優良企業へ投資しているなら、その企業はしっかり借金しているはずです。負債で資金をファイナンスしているはずです。しかもその負債は、優良企業の高い信用力を活かして超低利で行っているわけです。
別にあなた自身が借金しなくても、株を買うことで借金できます。株式投資が長期で大きく儲かる理由の一つとして、この借金が挙げられます。
預金でほったらかしにしておくのと、優良株でほったらかしてにしておくのとでは、将来の資産額には雲泥の差が付きます。
それは、株式投資とはリスクを取って企業の生産活動に参画して利益を享受するからってのもありますが、それだけではありません。株式投資を通して間接的に借金することで、結果として資本主義経済拡大の波の乗れるからっていう理由も大きいです。
自分自身の労働だけでは豊かになれません。
株式投資をすることで、投資先企業の何万人もの従業員があなたのために働いてくれます。
っていう表現よく見かけます。
そう、これはこれで事実だとは思います。自分の労働だけで豊かになるのは難しいです。労働収入を株式資産で運用することで、経済的に大分楽になってきます。それは事実。
ただ、自分以外の従業員が働いてくれるから、それがレバレッジとなって株式投資で豊かになれるという説明はちょっと腑に落ちません。所詮、自分の労働収入程度で買える持分程度の利益しか享受できないのですから、そこにレバレッジの要素があるとはあまり思えません。
株式収入が労働収入よりも高い成長率を期待できるのは、株式投資には借金によるレバレッジ効果が内在されているからだと思っています。借金の恩恵をしっかり受けることができるからこそ、株式投資をしている人は労働収入だけの人よりも豊かになれる可能性が高いです。
現代の資本主義のルールを考えれば、借金はしたもん勝ちです。そして、その借金をする最も手っ取り早い方法が住宅ローンではなく、株式投資です。
S&P500ETFを買った瞬間、あなたも間接的に借金を抱えることになるんです。それでいいんです。借金を怖がる必要はありません。借金の恩恵のおかげであなたはこれからドンドン豊かになれると思います。
借金って無分別にいくらでもすればいいもんでもありません。無借金経営は褒められたものではありませんが、経営に不安が出るほど過度な借金もダメです。こういったバランスシートのコントロールを資本政策と呼びます。
資本政策は圧倒的に米国企業の方が得意です。配当、自社株買い、社債発行などを活用して常に最適な資本構成を考えています。
借金の恩恵をしっかり享受して資本主義社会を豊かに生きていくために、これからも米国株投資を続けましょう。
借金抱えてリスクを取っている側(株式投資をする側)、無借金で悦に入っている側(預金ばかりしている人)、資本主義社会で豊かになれるのは確実に前者です。
借金しないとね、何て言うか、資本主義経済の仕組みの内側に入れないと思うんです。外側から眺めて「あ~、あいつらドンドンお金持ちになって羨ましいな~」とボヤいている側にいたくないですよね?
あなたも資本主義経済の内側に入って、ドンドンお金持ちになって人生を楽しく生きたいですよね。
だったら、しっかり株式投資を続けるべきです。
株式投資を通じて常に借金していきましょう。
借金は経済的に善です。
今日も例のS&P500ETFの買い増しをしました。
また一歩資本主義社会で豊かに暮らすことに近づいたかな。
お、いいですね!
S&P500は最高値付近にありますけど、こういう時も少額からコツコツ投資できるのがフリーETFのいいところです。
私は50万円単位で投資してますけど、本音ではもっと小刻みに投資したいんです。
でも、、楽天証券の外国株購入手数料が高いからさ・・。
素人目で見ても米国株に割安感はありませんが、金利が低いので割高とも思いません。
てかわかりませんw。
コツコツ投資を続けるが正解だと思います。
為替の問題もあるので、米国株投資はドルコスト平均法がよいと思っています。
最近バフェットは「ダウは100年後には100万ドルまで上昇する」と述べていましたね。
これに関する記事も期待しております(笑)
はい、もちろんそのニュースもチェックしてますよ。
チェルシーさんの予想通りこのネタで記事書こうと思っています。
読まれてますね笑。
証券会社にもよりますが、今は年利3%で無期限で信用取引(一般信用)が出来るので非常に恵まれた投資環境だと思います。
しかも、8割に掛け目は付くものの持ち株を担保に信用取引出来るので、バリュー投資には最高だと思います。
二階建てとかレバレッジ全開など無謀なことをしない限りは、破綻することもないでしょう。
ロバート キヨサキは、カードローンで最初の物件を購入したらしいですが、その時代よりはだいぶマシになってると思います。
確かに一般信用で3%は恵まれていると思うべきですかね~。
自分の会社の超低利な社債金利とか見ていると、ついつい3%が高く見えます。
もちろん個人と企業を比較できるわけではありませんが。
株式の期待リターンを7%とすると、うち3%を利息で持っていかれるのは痛いかな~とか思います。
今は信用取引よりもレバレッジETFに興味があります。
>ロバート キヨサキは、カードローンで最初の物件を購入したらしい
半端ない勇気ですね。
私は今のノーレバ株式投資がちょうどいいのかもしれません。
ビビりな性格ですし、自分のリスク許容度は思ったほど高くないんだなと思う今日この頃です。
レバレッジETFはヘッジコストがそれなりにかかってますから資産がガリガリ削れ、長期保有には不向きなので注意が必要ですよ。オプションがわりの短期のヘッジとして使うと良いと思います。
信用買いでも配当調整金があり、私の場合はその利回りの方が高いので、差し引きマイナス金利ですよ。笑
持ち株と同額の信用買いをすれば期待リターンが7%でもレバレッジで14%になるので長い目で見たらおススメだと思います。ディープバリューな銘柄じゃないと値下がりのリスクも高くなりますが。
レバレッジETFは長期保有に不向きだとよく言われますが、最近そうでもないかもな~と思ってきました。
ROKOHOUSEさんという方のブログが大変勉強になるので、もしよかったらどうぞ。
レバレッジETFの本質は逆ドルコスト平均法だという説明は分かりやす過ぎて感動しました。
手段の違いはあれど、期待リターンが長期的にプラスの資産に対してレバレッジをかけて投資するのは経済合理性があると思っています。
ただ、個人は低利で借金できないよな~と諦めていました。
贅沢言ってるのはわかっていますが、利率1%くらいで負債調達できると理想です。
レバレッジETFが最近自分の中でホットなネタですが、のぼるさんは信用取引派なんですね。そのご意見も参考になります。
レバレッジETFは人気が出ればその分、原資産の株価のボラティリティは上昇するため、長い目で見ると人気になるほど儲かりにくくなるジレンマがありそうですね。
縁起悪くて申し訳ないですが、私はこの先10年くらい、米国株は横ばいか下落するシナリオも全くあり得ない話では無いと思ってますよ。なぜなら、トランプリスクがあり、トランプリスクもあるからです。笑
原資産の価格が上がれば上がるほど、高い値段で先物を買うことになります。
ROKOHOUSEさん的に言うと「逆ドルコスト平均法」。
そうであるとしても、長期で右肩上がりが期待できるS&P500やNYダウだとそれも問題ないと言えます。
ただ、その性質上横ばいの相場では損失になる可能性が高いです。
なので、この先10年は横ばいか下落というシナリオならレバレッジETFは選ばない方が良さそうですね。
この先10年、横ばいか下落って演技悪いですねw。ポジティブにいきましょ!w
トランプさんはビジネスマンですから、きっと株主利益にはプラスなる方向に持っていってくれると信じてます。
財政赤字は心配ですが、そこは基軸通貨のチート力を使って乗り越えて欲しいです。
こんばんは
一月ほど前にご紹介した、ROKOHOUSEさんのブログ……自分には消化不良なレバレッジETFの話題をいつかHiroさんが記事にされるのを楽しみにしてます。
偶然ですが、たぱぞう様がレバレッジETFをポジティブな視点で記事にされてました。
https://www.americakabu.com/entry/SPXL
投資に絶対的な正解が無いですが、リスク許容範囲でレバレッジ投資も選択肢になる方々もいると思います。
レバレッジETFの分野こそ、感情に左右されないロボアドバイザーやAI自動投資と親和性が高いかもしれませんね
ありがとうございます!
私もYabochanさんと同じく消化不良なので、コンテンツにできておりません(笑)。
難しいですよね。
のぼるさんのコメントも読んで、信用取引とレバレッジETFの性質の本質的違いがよくわからなくなってきました。
まあレバレッジをかけて投資をするという点は同じなわけですが・・。
たぱぞうさんの記事はもちろん読んでます~。
おっしゃる通り、どこまでリスクを取るか。ボラティリティを受け入れるかですね。そこに尽きます。
長期投資家にAI運用は不要だと思っていたのですが、確かに長期投資家ほどAIが必要なのかもしれません。
感情が揺さぶられない冷静な運用を続けるためにも。
商品は選びはAIなしで全く問題ないですが(S&P500ETFなどを選べばいい)、長期的な買い増しは確かにAIの方が向いてそうです。
ていうか、これはネット証券のつみたて設定をすればいいだけかな・・。
レバレッジETFをAIに任せるとちょっと怖いかもしれませんね(笑)。
でもレバレッジETFだからこそAIに任せた方がいいのかもしれません。
SPXLの値動き毎日見てますけど、まあ激しいですよ・・。