※2019年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はブラックロック(BLK)をご紹介します。

基本情報

会社名ブラックロック
ティッカーBLK
創業1988年
上場1999年
決算12月
本社所在地ニューヨーク州
従業員数16,200
セクター金融
S&P格付AA-
監査法人Deloitte
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

運用資産(AUM)情報

商品種類別構成比

AUM時系列推移

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

業績

キャッシュフロー

株主還元

連続増配年数

10年

過去10年の配当成長

年率+15.5%

この10年で配当は4.2倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2010~2019):+10.9%
過去20年(2000~2019):+20.6%

バリュエーション指標(2020/3/10時点)

予想PER:15.0倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.5% 最新情報はこちら

コメント

ブラックロックはAUM(運用資産残高)6.0兆ドルを誇る世界最大の資産運用会社です。AUM残高ではブラックロックが首位で、2位にバンガード、3位にステートストリート、4位にフィデリティが続きます。

世界100カ国以上の顧客に資産運用サービスを提供しています。収入の65%が米国、30%が欧州中東です。

iシェアーズという有名ブランドを有しています。2009年に当時業界トップだったバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を買収し、iシェアーズを継承しました。2019年末時点のiシェアーズETFの運用残高は2.2兆ドルでAUM全体の約30%を占めます。過去5年間のAUM成長率は年10%。

あなたもiシェアーズETFのお世話になっているかもしれません。S&P500連動のIVVや高配当系のHDV、好配当のDVY、北米を除く先進国株に投資するEFA、新興国株に投資するEEMなどがあります。他にはIXJ(ヘルスケア)やKXI(生活必需品)などのセクターETFもあります。ブラックロックのETFを活用すれば、世界中のあらゆる資産クラスに低コストでアクセスすることができます。

資産運用ビジネスはスケールメリットを得ることが重要なので、信託報酬を下げてでも顧客資金を惹きつけようとします。コスト競争は過熱しています。

財務データを見てみましょう。

FY19末のAUMは7.4兆ドルでFY18末の6.0兆ドルから1.4兆ドル増加。純流入+0.4兆ドル、時価変動+1.0兆ドルでした。

FY19の売上高は145億ドルで前年比+2%。北米で4%増収も欧州が減収となりました。FY19の純利益は56億ドルで前年並み。

キャッシュは潤沢。営業CFマージンは過去5年平均で23%ほど。

配当は金融危機が落ち着き始めた2010年以降から毎年増えています。自社株買いも多く、概ね配当総額と同額の自社株買いを毎年実施しています。総還元性向は80%~90%ほど。