12日のNY市場の株価の動きです。
S&P500 | +1.4% |
NYダウ | +1.2% |
ナスダック | +2.8% |
一般消費財 | +1.9% |
生活必需品 | +0.6% |
エネルギー | +0.2% |
金融 | +0.1% |
ヘルスケア | +1.5% |
資本財 | +0.7% |
情報技術 | +3.2% |
素材 | +0.3% |
公益事業 | -0.1% |
10日、11日と株式市場は荒れましたが、12日金曜はハイテク株を中心に買い戻されました。公益を除くすべてのセクターで上昇。エネルギーと金融が弱い感じです。
この3日間(10日~12日)の株価の動きです。累計の欄は変動率を単純合計しているだけで正確ではありません。ご了承ください。
インデックス | 10日 | 11日 | 12日 | 累計 |
S&P500 | -3.2% | -2.1% | +1.4% | -3.9% |
NYダウ | -3.2% | -2.1% | +1.2% | -4.1% |
ナスダック | -4.4% | -1.2% | +2.8% | -2.8% |
セクター | 10日 | 11日 | 12日 | 累計 |
一般消費財 | -3.4% | -1.8% | +1.9% | -3.3% |
生活必需品 | -1.2% | -2.5% | +0.6% | -3.1% |
エネルギー | -3.5% | -3.4% | +0.2% | -6.7% |
金融 | -2.9% | -2.9% | +0.1% | -5.7% |
ヘルスケア | -2.4% | -2.7% | +1.5% | -3.6% |
資本財 | -3.3% | -2.6% | +0.7% | -5.2% |
情報技術 | -4.8% | -1.2% | +3.2% | -2.8% |
素材 | -2.6% | -1.2% | +0.3% | -3.5% |
公益事業 | -0.6% | -1.9% | -0.1% | -2.6% |
ハイテク株の暴落で始まった荒れ相場でしたが3日間の動きを見ると、公益の次に株価が持ちこたえのが情報技術(ハイテク)セクターでした。グロース株が相場を引っ張る展開はまだ続きそうですかね。バリュー株への資金還流が起こるのかな~とも思いましたが。
もっとも売られてしまったのがエネルギーと金融です。エネルギーは原油先物の下落、金融は長期金利が下落した影響でしょうか。10年債利回りは10日の3.23%から現在3.16%と若干下落しています。
大手金融機関の業績は好調ですし、金利上昇の流れが維持されるなら金融株はいずれ買い戻されると思います。
エネルギー株の未来はなかなか予想ができません。私が保有しているシュルンベルジェ(SLB)などかなり下落しているので買い増したい気持ちがあるのですが、なかなか自信が持てません。
みんな暴落暴落って言ってますけど、こうしてみると全然株価下げていませんよね。買い増ししたかったけど下げが緩慢だったので買えませんでした。もうちょっと下げてほしいぐらいですね。
たったこれだけの下げで騒ぎ立てるということは、結局みんな株価の上げ下げばっかり見ているってことなんでしょうね。明日も変わらず我々はお腹がすいたらマクドナルドのハンバーガーを食べ、のどが乾いたらコカコーラを飲み、ワードやエクセルを使って仕事をするというのに。
最初の1日がハイテクの下げだったので、このままの勢いで調整局面入りするかもな~と思いました。
が、実際は大して売られていませんね。ま、来週からどう動くか予断はできませんけれど。
金融の下げが大きかったでの、今月分の買付を行いました。
マーケットの大半は機関投資家ですが、彼ら彼女らは株価に振り回れる運命にあります。
仕事ですから仕方ありません。
株価を気にせず悠々としていられるのは個人投資家の特権ですね。
そこが個人投資家の強みです。誰からも短期リターンを求められていませんから。
機関投資家のファンドマネージャーも、「本当は長期で見れば大丈夫なのにな~」と心苦しく思っていることも多々あると思います。
それでも顧客が資金を引き揚げるならそれに応じるしかないから仕方ないです。
よほどの事がない限り凍結はしないですし。
こんばんは
VIXがジワリと上がってきてますね
来月の雇用統計や中間選挙でざわつく市場は、しばらく方向性が無くなりますかね、たぶん
11月後半から米国は休暇シーズンに……ポジション調整の売りも出やすいので、来月は安値で買えればラッキー…くらいに相場の下がりには冷静に考えるようにします。
今月買ったQQQの下がりが大きいので、世間はハイテク関連には悲観的かも。
XLPが良い感じにポートフォリオの地盤を支えてくれてるので…精神的にはニュートラルに相場の動きを見ていられます、今のところ
自分のポートフォリオだけでなくVIXの動きから、市場参加者の方向性などにも、興味を持って今後の流れを自分なりに考えてみたいと思います
いつも有難うございます
追伸
Hiroさんの記事を読んで、BLK、CSCO、CVSが欲しくなりました。
来月、CVSを加えるか自分なりに考えてみます
こんばんは。
政治の話題には疎くて中間選挙のことはあまりよくわかっていないのですが、WSJによると上院下院それぞれどういう結果になろうと株式相場には追い風だそうです。
年の後半は売られやすいですよね。税務目的での売却需要は無くなることはないし、一時的な需給関係から株価が下がるなら買いのチャンスかもしれません。
投資タイミングってホントにわかりませんよ。
PER等を確認して明らかに高いバリュエーションを避けることは投資家の責任かもしれませんが、短期的な株価変動ばかりはどうしようもありません。
どうしようもないのですが、10%も仮に下がったら利回り3%の配当3年分が吹っ飛んだな~とか考えちゃいますw。
まあ有り体ですが、長期的な視野でしっかりホールドする気概が必要ですね。
ハイテクには悲観的な意見が確かに多いです。だからこそ安心感を持てます。
決してイケイケドンドンではありません。
これほど皆が警戒心を抱いている中で、ハイテクセクターがバブルになることはないと思います。
少なくとも今のバリュエーションはいたってまともというのが、私の意見です。
短期的な株価変動は予想できませんが、今の株価でハイテク大手に投資しても十分報われると思います。
ちょうど今日の記事に書いたのですが、QQQとXLPといつも逆の動きとしてリスク分散効果が素晴らしいです。
P.S.
BLK、CSCO、CVSいいですね。
財務データで見るとCSCOが特に一押しです。欲しいです。
Hiroさん、いつも的確なコメント有難うございます。
CSCOが一押し……自分なりに考えて投資の検討してみます。
ハイテク関連と生活必需品の分散の記事…Hiro さんの心強い文章が私の素人ポートフォリオに自信を持たせてくれています。
ポートフォリオの分散で、バックテストツールを使って見つけたのが
QQQ, XLP, JNJの三種の組み合わせ。
とりあえず、20% 20% 60%の比率だと、VOOに勝てそうなシュミレーションになりました。
ハイテク、生活必需品、高配当な製薬会社を組み合わせると相性が良いかも。
自分の性格や年齢から……ディフェンスに厚みで強く、突破力のある攻撃力を持ったポートフォリオに育成したいです
いつも有難うございます
シスコのマークはたまに見ます。
電話会議システムやWeb会議をすると、あのシスコのアンテナみたいなマークが出てきます。
「あ~、知らず知らずのうちにシスコにお世話になってるんだ。」って思いました。
あまりビジネス的なことは詳しくありませんが、業績・キャッシュフローは素晴らしいです。
先日バロンズが「シスコとIBMはハイテク業界のキャッシュ製造マシンだ。」みたいなことを言ってました。
IBMは最近フリーCFが落ちてきていますが、シスコは相変わらずキャッシュ製造マシンです。
この1年で株価は上がっちゃいましたが、今でもなお配当利回りは3%あります。
製薬会社の株価も毎日見ていますが、やっぱボラティリティ高いです。
私が持っているアッヴィもそうだし、最近はブリストルマイヤーズの下落がえげつないです・・。
分散投資が欠かせません。が、キャッシュは潤沢で配当も多く魅力的です。
ポートフォリオ構成、悩みますよね。
米国株投資始めて3年ですがまだ固まってません。一生試行錯誤が続くと思います。
それも投資の楽しみかなと思ってます。過剰な売買は控えますが。
こんばんは
米ドルが少し安くなるタイミングで、資金の両替をしていますが……今夜くらい市場が値下がりするとQQQやハイテク株を買い増ししたくなりますが、じっと我慢してます。
株価も大事だけど、海外投資は為替も無視できないので……まずは、なるべく有利な為替で資金を米ドルに換金できたらラッキーかなぁ…と、考えます。
為替は長期的にインフレに対して中立と、Hiroさんの記事で良く見かける言葉を忘れずに……でも、市場が方向性を失っている時は為替に着目して少しでも有利に株を買いたいなぁと思います。
来週の市場もドキドキしますが、自分なりに判断して来月の買い増しに挑みたいと思います
いつも有難うございます
こんばんは。
下がると買い増ししたくなりますよね~。
ただ今までの経験から言うと、9割はさらに下落しますねw。
トレンドはあるし、底値を掴むのはかなり難しいと身をもって経験しました。
一種の娯楽というか楽しみを兼ねて、月内での底値を狙えればいいなくらいの気軽な気持ちでいます。
あと為替の影響もありますから、余計に難しいです。
>なるべく有利な為替で資金を米ドルに換金できたらラッキーかなぁ
そうそう、それくらいのゆったりした気持ちでいるくらいが丁度いいと思います。
そこが個人投資家のメリットです。資金を投資家から預かってちゃんとリターンを出さないとクビになる機関投資家とは違います。
為替は長期ではインフレと中立なのですが、株以上に理論価値に近似するのに時間が掛かります。
なので、やはり少しでも有利な相場でドル転できるに越したことはありません。
意外と調整は長引いていますね。
アマゾンの決算が響きました。そんなに悪い決算には見えませんが、PERが高いから仕方なしです。
一時的な調整に終わるだろうというのが、私の予想です!
ハイテク株のバリュエーションは高くないです。インフレ懸念はありますが。