弊社CEOの推薦図書ということで、以下を読み進めています。面白いですよ。まだ3分の1くらいしか読んでないですが。

CEOなら2030年にどんなテクノロジーが生まれているのか興味を持つのは当然。というかそれが仕事とも言えます。CEOにとって2030年の未来は自分事して捉えることができます。

しかしながら、一従業員はそこまで意識高く未来を想像するモチベーションは普通はありません。もちろん、直接ビジネスに関係なくとも、本なんて興味心で読むものではありますが。

ただ、私は自分事としてこの本を読むことができています。労働者としてではなく投資家として。

ここが株式投資をやるメリットの一つだと思います。

労働者としては一つの組織に勤めることしかできません。身は一つですから。半導体業界で働いてる人は、今後10年で半導体業界がどう変わっていくのか、自分事として考えるはずです。でも、タバコやヘルスケアの未来にはさほど関心を持てないでしょう。

一方で、投資家は色んな業界に身(カネ)を置けます。そうやって分散することが投資の原則でもあります。

私が投資しているセクターを列挙すると、飲料、菓子、たばこ、輸送、金融、ヘルスケア、テクノロジー、小売り、半導体、フードチェーン、メディア、石油などがあります。非常に多岐に渡っていますね。ETFも含めると、世の中のすべての業界に投資しているとも言えます。

どちらかと言うとテクノロジーを生み出す側というよりは、利用する側が多いでしょうか。

いずれにしても、今後10年でどんなテクノロジーが生まれるのか、またそれが投資リターンにどう影響するのかについて無関心ではいられません。なぜなら、自分の経済に直結することだからです。

株式投資をすると情報をキャッチするための脳内アンテナの数が増えます。情報感度が高まります。

そうやって日々情報を仕入れることで、より知識が増えていきます。その知識が新たなアンテナになるという好循環が起こります。

マクロ経済もそうです。米株を持ってなかったら、アメリカの金利や為替なんてほとんど気にしないのではないでしょうか。投資をやっていると、特に金利からは目が離せなくなりますね。

インフレ指標、雇用統計、ISM製造業景況指数なんかも株をやってないと興味の持ちようがないです。

投資家として気になるから基本的なマクロ経済指標は大体把握しています。それが結果として、本業の経理の仕事に生かせる面もあります。

・労働者ではなくオーナーとしての視点を持てる
・一つではなく複数の業界からの視点を持てる

結果として、あらゆる情報を自分事として吸収できて知識が増える。

株式投資を続けるメリットだなと実感しています。