転職して給料上げたいなら、とにかく儲かっている企業に狙いを定めるべきです。労働集約的ではなく資本集約的だとなおよし。

当たり前だけど金がたくさんないと高い給料も払えません。高収益で高い給料を払ってくれる企業は、厳しい条件を提示しても良い人材が集まります。だから、高スキル人材=高収入となります。

高学歴、高スキルは収益性の高い会社に潜り込むための手段です。スキルがなくても面接で上手く立ち振る舞って、潜り込めたならそれはそれでOKではないでしょうか。

優良企業というのは高収益企業と考えた方がいいです。それは有報などの財務データを見ないとわかりません。就活生の人気企業ランキングなんかを当てにしてはいけません。

世間的にも知名度が高く、学生からの人気も高い企業なのに、そんなに良いビジネスを持ってない会社って結構あるじゃないですか。売上高はウン兆円あるけど、営業利益率は5%、ROEも5%みたいな。

普段、アップルやマイクロソフトの財務データを見ている私としては、ROE5%の会社なんて怖くて応募もできません。でも、日本にはそんな上場企業は山ほどありますね。

株主にとっての優良企業=従業員にとっての優良企業、である可能性が高いです。

株主がしっかり儲かっていれば、資本家から経営者に対する圧力が緩みます。すると経営者から従業員への圧力も弱くなります。結果として、ホワイトな就業環境で高給を頂くことができます。

ただ、日本企業って株主にとっては大して優良企業ではなくても、従業員にとっては優良企業になっているところも稀にあるなと思います。良いか悪いかは別として、そういう企業に従業員として潜り込むのはありかもしれません。株は買わない方がいいと思うけど。

不思議なんですよね。ROE5%程度で大して株価も上がってないにもかかわらず、従業員の平均年収1000万円とか。

ただ、そういう企業を見極めるのは難しいし、判断を誤るリスクもあります。基本は投資家目線で優良企業と言えるしっかり利益の出ている会社の方が、従業員としても過ごしやすいと思います。