ルール1「絶対に損をしないこと。」
ルール2「ルール1を絶対に忘れないこと。」
これはバフェットが掲げる投資の原則です。シンプル過ぎて突っ込めない。そりゃそうだろうという感じです。
バフェットも失敗して損していることもあるので、あくまで全体として損しないという意味だと解釈しています。投資に限らずリスクを取って行動する時は失敗して損することもあります。失敗を過度に恐れて行動しないと時間だけが過ぎ去っていきます。
しかし、投資で失敗すること(=損すること)を何としても避けたいケースもあります。それがNISA口座での投資です。
なぜなら、NISA口座は損益通算できないからです。特定口座で売却損が発生した場合、それは他銘柄の売却益(譲渡所得)や配当所得と相殺して税金を減らすことができます。NISAではそれができません。
利益は非課税にしてあげるんだから損失を他の所得とぶつけるまでは認めないよ、ってことです。
せっかくNISA口座の利益は非課税なんだから、ハイリスクな商品を選んで特大ホームランを狙うべきという見方もあるでしょう。もちろん実際に爆益が出ればその通りなのですが、そういったハイリスク商品は大きな損失が出るリスクも抱えています。
仮にNISA口座で特大の損失が出てしまった場合、それは他の所得と通算することはできずに垂れ流して終わりです。
それは何としても避けたいところです。私は数年前、高配当に惹かれてNISAでAT&Tを買って10万円以上の含み損で泣く泣く売却した経験があります。
NISAでなるべく多くの利益を出したくなるものですが、まず重要なのは損しないことです。
NISAでは配当よりもキャピタルゲインを狙った方が合理的ではありますが、コツコツとインカムで利益を確定させていくのも一つの作戦です。ただあまりに高配当な銘柄を買ってしまうと、過去の私のようになってしまうのでそこは注意した方がいいです。
配当を狙うにしても利回り2~3%くらいが丁度いいです。あとは長期的に損しづらいインデックスファンドを買うのも良い選択肢だと思います。
Hiro 様
当記事と前記事(NISAで米株、高配当株、ETFは不利な選択。それでも私がこれらを買う理由)。
両者を併せ読んでの今の感想は「新NISAの成長投資枠1200万(240×5)にはETF(VYMなど)がベスト」であります。
「いずれ売る」→「新NISAで永久保有」
こう決断した瞬間、人生後半に向けて見える景色がガラッと変わります。
すなわち新NISA成長投資枠への投資=『永久配当マシン』を手にすることなのだ!と(笑
コメントありがとうございます!
同じ意見です。
半永久的に非課税(米株は10%課税だけど)でインカムを得られると思うとワクワクしますよね。
個人的に気を付けようと思っているのは、高配当銘柄を買いたい気持ちを抑えて、長期的な増配力のある銘柄を選ぶことです。
10年後の配当を妄想しながらNISAで買い付けていきたいです。
Hiro 様
ご返信ありがとうございます。
> 高配当銘柄を買いたい気持ちを抑えて、長期的な増配力のある銘柄を選ぶことです。
なるほど。とくに若い人(=残る投資期間のたっぷりある人)にとっては重要事項ですね。
その点でもVYMは、配当と増配のバランスがとれていて(Hiroさんおっしゃるところの「跳び箱型」を具現)、投資家の世代を問わない万能ETFかと。
ところで、そのVYMの上位互換とも言えるSCHDが国内ネット証券で取り扱いが無いのが残念でなりません。
近いうちにSBI証券に要望を出してみようと思います。
(読者様へのご参考)
配当重視の投資家にオススメの4つのETF by Seeking Alpha
https://growrichslowly.net/best-dividend-etf-four/
ご返信ありがとうございます!
はい、今のインカムと将来の成長のバランスを取りたいですね。
国内ネット証券で買えない良質ETFは結構あります。
ご指摘のSCHDに加えてDGROも確か買えなかったはずです。
取り扱ってくれると嬉しいですね。