セブンイレブンの商品がちょくちょく炎上しているのを見かけます。底上げ弁当、ハリボテサンドイッチなど。見た目は立派だけど、中身はしょぼい、こんな商品で金を取るなんてふざけんな!って批判ですね。
ひろゆきもYouTubeで、あれは不誠実ですね的なコメントをしていた記憶があります。
ただ、私はこの件についてちょっと違う意見を持ってます。暇なのでそんな自分の考えを書こうかなと思い。まあ、ただの雑談です。
セブンイレブンって民間の営利企業なわけですよ、当然ですが。そんな企業が顧客に対して不誠実な行為をし続ければ、自分がしっぺ返しを受けます。つまり、お客さんが減って業績が低迷するということです。
コンビニのような単価の低い商売はリピーターが重要です。スタバが儲かっているのは良質な顧客体験を提供することで、割高でも何度でもお店を訪れるリピーターを量産しているからです。私もその中の一人です。
お客さんを満足させられないと、リピーターになってもらえません。値段の割に量、味の劣る商品を売ってしまえば、セブンイレブンは大切な顧客を失います。
当然、セブンイレブン側もそれを理解しています。セブン本社のマーケティング、商品開発なんて超優秀な社員が揃っているはずです。今はネットですぐに悪評が拡散する時代でもあるし、何も考えずに弁当の底上げやサンドイッチの具材の量を決めているとは思えません。
そんなアホなわけがない。利益が最大化するように綿密に戦略が練られているはずです。その上でのああいう商品開発なわけです。
つまり、多少こっそり量を減らしてそれがネットで拡散されようとも、お客さんは減らないと踏んでいるわけです。実際、コロナ禍でも業績は堅調ですよね。
お客さんの不満が溜まり過ぎると、スーパーや他のコンビニに市場を奪われて業績が落ち込むリスクがあります。
そういうマーケットの鉄槌をくらうリスクを背負った上で、セブンイレブンは弁当やサンドイッチの量を減らしているわけです。それは一民間企業の経営判断です。周りがとやかく言うことじゃないと私は思います。嫌ならセブンで買い物しなきゃいい。
なんで、セブンイレブンは業績に与えるリスクを抱えてまで、あんな姑息な商品開発をしているのか。せざるを得ないのか?
それは、良質なモノに高い値段を払う習慣が根付いていない私たち消費者のマインドを理解しているからだと思います。値上げする方が顧客体験を損なう。値上げするくらいなら、悪評リスクを負ってでも量を減らして価格を据え置いた方がいいと判断しているのではないでしょうか。
1987年生まれの私は好景気、インフレの時代を全く知りません。むしろ、不景気でデフレという暗いニュースを見ることが多かったです。うちの父親は平成バブルの際にリストラに遭いました。
デフレは政治の問題です。日本は財政拡張的な政策を取るべきタイミングで、しばしば緊縮財政に舵を切りがちです。消費増税もそうですが。節約=善という発想が背景にあるのでしょうか。理由はよくわかりませんが、政治の責任は重いと思います。
政治の失敗
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デフレ経済
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値上げを受けいれない消費者マインドの醸成
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セブンイレブンのハリボテサンドイッチ、底上げ弁当
こういうロジックではないでしょうか。セブンイレブンが悪いんじゃなくて、日本の政治が悪いんだと思ってます。