以前、ホリエモンが「車を現金で買う奴はバカ」と言ってるのをYouTubeのショート動画で見ました。

果たしてそうでしょうか？

結論としては、低利（1％～2％台など）で借りれる人は現金ではなくローンで買った方がいいけど、ディーラーローンなどで比較的高利（4%以上とか）でしか借りられないなら現金一括で購入するのも合理的、というのが私の意見です。

去年の夏マイカーローンについて調べたことがあって、その時わかったことですが、横浜銀行のWeb契約のマイカーローンの条件が最もよくて金利は0.9％～2.4％でした。

この金利でローンを組めるなら、現金一括よりもローンを選択した方が経済的かなと思います。期待リターン5～7%の株式を取り崩して車を買うよりは、2%未満の低利で借金して株は持ったままにした方が合理的だと感じるからです。

ただ、ネットで検索して出てくる最優遇金利でお金を借りれる人は一部の属性が良い人に限られるのではないかと想像します。Web契約って審査が簡素化されている分、形式的に年収等で足切りする印象があります。

1%台の良い条件で銀行のマイカーローンを組むことは難しく、ディーラーローンに頼るしかない人もいるかもしれません。ディーラーローンって金利は結構高いし借入可能期間も短いですよね。

ディーラーのローン金利が仮に5%以上あるとすると、それはちょっと高いかなあと思います。もちろん消費者金融とかより全然ましではありますが。

5%いや4%以上でも個人的にはアウトかな。3%台ならちょっと悩むところ。金利が4%以上なら現金一括払いを選択すると思います、私なら。

特に私たちのように金融資産の多くを株や債券で運用している投資家は安易に現金一括を選ぶべきではなく、良い条件で融資が引けるなら積極的に利用した方がよいと思います。そういう意味で、ホリエモンの意見はまあ理解できます。

ただ一般論として、すべての人にとってローンで車購入が好ましいとは思いません。高い金利でしか借りられない人は現金一括が合理的になるし、あと株などで資産運用してない人は金利にかかわらず現金一括が合理的と判断できるケースもあると思います。

家を買うなら仮に1億円の現金があっても絶対ローンを組んだ方がお得です。属性に限らず審査が通るなら金利は明らかに低いし、あとローン減税も無視できない恩恵があります。

自動車ローンは税制優遇もないし、住宅ローンほどのメリットはありません。車購入では万人にとってローンが正しい選択とは言えず、現金一括で買うのが正しい選択になる人もいると思います。