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【PG銘柄分析】プロクター&ギャンブルは世界最大の日用品メーカー

   

FY18(2019年6月期)決算データ反映、コメント刷新(2019/9/5)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はプロクター&ギャンブル(PG)をご紹介します。

基本情報

会社名プロクター&ギャンブル
ティッカーPG
創業1837年
上場1950年
決算6月
本社所在地オハイオ州
従業員数97,000
セクター生活必需品
S&P格付AA-
監査法人Deloitte
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

62年

過去10年の配当成長

年率+6.5%

この10年で配当は1.9倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+7.4%
過去20年(1999~2018):+6.3%
過去30年(1989~2018):+12.6%

バリュエーション指標(2019/9/5時点)

予想PER:23.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.5% 最新情報はこちら

コメント

プロクター&ギャンブルはP&Gとして知られる世界最大の日用品メーカーです。売上高7兆円超、時価総額約30兆円超の巨大企業です。米国内売上が4割強でヨーロッパ等の米国外売上が6割弱です。

開示セグメントは以下の5つ
①Fabric & Home Care
(洗濯洗剤、エアケア等)

②Baby, Feminine & Family Care
(おむつ、ティッシュ、生理用品等)

③Beauty
(シャンプー、スキンケア用品等)

④Health Care
(歯ブラシ、サプリメント等)

⑤Grooming
(カミソリ等)

具体的なブランドとしては以下があります。

・パンパース(ベビー用品)
・アリエール(洗剤)
・ダウニー(柔軟剤)

・ファブリーズ(消臭剤)
・SK-Ⅱ(化粧品)
・マックスファクター(化粧品)
・パンテーン(ヘアケア)
・h&s(ヘアケア)
・ジレット(カミソリ)
・ブラウン(シェーバー)

P&Gは人々の日常生活に深く入り込んだブランド製品を多数保有しています。

最近はカミソリのジレットを含むグルーミング部門が不調ですが、これは髭を伸ばすのが流行っているからだとメラーCFOは言っていました。(真偽は知りませんが。)

財務データを見てみましょう。

FY18の売上高は676億ドルで前年比+1%にとどまりましたが、ドル高の逆風を受けており為替除く伸長率は+5%と堅調です。美容、ヘルスケア部門が伸びました。グルーミング(髭剃り)部門は▲5%のマイナス成長。ジレットは不調みたいです。

FY18の純利益は38.9億ドルと大幅減益。純利益率も6%しかありません。グルーミング部門ののれんと無形資産を減損しており、83億ドルの損失を計上した影響です。やはり髭剃りビジネスは不調ということですね。

なお、FY16に純利益とEPSが急上昇していますが、これは一部美容製品を化粧品大手コティに譲渡したことに伴って約50億ドルの事業売却益が発生したためです。

キャッシュフローは盤石。営業CF、フリーCFともに潤沢です。営業CFマージンは直近23%。

バランスシートを見てみましょう。総資産の80%が固定資産ですが、その半分以上は過去の買収によるのれんと無形資産です。のれんと無形資産で総資産の6割を占めます。のれんは主にグルーミング部門で計上されています。2005年にジレットを買収した時のものでしょうか。前述の通り、一部の無形資産等を減損しており総資産は減少しています。

自己資本比率42%でほどよくレバレッジを掛けた調達構成です。ここ5年で徐々に負債比率が上昇(自己資本比率が下落)していますが、自社株買いが効いています。

連続増配62年の配当王。自社株買いにも積極的でここ5年間の総還元性向は100%を超えています。

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