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【PG銘柄分析】プロクター&ギャンブルは世界最大の日用品メーカー 連続増配60年!

   

※2016年度データ更新(2017/10/25)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はプロクター&ギャンブル(PG)をご紹介します。


   P&G財務情報

基本情報

会社名 プロクター&ギャンブル
ティッカー PG
創業 1837年
上場 1950年
決算 6月
本社所在地 オハイオ州
従業員数 105,000
セクター 生活必需品
S&P格付 AA-
監査法人 デロイト
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

事業構成

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

 

連続増配年数

60年

 

バリュエーション指標等(2017/10/24時点)

PER:15.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.2% 最新情報はこちら

配当性向:66% 最新情報はこちら

 

感想

プロクター&ギャンブルは”P&G”の名で有名な世界最大の日用品メーカーです。売上高7兆円以上、時価総額約25兆円の巨大企業です。

世界的に有名なブランドを数多く保有しています。

・パンパース(ベビー用品)
・アリエール(洗剤)
・ファブリーズ(消臭剤)
・SK-Ⅱ(化粧品)
・マックスファクター(化粧品)
・パンテーン(ヘアケア)
・h&s(ヘアケア)
・ジレット(カミソリ)
名前を知っている製品、実際に使っている製品も多数あるかと思います。

P&Gは人々の日常生活に深く入り込んだブランド製品を多数持っており、いずれも粗利率の高い製品です。追加の研究コストもそれほど多くは必要ではないと想像されます。

そんな高収益優良企業のP&Gですが、事業環境は良好とは言えません。米国の一般消費財販売量は減少傾向にあります。若いミレニアム世代は堅実な消費が特徴で値引きを求めがちで、家に備蓄する日用品の量も多くありません。

最近はカミソリのジレットを含むグルーミング部門が不調ですが、これは髭を伸ばすのが流行っているからだとメラーCFOは言っていました。(真偽は知りませんが。)

2016年に美容製品の一部を米コティに事業譲渡しました。

P&Gの過去10年分の財務諸表をチェックしました。

売上高はFY13まで800億ドル前後で安定推移していましたが、FY14からやや減収となり直近FY16では650億ドルとなっています。FY15はドル高の影響もあったでしょうが、FY16(2016年7月~2017年6月)は為替はそれほど悪影響していないと思われます。2017年はドル安傾向です。事業譲渡の影響もあって売上高が減少していると思われます。

粗利率は50%前後で高水準です。

FY16に純利益とEPSが急上昇していますが、これは一部美容製品を化粧品大手コティに譲渡したことに伴って事業譲渡益が発生しているためで一時的なものです。実績PERは15倍とS&P500を下回っているように見えますが、予想PERは20倍を超えています。割安感はありません。

キャッシュフローはとても安定しています。営業CF、フリーCFともに潤沢です。営業CFマージンは20%以上もあります。

最近事業再構築の必要性を迫られているP&Gですが、キャッシュフローを見る限り現在でも十二分に高収益であることがわかります。ここまで高収益でもアクティビストに狙われるあたりが、米国市場の凄いところだと感じます。これこそコーポレートガバナンスです。外部からの圧力がないと企業は変わらないものです。

株主還元も文句なしです。連続増配60年の配当王です。自社株買いにも積極的でここ5年間の総還元性向は100%を超えています。

プロクター&ギャンブルは長期投資対象として真っ先に名前が挙がる優良企業です。日本でもP&Gのブランドは普及しているので親しみを持ちやすい企業でもありますね。優良企業の名に相応しい美しい財務諸表だと思いました。

 - 米国株銘柄分析